中央競馬2歳リーディングサイアー(11月29日現在) | ブログ

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◆ランキングデータ

 

 

◆重賞勝利種牡馬

京都2歳S ワンダフルタウンの父ルーラーシップは9位⇒6位

 

 

1位(1位)ディープインパクト(3億6483万8000)(29勝)

2位(3位)ドゥラメンテ(3億1948万6000)(28勝)※新種牡馬

3位(2位)モーリス(3億1322万9000)(26勝)※新種牡馬

4位(4位)キズナ (2億8008万6000)(23勝)

5位(5位)エピファネイア(2億6140万9000)(20勝)

6位(9位)ルーラーシップ(2億355万7000)(15勝)

7位(8位)ハーツクライ(1億8159万)(15勝)

8位(6位)ロードカナロア(1億7859万1000)(15勝)

9位(7位)ダイワメジャー(1億7539万5000)(11勝)

10位(11位)リオンディーズ(1億6782万6000)(12勝)※新種牡馬

 

11位(10位)ミッキーアイル(1億5664万6000)(11勝)※新種牡馬

12位(12位)ゴールドシップ(1億5083万8000)(11勝)

13位(15位)ヘニーヒューズ(1億4583万5000)(12勝)

14位(13位)ハービンジャー(1億4311万4000)(13勝)

15位(14位)マクフィ(1億4296万2000)(11勝)※新種牡馬

16位(16位)キングカメハメハ(1億4270万2000)(9勝)

17位(17位)エイシンフラッシュ(1億1651万4000)(8勝)

18位(18位)リーチザクラウン(1億289万1000)(9勝)

19位(23位)オルフェーヴル(1億174万6000)(7勝)

20位(19位)スクリーンヒーロー(1億73万)(4勝)

 

21位(20位)マツリダゴッホ(9916万3000)(6勝)

22位(22位)マジェスティックウォリアー(9914万6000)(9勝)

23位(21位)パイロ(9860万)(8勝)

24位(24位)ディスクリートキャット(9281万7000)(6勝)※新種牡馬

25位(25位)クロフネ(8526万9000)(3勝)

26位(26位)カレンブラックヒル(8454万5000)(6勝)

27位(27位)ジャスタウェイ(8265万)(5勝)

28位(28位)ヴィクトワールピサ(7785万1000)(2勝)

29位(30位)ダノンレジェンド(7566万2000)(8勝)※新種牡馬

30位(31位)アジアエクスプレス(7466万)(6勝)※新種牡馬

 

31位(29位)サウスヴィグラス(7340万4000)(7勝)

32位(35位)ブラックタイド(6732万)(4勝)

33位(33位)ラブリーデイ(6434万8000)(5勝)※新種牡馬

34位(32位)ノヴェリスト(6351万4000)(5勝)

35位(37位)ホッコータルマエ(6193万6000円)(5勝)※新種牡馬

36位(34位)キンシャサノキセキ(6084万)(2勝)

37位(36位)ディープブリランテ(5976万)(5勝)

38位(39位)ジョーカプチーノ(5470万2000)(7勝)

39位(38位)ワールドエース(5425万)(5勝)

40位(40位)バゴ(5292万1000円)(2勝)

 

41位(41位)シニスターミニスター(5087万)(5勝)

42位(42位)スクワートルスクワート(4378万6000)(3勝)

43位(43位)フランケル(4291万)(3勝)※海外供用 サドラーズウェルズ系

44位(49位)エイシンヒカリ(4227万7000)(2勝)※新種牡馬

45位(48位)エスポワールシチー(4177万)(4勝)

46位(44位)グレンイーグルズ(4138万5000)(2勝)※海外供用 サドラーズウェルズ系

47位(45位)スウェプトオーヴァーボード(3987万)(4勝)

48位(46位)トゥザワールド(3905万7000)(4勝)

49位(47位)アメリカンファラオ(3771万)(3勝)※海外供用 ミスタープロスペクター系(ファピアノ系)

