「Ken Yokoyama DEAD AT BUDOKAN RETURNS !」の巻 | ブログ 走攻 (SoCo blog)

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主に、音楽に纏わる事を綴るつもりです。
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(とかいって”お花がキレイ~!”とかUPしてたらゴメンナサイ)

2016.3.10 @日本武道館
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LIVE HOUSE 武道館(へようこそ、は有名なBOØWY時代の氷室京介さんの名MC)とは、まさにこのことで(現代のLIVE HOUSEでの状態)、モッシュ、クラウドサーフ(ダイブ)、ダンス、シンガロング、ストリップ?!(やってしまったものはしょうがない、とは健さんご本人談)、もんげー(変わらないコマさん愛)も?!と、まぁ凄い光景、ほんと普段のLIVE HOUSEでの健さんのLIVEと変わらないスタイルでの(但しマイク投げは除く。武道館という場所は規制が厳しく、危険だということで、禁止されていて、それは守ったと、どこか子供のようにも?誇らしげに言ってはったりもしました!)、ある意味、ごく自然体で、しかし特別な武道館という空間でのLIVE、というものを見させて、いや、今回はじっくりと拝見させてもらった、それも俯瞰(3階席の1番下手側武道館的には西エリアの斜め上から、ステージ、そしてアリーナの様子が同時に伺える、両方見えるなんていう席)で、という表現の方が正しいのかもしれません。

というのも、健さん8年ぶりの武道館でのLIVEは、実は僕にとっても8年ぶりの武道館でのLIVE体験で、大大大ファンの僕は、8年前はいちKIDS(精神的には、ね、いつまでもKIDS感覚でってことで!)、オーディエンスとして参戦し、アリーナ最前ブロックの凄まじいモッシュ&ダイブ、カオス状態の中での武道館LIVEを体験していまして・・・それから8年の月日が経ち、自分の番組ABCラジオ「ガチ・キン」にゲストに来て頂けて、そして、今回PIZZA OF DEATH RECORDSの方に招待して頂いて、関係者としてこの8年ぶりの特別な武道館でのLIVEを見させて頂ける運びとなったというわけで、なので、もちろんこの歴史的LIVEをより多くの方々、見れなかった人たちにもラジオを通して伝えることを使命とすべく、決して興奮、熱くなり過ぎず、冷静さをいかに失わずして、この健さんにとって、そして自分にとっても2度目となる武道館でのLIVEを見れるか・・・と、いうあたりにもかかっていたのですが、最後の最後、2度目のアンコールに、辛抱堪らず、叫んで、踊ってしまいましたが、それを除けば、比較的、スタンド指定席ということもあって、全編にわたって大人しく見れたと思います!(同じく、子供的な誇らしげさ!)

当のご本人、健さん自身も、もちろん久々の武道館でのLIVE、高揚はしてらっしゃったと思いますし、もの凄く楽しんではるように見えましたが、初めての時の方が、より喜んでいる、興奮していたかのように思い、今回は、再びこのステージに立てたことの嬉しさに加え、やはり、よりもっと発信、LIVEを通して伝えなければならない、伝えたい、という思い、気持ち、熱が8年分こもったLIVE、ステージではなかったかと思います。

そこには、やはり、前回の武道館の時との大きな違い、東日本大震災が起こってしまったということ、そして、前回から1度はオールスタンディングでの武道館でのLIVEはできなくなっていたのが、再びできるようになったということや、そこから今のLIVE事情や、音楽シーンの在り方、自分には何ができるのか、何を伝え、引き継いでいって欲しい、もらえるのか、そんな、シーン全体や、生まれ育ったこの国日本に対して、ロック、音楽で、パンクスがどこまでできるのか、何を残せるのか、というあたりにまで考えを及ぼした、踏み込んだ気持ちでの、あのでっかい日本の旗が掲げられている武道館でのLIVEではなかったかと思います。

ただ、それを一貫してシリアスなモードでもちろんやるのではなく、根底にはやはり健さんならではのユーモア、ゆるい所はゆるく、それも究極に(前述のストリップとか)、そして伝えたいところではビシッと刺さる一言とともに思いをこれでもかと乗せた楽曲を、武道館のステージでかき鳴らす、そんな熱、魂、そして愛を感じずにはいられない、大舞台でのLIVEにいつも以上に胸打たれました。

そして、セットリスト、曲の流れも、この曲の次これくるかー!!といった最高にシビれる流れがあって、例えば、STAY GOLD からの、「キャリアを更新できている証、そういう曲をやるわ」と言ってI Won't Turn Off My Radio であったり、日本の象徴でもある桜を唄う Cherry Blossoms を武道館で鳴らし、そしてオレたちは1つだと歌う We Are Fuckin' One へと想いを繋げるあたりに胸が熱く鼓動し、激しく波打ちました。

終演後、なんとグリーティングまであって、錚々たるミュージシャン、俳優さん、関係者の方々に混じって、その端くれとしてご挨拶もさせてもらえて、思わず、終わったばかりで、ようやく肩の荷も下りてホッとした、というところでもあるだろうに
「つ、つぎの Ten Years Flom Now も、ず、ずっと追っかけさせて、も、もらいます!!」
なんて言葉が思わず出てきて、健さんもやや苦笑い?的な感じに見えたりもしましたが、いや、ほんとにそう思える、ずっと追っかけたい存在、人、ミュージシャン、ギタリスト、パンクスなんですよ、横山 健さんという人は。

改めてそんなことを強く思い、そして色んなものを自分なりに受け取らせてもらった、
Ken Yokoyama「DEAD AT BUDOKAN RETURNS」
日本武道館での公演、いや LIVE でした!!
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