私達の家庭とか工場に配電されている電気は交流です。
電圧は、交流100ボルトか200ボルトです。
周波数は、富士川から西は、50ヘルツ、東は50ヘルツ。
家電品は、周波数が指定されている時期が合った。しかし、現在は、共通に使用できる。
★富士川 → 長野・山梨・静岡にまたがる川
この交流式送電は世界の標準に成っているが、米ニューヨークには、両方式の発電所が有った。(1882年代)
電球とか蓄音機の発明王のエジソンは、直流論者だった。
実際に大規模なエジソン直流発電所を作った。(1882)
エジソン(1847~1931)は、自分の発電事業の利権を守る為に、交流論者のテスラ(1857~1943)派と汚い争いを行なった。しかし、結局エジソンは敗北、テスラの作った交流発電所に取って変わられた。
エジソンの蓄音機のろう菅(音楽)
私のコレクション
この争いを「エジソンの電力戦争」(電流戦争とも)と、後生まで語り継がれている。
もし、このエジソンの直流発電所が世界の標準になっていたら、随分面倒な事が起こったに違いない。
★直流電力だと、
・電圧を簡単に、昇圧したり降圧が出来ない。
・送電線が太く重くなる→送電線の価格が高くなる。
・直流から交流に変換が困難。また変換効率が悪い。
・送電線の電力ロスを見込んだ昇圧が困難。
しかし、現在では、半導体の進歩により直流から交流に変換は、それほど困難では無くなって来ている。
交流の問題としては、テレビとかラジオにノイズを発生しやすい。また、交流に感電すると、心臓の拍動に影響を与えて危険度は高い。
今回は、気楽に電気談義をさせて頂きました。
