生殺与奪の百貨店戦争 | 真空管のアナログ世界に魅せられて

真空管のアナログ世界に魅せられて

「温故知新」と言う言葉が有りますが、真空管は将にそんな存在だと思います。真空管を今では知る人も少なくなりましたが、デジタル全盛の今でも、真空管のアナログ技術を学び、真空管ラジオを楽しむ人は沢山います。私もその中の一人です。真空管を愛しむ想いで・・・・。

スーパーのダイエーが来年1月を期して、イオンの完全子会社に成るそうです。ダイエーは中内功(1922-2005)が1957年に大阪で「主婦の店 ダイエー」を開店したのが始まりでした。安売りで人気を博し、東京にも進出し、1972年度には三越を抜き小売業トップにも成りました。そのダイエーの屋号もイオンの完全子会社になることで消滅します。


奢る平家は久しからず


本日は百貨店の栄枯盛衰を神奈川の藤沢を舞台に眺めて見たく思います。


JR東日本藤沢駅の南口の小田急デパートの前の狭い場所にデパートが、4つも犇めいていました。今更ながら驚きです。


真空管のアナログ世界に魅せられて-藤沢
     小田急デパート

真空管のアナログ世界に魅せられて-藤沢
     十字屋の跡(右方)


現在は、CPAに衣替えしていますが、ここには衣料品を中心に商う「十字屋」が有りました。十字屋が2007年にダイエーに吸収され店舗は無く成りました。


真空管のアナログ世界に魅せられて-藤沢

     西武の跡(左方)


この場所には、デパートの西武が有りましたが、店舗面積が狭いなどの理由で撤退。現在は百貨店とは縁のない会社のビルに変身しました。


藤沢駅北口には、電機量販店「ビックカメラ」が有りますが、この場所には、藤沢最大のデパート、「さいか屋」がありました。


このJR東日本・藤沢駅の北口と南口の限られた地域で、「小田急デパート」、「さいか屋」、「十字屋」、「西武」のデパートが、生殺与奪の激しい競争をしていました。


さらに言えば、この「小田急デパート」も、かっては、「江ノ電デパート」でしたが、小田急の傘下に入り、現在の商号に成りました。


こうして見ますと、東京から高々50㌔ほどの場所に位置する湘南都市・藤沢は熾烈な「百貨店戦争」の跡と言えそうです。


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