今日の日曜日、友人と北鎌倉から萩で知られる海蔵寺、葛原岡公園、源氏山へと山路をハイキングして来ました。
海蔵寺の萩は、丁度見ごろで、旬の花として観光の人とか、カメラを盛んに操っていい写真を狙っている人も沢山いました。
北鎌倉から、源氏山公園に抜ける道は、急な山道で、汗を拭き拭きのちょっとした難行苦行でした。しかし、山を包む空気は肌に快く、爽やかでした。
山を降りて、電車路に降りたところに在る寿福寺では,絵筆をゆるゆると動かして水彩画を描いている何人かのグループの人がいました。
水彩画を描いている人に声を掛けたところ、その水彩画を描く難しさを話して呉れました。水彩画は油絵と異なり、一旦絵筆で白い画用紙に黄色なり赤色で色付けすると、修正が利かないと言う事でした。
油絵だと、絵の具を塗り重ねる事により、白を黒にする事も出来るという大きな違いでした。その事を改めて聞かされると思い当たる事が有りました。
すこし、飛躍し過ぎるかもしれませんが、孟子の性善説と荀子の性悪説を思いました。
水彩画は、真っ白な画用紙に、一筆一筆塗り重ねる事により、その色に染まっていきます。油絵は、間違って真っ黒に塗っても、その上に白の絵の具を塗れば、過去は幾らでも修正が利きます。
なにか、人生を考えさせるテーマを見付けたような気がしました。

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