■靖国神社参拝 | 真空管のアナログ世界に魅せられて

真空管のアナログ世界に魅せられて

「温故知新」と言う言葉が有りますが、真空管は将にそんな存在だと思います。真空管を今では知る人も少なくなりましたが、デジタル全盛の今でも、真空管のアナログ技術を学び、真空管ラジオを楽しむ人は沢山います。私もその中の一人です。真空管を愛しむ想いで・・・・。

私は、政治向きのことは、大変興味が有りながらも、いままで、ブログのテーマに採り上げることは有りませんでした。


私の政治に関する見識が乏しく、意見とか見解を公表するまでには至らなかったことが、その主な理由です。


私は、このブログでは、コレクターの精神を大切にしながらも、幅広い分野で書くことを、私のモットーとしています。


今後、私はこの政治の分野においても、自分を切磋琢磨して、鋭意書いていきたく思っています


今回は、歴代首相の「靖国神社参拝」について書きます。


この靖国神社は、東京千代田区九段に有ります。歴史的には、この神社は明治天皇の命名によるもので、「国を安らかにする」意味がこめられています。


私は、問題の靖国神社には、何回か出かけたことがあります。ただ、参拝目的ではなく、日曜日の境内で骨董市が開催されていたので、それを楽しむためでした。


開催は何週目の日曜日かは、忘れましたが、焼き物とか、古いラジオが売られていました。


もちろん、一般的な気持ちとして、「神社に敬意を表す」程度の参拝はしていました。


この神社には、明治維新、西南戦争、第一次世界大戦、太平洋戦争での戦死者が祀られています。ですから、神風特攻隊の隊員も、戦争中の非戦闘員である従軍看護婦、従軍記者ほかも祀られています。


私達が映画、「ひめゆりの塔」で良く知る、悲劇の女子生徒達も祀られています。


ところで、歴代首相が、靖国神社に参拝することで、韓国、中国から激しい抗議を受けるかの理由ですが、太平洋戦争で、戦争を指揮した、A級戦犯が合祀されている神社に、国の最高権者が参拝する事は、日本の戦争を合法化するものだと考えているからです。


A級戦犯とは、太平洋戦争の終結後、東京裁判でA級戦犯とされて処刑された、東条英機元首相ほか、裁判中や服役中に死亡した14名も含まれて居ます。


韓国、中国は、太平洋戦争は、韓国、中国に対する、侵略戦争であると認識していますので、日本の首たる宰相が参拝することは、信条として許せないことなのです。


日本国内でも、首相が公式に参拝する事は、政教分離を定めた、憲法に違反すると言う見解があります。


過去、中曽根元首相と閣僚が戦後初めて公式参拝(1985/8/15)していますが、韓国、中国から激しい抗議を受け、外交上の配慮から参拝を中止しています。


その後、小泉前首相が、参拝をして、中国と韓国から、5年にも及ぶ、両国の相互訪問すら出来ない、外交上好ましくない険悪な環境を作りました。


小泉前首相から安倍首相にバトンタッチがなされ、外交面で改善が見られる現在、ここで敢えて参拝は避けるべきと思います。


私は、韓国、中国との外交上の環境整備をもっと推進すべきと考えています。両国の理解の得られない参拝は、日本国にとって、何の利益ももたららさないと考えています。