日常会話で普通に使われる言葉として、「もってのほか」 は、とんでもないとか、思いもよらないの意味で使われます。
その「もってのほか」の言葉の意味そのままで呼ばれる菊がある事を知り驚きました。山形地方で「もって菊」とも「もってのほか」という愛称で広く知られているそうです。
この一風変わった名前の由来は、「天皇の御紋である菊の花を食べるとはもってのほか」だとか、「思っていたよりもずっとおいしい」といったことから来ているそうです。
台所奉行の女性の皆さんには、周知されていて、不思議な名前でもない何でもない事なのかもしれませんが、私は恥ずかしながら知りませんでした。
そこで、私の探究心が頭をもたげたので、近くの花屋さんに出かけて来ました。しかし、そこでは、見つけることは出来ませんでした。
この「もってのほか」は、その花びらを、おひたしとか和え物、お酢のものとして食べるそうですね。シャキシャキとして、菊の香りがするそうです。すこし、苦い味がするとか。