次世代DVDで、ソニーと東芝を盟主とする二大陣営が、覇権を争っていましたが、このほど東芝の撤退の英断で、漸くそのピリオドが打たれました。
この東芝の撤退表明は、新聞などメディアでは好意的に扱われています。シロクロの付かぬまま泥沼の闘争に成らずに済んだことは、消費者にとっても大変喜ばしい英断でした。
この東芝の撤退表明後の巷の波紋を拾ってみました。
1.東芝のHD-DVDの販売価格が上昇しました。
2.関西系の量販店エディオンがブルーレイに交換を表明。
3.HD-DVDを既に購入した人に対するメンテ。
撤退のHD-DVDの販売価格上昇は、今後製造されないことによる希少価値の向上によるものでしょう。それに、300GのHDDを搭載しているし、地上波デジタルに対応したハイビジョン録画出来る性能は、誰しも購入意欲をそそられる。
私が、今年の初め、東芝HD-DVDを店頭で見たときは、
特価品で6、7万円ほどの値段だったように覚えています。現在は、希少価値の1~2万円のプレミアムが付いているようです。このプレミアムは、今後更に高くなることでしょう。
エディオンのブルーへの交換表明は、消費者にとって朗報。他の量販店でも同じような対応を迫られるでしょう。東芝にも何らかの対応が求められるかも知れない。
ブルーレイ陣営も、勝利の美酒に
酔い痴れている暇はないはずです。
