◇◇◇歴史探訪・・・・Mini Nice Trip | 真空管のアナログ世界に魅せられて

真空管のアナログ世界に魅せられて

「温故知新」と言う言葉が有りますが、真空管は将にそんな存在だと思います。真空管を今では知る人も少なくなりましたが、デジタル全盛の今でも、真空管のアナログ技術を学び、真空管ラジオを楽しむ人は沢山います。私もその中の一人です。真空管を愛しむ想いで・・・・。

バス先日、江ノ島、鎌倉辺りへ散歩に行って来ました。
その時のスナップ写真の紹介と、その周辺の「ミニ観光案内」をします。


写真[Ⅰ]のブロンズ像は、「真白き富士の根」の哀歌で広く知られる、逗子開成中学女生徒、12人の遭難を悼む鎮魂の碑です。この碑は「稲村ヶ崎公園」に建てられています。


事件は明治43年1月23日に起こりました。当時は、江ノ島に至る橋がなかった為、女生徒達はボートで漕ぎ出しましたが、バランスを崩しボートが転覆、悲劇が起こったわけです。ブロンズ像前に小さく見える島が江ノ島です。


真白き富士の根

写真 [Ⅰ] 遠く江ノ島を望む(クリックで拡大します)


冬などで空気が澄んでいる時期は、江ノ島の右肩辺りに富士山がポッカリ望めます。

その為、「稲村ヶ崎公園」は、富士山の撮影マニアには有名な撮影メッカにも成っています。撮影条件の揃い易い冬の晴天の日は、ラッキーな写真を狙って、アマ、プロの写真家が沢山集まります。巨大な望遠レンズを手に、必死の形相です。雲に邪魔され易いので、狙いの撮影チャンスは一瞬ですからね。


この公園の小高い山上から撮影するのが最高の舞台と成ります。シーズンには全国からマニアが集まり、撮影場所を求めて早朝から場所取りまで行われます。中には、脚立を持ち込んでいる人もいたりして、賑やかな世界と成ります。冬の午前10時ごろが一番撮影条件が良いようです。


写真[Ⅱ]の絶壁の島が、先に紹介した「稲村ヶ崎公園」です。新田義貞が宝剣を海に投げて嵐を鎮めたと言う故事でも良く知られています。


義経の「腰越の申し状」で有名な腰越は、この島の前方、小動(こゆるぎ)に有ります。

              [新田義貞](1301~38)

           南北朝時代の清和源氏の武将。

            鎌倉幕府(執権 北条高時)を攻

めて倒す。 (1333)


稲村ガ崎公園

写真[Ⅱ] 稲村ガ崎公園


江ノ島には江ノ島電鉄が観光の楽しさの一役を担っています。

同電鉄は「江ノ電」と略称され親しまれています。開業は1900年の老舗です。

2002年には創業100年祭が盛大に行われました。その時、記念乗車券が売り出されました。何枚かの切符がセットで、全てが硬券で、しかも桐箱入りでした。金3000円だったと思います。私も朝、ニュースを聞いて、すぐさま七里ヶ浜駅に行きましたが、既に売り切れでした。マニアにとっては垂涎の逸品だったようです。七里ヶ浜駅とは、江ノ電の駅で海岸線の駅です。


江ノ電は、江ノ島から鎌倉経由藤沢に至りますが、途中海岸線を走るので景観が良く、観光客に喜ばれます。無人駅が多いですが、のろのろ走る感じなので、ノンビリシタ旅には打って付けです。


又、同電車は江ノ島手前500メートル程は、路面を走ります。人での多い日曜祭日には警備会社による交通整理が行われています。


江ノ電路面電車

「江ノ電」(藤沢に向かう)


箱根とか湯河原の温泉などに遊山の方は、途中この電車を利用されるのも乙な物と思います。大船(大船松竹撮影所の有ったところ)から、湘南モノレールで江ノ島に出て、この電車に乗って鎌倉に出るコースが面白いと思いますよ。