50位(50位)ダンカーク(3638万)(2勝)

 

51位(52位)ネオユニヴァース(2989万)(3勝)

52位(51位)トランセンド(2906万)(3勝)

53位(53位)メイショウボーラー(2769万)(2勝)

54位(54位)ストロングリターン(2767万2000)(2勝)

55位(55位)アイルハヴアナザー(2755万)(2勝)

56位(57位)アドマイヤムーン(2486万)(1勝)

57位(56位)ローエングリン(2442万3000)(1勝)

58位(58位)アグネスデジタル(2386万)(2勝)

59位(111位)レモンドロップキッド(2324万5000)(2勝)※海外供用 ミスプロ系(キングマンボ系)

60位(59位)トゥザグローリー(2295万)(1勝)

 

61位(60位)ダノンシャンティ(2281万)(2勝)

62位(61位)クリエイターⅡ(2268万)(2勝)※新種牡馬

63位(62位)アポロキングダム(2254万)(1勝)

64位(68位)エスケンデレヤ(2070万)(2勝)

65位(65位)スマートファルコン(1964万)

66位(63位)シャラー(1925万)(2勝)※海外供用 ダンチヒ系

67位(64位)シンボリクリスエス(1892万)(1勝)

68位(66位)ヴァンセンヌ(1870万)(2勝)

69位(67位)ジャングルポケット(1858万)(2勝)

70位(69位)トーセンラー(1802万)(2勝)

 

71位(70位)インヴィシブルスピリット(1733万8000)(2勝)※海外供用 ダンチヒ系

72位(81位)リアルインパクト(1689万)(1勝)

73位(77位)プリサイスエンド(1684万)

74位(71位)バトルプラン(1682万5000)

75位(72位)ロージズインメイ(1624万)(2勝)

76位(76位)フェノーメノ(1594万)

77位(73位)スピルバーグ(1581万)(1勝)

78位(74位)ミュゼスルタン(1579万2000)(1勝)※新種牡馬

79位(75位)ベルシャザール(1579万)(1勝)

80位(78位)ゼンノロブロイ(1517万4000)(1勝)

 

81位(79位)フリオーソ(1517万)(2勝)

82位(80位)ロードアルティマ(1510万)(1勝)

83位(86位)アンクルモー(1370万)(1勝)※海外供用 カロ系

84位(82位)コパノリチャード(1367万)(1勝)

85位(83位)ケープブランコ(1361万3000)(1勝)

86位(93位)タピット(1331万)(1勝)※海外供用 シアトルスルー系

87位(84位)テイエムオペラオー(1261万4000)(1勝)

88位(85位)ゴールドアリュール(1253万4000)(1勝)

89位(89位)グラスワンダー(1251万)

90位(86位)カジノドライヴ(1240万)

 

91位(88位)トーセンジョーダン(1203万)

92位(89位)メダリアドーロ(1200万)(2勝)※海外供用 サドラーズウェルズ系

93位(96位)クリーンエコロジー(1191万)(1勝)※新種牡馬

94位(97位)スズカコーズウェイ(1151万)(1勝)

94位(91位)ノーネイネヴァー(1151万)(1勝)※海外供用 ストームキャット系

96位(92位)ドーンアプローチ(1145万)(2勝)※海外供用 サドラーズウェルズ系

97位(94位)キングマン(1087万)(1勝)※海外供用 ダンチヒ系

98位(95位)アンライバルド(1068万)(1勝)

99位(102位)ドリームジャーニー(990万)(1勝)

100位(98位)アーネストリー(957万)(1勝)

 

101位(99位)タートルボウル(934万)(1勝)

102位(100位)ダノンシャーク(915万)(1勝)※新種牡馬

103位(101位)トーセンファントム(895万)

104位(103位)マインシャフト(790万)(1勝)※海外供用 ミスタープロスペクター系(シアトルスルー系)

105位(104位)ディープスカイ(780万)(1勝)

