★ NASA発表、「猛毒食べるバクテリア発見」 | 真空管のアナログ世界に魅せられて

真空管のアナログ世界に魅せられて

「温故知新」と言う言葉が有りますが、真空管は将にそんな存在だと思います。真空管を今では知る人も少なくなりましたが、デジタル全盛の今でも、真空管のアナログ技術を学び、真空管ラジオを楽しむ人は沢山います。私もその中の一人です。真空管を愛しむ想いで・・・・。

このNASA発表を、今や遅しと胸をワクワクさせて待つ人が沢山いました。しかし、猛毒のヒ素を食べるバクテリア発見だったことで、期待の反動でがっかりする人も、また多かったようです。( MSN産経ニュース12-06 )


権威有るNASA発表ということから、UFOの発見と先読みした人達に、肩透かしを食らわせた格好です。


このNASAニュースに似た社会現象が、1930年代のアメリカで起こったことが有ります。それは、アメリカの脚本家・オーソン・ウェルズの一編のラジオドラマでした。そのドラマで人々をパニックに落とめしたのでした。

★オーソン・ウェルズ・・・米映画監督・脚本家・俳優(1915~1985)


現代では、火星探査衛星で火星のベールは科学的に解明されつつ有りますが、1930年代では、火星の存在は不気味な星で、蛸に似た火星人が存在すると半ば公然と信じられていた時代でした。


そこえ、ウェルズは茶目っ気の有る性格も手伝い、火星人襲来をドキュメンタリー風にドラマ化したラジオ・ドラマを臨時ニュース形式で放送したのです。1938/10/30


おまけに目撃者まで登場させ、迫真の演技で放送を行なったので、人々は事実と誤認して、パニックに成ったのです。


時は、将に1928年の世界恐慌の後であったことで、人々の心は冷え切り寒々としていた所へ、ウェルズの巧妙な演出に、人々はその恐怖にすっかり嵌ってしまったようです。


このウェルズの演出に似た実況放送を、NHKラジオで放送した時期が有ります。


日本の戦国時代の関ヶ原の合戦の模様を史実に基付き、ドキュメンタリー形式で放送しました。


最近、ラジオ深夜便で再放送をしていました。


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