今日の産経新聞、9ページに、「タマげた!!広告付き」 の囲み記事に、思わず目を止められた方は多いことと思います。
大手スーパーのダイエーが、卵、一個、一個に、賞味期限とともに、広告の付いたラベルが張られた卵を売り出しました。広告主は、日清食品のチキンラーメンです。
私は、今回の新しい広告媒体に大変興味を覚えました。街に出ると広告の付いたタクシーが走っています。それを私達は、初めはいぶかる目で眺めていましたが、今ではすっかり慣れてしまいました。なにしろ、地下鉄の車体とか、バスにも大きな広告が付いていますからね。
しかし、小さな卵に広告には、驚きです。私は早速、最寄の「ダイエー」に出かけ、問題の卵売り場を見てきました。
卵、10個入りのパックが 238円 で売られていました。その店舗で聞いたところ、本来は、258円 の売値だそうです。
この奇抜とも思える広告のお陰で、一個当たり 2円也 のディスカウントを実現しています。10個ですから 20円安く買えるわけです。消費者にとって嬉しい朗報でしょう。
この新しい広告手段を編み出したのは、日本卵業協会(東京)と、PR会社(東京)のサニーサイドアップです。ダイエーが初めて採用したこの広告手段が、成功すれば、ダイエー以外のスーパーでも採用が始まる事でしょう。
さらに、広告の付けられる商品も、乾し魚に広告が付いたり、かまぼこにもと、どんどん広がっていく事と思います。
現在、鳥インフルエンザで、鶏肉とか卵の売れ行きが心配される中、タイミングがとてもよく、ダイエーの商売上手には感心させられました。
「人間は考える葦」であると説いたのは、フランスの学者
「パスカル」(1623~1662)でした。
曰く・・・・・・・
「人間は葦にたとえられるような弱いものであるが、考えることができることにその偉大さと尊厳がある」