106位(105位)タイムパラドックス(777万)(1勝)

107位(106位)パドトロワ(711万)

108位(107位)オーヴァーアナライズ(700万)(1勝)※海外供用、ノーザンダンサー系

108位(107位)スペイツタウン(700万)(1勝)※海外供用 ミスタープロスペクター系(ゴーンウェスト系)

108位(107位)ユニオンラグズ(700万)(1勝)※海外供用 ノーザンダンサー系

 

108位(107位)ヨハネスブルグ(700万)(1勝)

112位(112位)カーリン(682万)※海外供用 ミスタープロスペクター系(スマートストライク系)

113位(113位)ベーカバド(638万)(1勝)

114位(149位)ウィルテイクチャージ(620万)(1勝)※海外供用 ミスタープロスペクター系(ファピアノ系)

114位(114位)ニューアプローチ(620万)(1勝)※海外供用 サドラーズウェルズ系

116位(115位)アスカクリチャン(587万)

117位(116位)サクラゼウス(561万)(1勝)

117位(116位)トウケイヘイロー(561万)(1勝)

119位(118位)イントゥミスチーフ(531万)※海外供用 ストームキャット系

120位(119位)コザン(480万)※海外供用 ミスタープロスペクター系(フォーティナイナー系)

 

121位(127位)ロジユニヴァース(460万)

122位(120位)エクシードアンドエクセル(410万)※海外供用 デインヒル系

123位(121位)トーホウジャッカル(405万)※新種牡馬

124位(138位)ディストーティドヒューマー(380万)※海外供用 ミスプロ系(フォーティナイナー系)

124位(122位)ランアウェイアンドハイド(380万)※海外供用 ミスプロ系(カースンシティ系)

126位(123位)ゴールスキー(355万7000円)※新種牡馬

127位(124位)キングズベスト(310万)

128位(125位)ローズキングダム(291万)

129位(126位)グランプリボス(290万)

130位(127位)クオリティロード(280万)※海外供用 ミスタープロスペクター系(ゴーンウェスト系)

 

130位(127位)グタイファン(280万)※海外供用 ノーザンダンサー系(トライマイベスト系)

130位(-)タイセイレジェンド(280万)

130位(127位)フサイチセブン(280万)

134位(131位)クレスコグランド(277万)

135位(134位)タニノギムレット(258万)

136位(132位)ダークエンジェル(250万5000)※海外供用 ノーザンダンサー系(トライマイベスト系)

137位(133位)キトゥンズジョイ(231万)※海外供用 サドラーズウェルズ系

138位(135位)リヤンドファミユ(205万)※新種牡馬

139位(136位)ガルボ(200万)

140位(137位)トーセンブライト(181万)

 

141位(138位)イフラージ(180万)※海外供用 ミスタープロスペクター系(ゴーンウェスト系)

141位(138位)エーシンジーライン(180万)

141位(138位)フリーイーグル(180万)※海外供用 サドラーズウェルズ系

141位(138位)フレンチデピュティ(180万)

141位(138位)ホーリーローマンエンペラー(180万)※海外供用 デインヒル系

146位(144位)エアーフォースブルー(161万)※海外供用 ダンチヒ系

147位(145位)ラブイズブーシェ(140万)

148位(146位)カリフォルニアクローム(130万)※海外供用 シアトルスルー系

148位(146位)ノボジャック(130万)

150位(148位)ナカヤマフェスタ(128万)

 

151位(149位)ヴァイオレンス(110万)※海外供用 サドラーズウェルズ系

151位(149位)キャメロット(110万)※海外供用 サドラーズウェルズ系

151位(149位)ハヴァナゴールド(110万)※海外共用 サドラーズウェルズ系

154位(153位)ペルーサ(77万)※新種牡馬

155位(154位)ガリレオ(70万)※海外供用 サドラーズウェルズ系

155位(154位)トーセンホマレボシ(70万)

157位(156位)サウンドボルケーノ(51万)

