■エアバスA380成田来港 | 真空管のアナログ世界に魅せられて

真空管のアナログ世界に魅せられて

「温故知新」と言う言葉が有りますが、真空管は将にそんな存在だと思います。真空管を今では知る人も少なくなりましたが、デジタル全盛の今でも、真空管のアナログ技術を学び、真空管ラジオを楽しむ人は沢山います。私もその中の一人です。真空管を愛しむ想いで・・・・。

世界最大の新型旅客機、A380が初めて、日本への試験飛行を行ない11/19日、成田空港に処女来港した。


このA380は、ヨーロッパの航空機メーカーエアバス社(Air-

bus Industry Co)が、開発した新鋭航空機だ。全長73メートル、2階建てで550人が乗ることが出来るそうだ。


ところで、エアバスとは、ヨーロッパ各国の航空機メーカーが共同出資して製造した一連の航空機シリーズのことを言う。


エアバス開発に参加のメーカーは、フランスの国営アエロパシアル社他、ドイツ、イギリス、スペインの航空機会社、4社が参加している。


最近の航空機産業は、新型の航空機の開発には数兆円規模の巨大な開発投資が必要に成って来ているので、かってのように一社で開発は困難になってきている。そのため、航空機会社が共同で開発に携わる事が一般的になって来ている。


アメリカのボーイング社でも、ボーイング767とか777では日本メーカーとして川崎重工業とか三菱重工、富士重工、日本飛行機がそれどれの製造を担当している。


この機会に、日本の飛行機にまつわることについて記述してみよう。愛媛県出身の二宮忠八が1891年にゴム動力のプロペラ式模型飛行機を独力で完成している。その後、1893年には、人間を乗せて飛ぶことの出来る飛行機を完成した。これは1903年にライト兄弟が初飛行に成功する前、10年も前の事である。


日本は後に、太平洋戦争で活躍のゼロ式戦闘機を開発することに成るが、その航空機にかける技術的な素地は、二宮忠八当時から、既に培われていたのかもしれない。


戦後ではプロペラ機YS-11を開発した。この飛行機は、惜しまれながらも今年、9/30で民間定期路線から撤退している。


今、アメリカのボーイング社で、最大、最速の航空機が開発されることに成っているが、そのプロジェクトに日本のメーカーも参加することに成っていると聞く。


近い将来、日本メーカーの参加して完成のウルトラ航空機の雄姿を観る事も近いに違いない。