現在の長野県は別名、信濃の国、また信州とも呼ばれることがありました。平安時代から源氏系の武将が活躍した地でもありました。
戦国時代には実に合戦の多い国でした。大河ドラマ「風林火山」に観る通りですね。
その合戦は、四つの平で死闘が繰り返されています。
善光寺平、松本平、佐久平、伊那平の四つです。
ここで言う平とは盆地のことですが、善光寺平は、古刹善光寺で有名ですし産業としてはリンゴ、ぶどうの栽培でも有名。
松本平は、武田信玄の時代に深志城と呼称された国宝松本城があります。
松本のお土産(交通安全のお守り)
道祖神をイメージしている
緑と山の国長野をイメージ
佐久平は、佐久の鯉で良く知られた地で、海に面しない長野にとっては、貴重な蛋白源として鯉は大切でした。
最後に、伊那平は暴れ川、天竜川の流域に景勝地「天竜峡」を有します。
以上述べて来た四つの平は、戦国時代夫々に合戦に明け暮れた地域です。
特に、伊那平では信玄側室の子、武田勝頼の三河進出の道でした。高天神城攻略も長篠の合戦もこの道を往還しました。
こうして、四つの平として、長野を見てきました。戦国時代の長野は合戦の場として蹂躙された地域でした。
合戦の影に、一般の民衆が大きな犠牲を払った地域でも有った訳です。武田勝頼が天目山麓で最期(1882)を迎えるまで、およそ50年もの長きに亘り続いたわけですからね。
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