157位(156位)シビルウォー(51万)

157位(156位)スーパーセイヴァー(51万)※海外供用 レイズアネイティヴ系

157位(-)ニューベイ(51万)※海外供用 ミスタープロスペクター系(シーキングザゴールド系)

 

157位(156位)ゾファニー(51万)※海外供用 ダンチヒ系

157位(-)モンテロッソ(51万)

157位(156位)レッドスパーダ(51万)

 

~先週の勝ち馬~

(※2019年該当レースは5回京都7日・8日、5回東京7日・8日に準拠)

 

・フィールザワールド(牡 岩戸)

ブラックタイド×フィールザビュウ(ディスタントビュー)

5回東京8日ダート1600m 未勝利 タイム:1分38秒8(良)

母フィールザビュウは500万勝利の3勝。本馬は10番子。半兄に14年G1ジャパンダートダービー3着(1着カゼノコ)のフィールザスマート。3代母Feel the Beatは91年米G1バレリーナSなど重賞4勝。

4回東京ダート1600m新馬戦2着から単勝1.8倍の1番人気で出走しスタートはそれほど良くなかったがダッシュ良くダートに入って更に行き脚が付くような形で4番手から3番手に、そのまま流れて直線に向くと持ったっ切りで並び掛け追い出されるとアッサリ前を交わして2着に2馬身半差で勝利。

初戦は勝ち馬が強くここに回って順当に勝利というだけで勝ち振りは中々良かったが、相手関係で直線余裕はあってもムキになって走っているようなところも見られ最後もビッシリ追われムチが入ってこの着差なので1勝クラスで即勝てるということでもないだろう。

 

・フランスゴデイナ(牡 森)

ウィルテイクチャージ×ドリーミーブルース(カーリン)

5回阪神8日ダート1800m 未勝利 タイム:1分53秒9(良)

母ドリーミーブルースは米未勝利。本馬は2019年キーンランドセプテンバーセール10万ドル落札馬。近親Crafty ShawはターフウェイフォールChなど米G3ダート重賞5勝。

http://apps.keeneland.com/sales/Sep19/pdfs/1149.pdf 

ウィルテイクチャージ産駒本年初勝利で19年から2世代連続勝利。海外供用種牡馬で2019年中央2歳戦1535万円獲得、リーディング79位。現3歳世代ではヘルシャフトがOP伏竜Sを勝利。アンブライドルズソング経由ミスタープロスペクター系種牡馬。

東京ダート1300mの新馬戦4着から出走したレースは好スタートからハナ、そのまま流れて4コーナーでは並び掛けられるようなところもあったがコーナーワークで突き離すと最後は2着に4馬身差で勝利。

初戦から距離延長したことやハナを切ったのも良かったのかここではスピードの違いで押し切ってしまった模様。初戦は勝ったレモンポップが強く2着だったサトノムスタングも次走7馬身差で勝っていることからレベルの高い新馬戦だったように思わるれる。初戦で先着された連対2頭とは違いこちらはダート中距離

なのだろう、最後に大きく離して1週前の1勝クラスもちの木賞と0秒1差という勝ち時計も優秀と思われる。

 

・フクウン(牡 鈴木伸)

リオンディーズ×オペラガール(オペラハウス)

5回東京8日ダート1400m 未勝利 タイム:1分26秒4(良)

母オペラガールは未勝利。本馬は4番子。おじに07年G3アンタレスSなどダート重賞3勝ワイルドワンダー。近親に03年G3フェアリーSのマルターズヒート。

福島芝1800mの新馬戦5着、前走札幌ダート1700mの新馬戦4着から3ヶ月ぶり、7番人気で出走となったレースは好スタートから内の3頭に行かせてこれを見るようにして4番手の追走、3~4コーナー中間点で3番手に上がって直線に向くと前の2頭をアッサリ捉え最後は流し気味で2着に3馬身差の勝利。

