![]() | アイム・ウィズ・ユー 価格:¥ 2,580(税込) 発売日:2011-08-31 |
1stシングルを初めて聴いた時には、果たしてどうだろう?と思ったRED HOT CHILI PEPPERSの新作。
結論から言うと個人的には嫌いではない。
賛否両論あるとは思うが、これもRED HOT CHILI PEPPERSの持つ、RED HOT CHILI PEPPERSにしか持ちえない世界観のように思われる。
なんかもう1度聴きたくなる、癖になる感覚を持ったアルバムで、1枚を通して聴くべき作品で、抜き取った1曲では魅力が半減してしまうように思う。
歌詞の内容はファンタジーな感じというか、毎度のことではあるが比喩的な表現を多用し、何を言わんとしているのか汲み取りにくい所もあるが、想像力を掻き立てられることは間違いない。
変化を恐れず、ものともしないのがレッチリだ。
今まで幾多の困難も乗り越えて、辿り着いた10枚目のアルバム「I'M WITH YOU」
まさに、これからもレッチリと一緒にロックシーンの進化、変化を聴き続けていきたいと思える1枚である。
(昔のレッチリが良かった)、とか、(もっとファンクラップな要素を全面に出した曲が聴きたい)、(ジョンが抜けたことによって、またレッチリは迷走ゾーンに入った)、など色んな意見があってそれは当然。
そんな私も「MOTHER'S MILK」の頃のレッチリが大好きだ。
しかし、彼らはもうあの頃の悪ガキなのではなく、ロックによって成熟した大人の男性へと変貌したのであるから、音楽性が変わっていくのも必然というべきではないだろうか。
聴き手の我々も、レッチリに導かれ、ロックによって成熟していく時なのではないか、そんな気がしてならない、アルバムである。