パソコンソフトの「ウィンドウズ・ビスタ」 が1/30日に発売されてから、5日ほど経過しましたが、電器量販店を見る限りでは今一、人気の盛り上がりに欠けるように思います。
1995年度にウィンドウズ95が発売されたときは、秋葉原の電気街には徹夜組を含め、長蛇の列が出来たものです。ビスタの場合、XPの亜流であり、画期的な変革が無かったと見なされたのかも知れません。
ここで、パソコンソフトの OS の歴史を見ますと、ウィンドウズ
95の直前の OSは、ウィンドウズ 3.1でした。このソフトは私が実際に文章作成などの仕事に使用していました。そのときの感触では、ウィンドウズ95に比べ、そんなに遜色は無かったと記憶しています。
当時、ウィンドウズ OS 以外のソフトに、「ユニックス」(UNIX)が有りました。このソフトは、ミニコンピューター用に開発されたソフトですが、このソフトはハードに依存しないで使用できるため大変使い易いソフトでした。
どのメーカーのハードでも動作しました。私はこのユニックス搭載のワークステーションで、やはり、文章作成などの作業に使用の経験があります。
この流れを汲む OS には、フリーソフトのリナックス(Linux)が有ります。このソフトは、1991年にリーナス・トーバルズが、フィンランドのヘルシンキ大学の学生時代に、前述のユニックスをお手本に開発したソフトです。
このリナックスは、フリーソフトですから誰でも無料で使用できます。現在では主に、サーバー用の OS として盛んに使用されています。
この他、アップル社の Mac OS は、このユニックス系の流れを汲んでいると言われています。
以上整理しますと、現在のパソコン OS の主なものには次のものが有ります。
1.ウィンドウズ
2.ユニックス
3.リナックス
4.Mac OS
5.トロン
これらソフトの内、リナックスは、ウィンドウズの対抗 OS として、急速に勢力を伸ばしつつ有ります。また、トロンは日本の板村健氏の開発ソフトですが、携帯電話の標準 OS として、世界中で採用されています。家電の制御 OS にも使用されています。
しかし、家電制御 OS では、ウィンドウズとリナックスが台頭しつつあり、日本のトロンの一人勝ちは困難に成ってきました。将に三つ巴の闘いです。
以上、パソコンOS の概略に付いて、解説しました。しかし、これらソフトには派生的に、出来上がったソフトがいろいろ有ります。私は、大きく5本のソフトにまとめて紹介しました。
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