休み明けで12キロ増の出走となったが結果からも成長分と見て良さそう。初戦は芝で勝ったのは1勝クラスアスター賞勝ち馬のドゥラモンド、2戦目は1勝クラスプラタナス賞で3着のシンヨモギネスが勝ち馬とこれを考えれば現状の未勝利では上位で距離短縮も好材料、芝も走るがダートがベターといったところか。前目で流れに乗せファイトさせた横山武史の好騎乗も光った一戦と見る。

 

・ショウリュウレーヴ(牡 佐々木)

ミッキーアイル×ショウリュウムーン(キングカメハメハ)

5回阪神8日芝1400m 未勝利 タイム:1分21秒7(良)

母ショウリュウムーンは10年G3チューリップ賞など重賞3勝、通算5勝。本馬は3番子。半兄ショウリュウイクゾ、ショウリュウハルは現3勝。5代母ラインランドの孫に72年オークスのハナフブキ、73年日本ダービー・菊花賞、74年天皇賞(春)などのタケホープ。ビューチフルドリーマーの一族。

5回阪神芝1400mの新馬戦4着から1番人気で出走したレースは好スタートで3枠3番の内目からハナ、そのまま流れて4コーナーから直線に入るところで急に外へ逃避するような形となったが直線そのまま押し切り2着に2馬身差で勝利。

人気からも順当な勝利ですが4コーナーの挙動は外に馬がいなかったので良かったものの、今後もややきになるところ、手前の関係だと思われますので修正してくれば。重賞では厳しく大幅な成長があればとなりますが相手関係に恵まれた3歳1勝クラス程度は勝つ血統で将来的にはもう少し勝てるかと。

 

2019年該当レース

5着メイショウミモザ

2勝クラス手稲山特別1着

 

・バジオウ(牡 田中博)

ルーラーシップ×フローレスダンサー(ハービンジャー)

5回東京8日芝1800m 未勝利 タイム:1分47秒9(良)

母フローレスダンサーは2歳新馬戦勝利の1勝、2歳G3重賞4着入着2回。本馬は2番子で2019年セレクトセール6264万円取引馬(同セール、ルーラーシップ産駒購買額5位・1歳セクション購買額4位)。祖母ダンスインザムードは04年桜花賞、06年ヴィクトリアマイルでG1レース2勝、06年米G3キャッシュコールマイルなど国内外重賞4勝、G1レース2着国内外4回。ダンスインザダーク、ダンスパートナーなど活躍馬多数本馬の5代母Native Partnerの一族。

https://s3-ap-northeast-1.amazonaws.com/cdn.jrha.or.jp/select/2019/pj110.pdf

過去2戦2⇒3着から2番人気で出走したレースは8枠13番から好スタートも控えたのか6~7番手辺りの追走、3~4コーナー辺りで動き出し直線に向くと馬場の真ん中から手応え良く前を捉えて2着に3馬身差で勝利。

新馬・未勝利でも上位入着していたようにここは力通りの結果に。前走の中山からやや間隔があいて14キロ増だったが8月新潟のデビュー戦からは10キロ増で特に問題はなかった模様。断然人気の2着シテフローラルがゲートで後手を踏んで後方からとなったのも大きかったが3馬身離しての快勝、もう少し行かないと無理かと思ったがこの程度の先行勢なら今回のような位置取りでも。差せる脚もあるのがわかったのは収穫、これならば早い内に1勝クラスは勝てそうで成長次第では3歳重賞戦線でもやれそうだが。

 

・エナジーロッソ(牝 高柳大)

ホッコータルマエ×エナジーハート(サクラバクシンオー)

5回阪神8日ダート1200m 未勝利 タイム:1分12秒7(良)

母エナジーハートは中央500万特別勝利の2勝、地方1勝の通算3勝。本馬は5番子。3代母センゴクルビーは88年東京障害特別(春)勝ち馬。一族に91年G3新潟記念のセンゴクヒスイ。

過去6戦3⇒4⇒4⇒3⇒2⇒3着から単勝1.8倍の1番人気で出走したレースは最内枠から好スタートでインに控えるような形の4番手、そのまま好位で進め直線に向くと最後は逃げたメイショウヒューマとの一騎打ちとなってゴール前で捉え半馬身先着。

2着から3着が6馬身離れる結果となったがゴール前でなんとか捉えて勝利、これは2番手を進んでいた馬が4コーナーで失速し道が出来たのも大きかったが、これまでも常に善戦しており3着をこれだけ離せば人気通りの結果だろうと。3回東京デビュー時は芝でも崩れなかったがホッコータルマエ産駒でダート向き、短距離で更に安定して来たがレースぶりを見るともう少し距離があっても対応できそうで1800mまで持つのではないだろうか。

 

・スンリ(牝 清水久)

キズナ×ホットマンボ(キングマンボ)

5回阪神8日芝1600m 未勝利 タイム:1分35秒2(良)

母ホットマンボは米未勝利。本馬は11番子で2018年セレクトセール756万円取引馬。3代母Possible Mateは86年シープスヘッドベイハンデキャップなど米芝G2重賞2勝、G1レース3着2回、その産駒に93年G2マッチメイカーSなど重賞4走Fairy Garden。一族に15年G1全日本2歳優駿など重賞2勝のサウンドスカイ、米重賞勝ち馬オナーザヒーロー、ジャイアントレッカーなど。 

https://s3-ap-northeast-1.amazonaws.com/cdn.jrha.or.jp/select/2018/pj503.pdf

過去4戦17⇒6⇒3⇒2着から3番人気で出走したレースは好スタートからハナ、2頭で後続を離す形で進め先頭・2番手が何度か入れ替わるような形で内を進んだもう1頭の逃げ馬からやや外といった位置取りで直線に向きゴール前は接戦となったが差し込んできた2着馬を同タイムながらクビ差で抑えて勝利。

初戦は小倉の芝1200m戦で大敗しこれまでは強い相手に勝ちきれなかったというだけで、順番的にチャンスが回って来たということだろう。1番人気のウラエウスがスタートで大きく出遅れことなども恵まれ最後は一杯になりながら辛くも押し切ったという印象。勝つには勝ったがこれでは1勝クラスで苦戦と見る。

 

・ジャングルキング(牡 木村)

ドゥラメンテ×シーズオールエルティッシュ(エルティッシュ)

5回東京8日芝1600m 新馬 タイム:1分36秒6(良)

母シーズオールエルティッシュは08年G2ボニースミスSなど通算3勝。本馬は9番子で2018年セレクトセール9072万円取引馬(同セールのドゥラメンテ産駒購買額2位、当歳セッション2位)。きょうだいは6頭が中央で勝利。4代母Leaf Springの産駒に96年南アフリカナーサリープレートなど南アG1レース2勝、G1レース2着2回のBlossoming Fields。

https://s3-ap-northeast-1.amazonaws.com/cdn.jrha.or.jp/select/2018/pj504.pdf

単勝1.8倍の1番人気で出走し7枠13番から好スタートで3番手、3~4コーナー中間点で先頭に立って馬場の外目を通って直線に向くと内を突いた馬も伸びず差して来た2着馬に3馬身のリードを保って勝利。

先週から内も伸びなくはないのですが当日は外目を選択する騎手も多く、勝ち馬もルメール騎手がそのような進路取りで早目の競馬から押し切り。この血統ですし単に強いのですが、この厩舎は初戦だけ強くとも続かないので次走以降の過信は禁物でしょう。

 

2019年該当レース

1着ターキッシュパレス

2勝クラス信濃川特別1着

 

・ヴィクティファルス(牡 池添学)

ハーツクライ×ヴィルジニア(ガリレオ)

5回阪神8日芝1800m 新馬 タイム:1分49秒3(良)

母ヴィルジニアは3歳新馬戦勝利、1000万特別勝利の3勝。本馬は2番子。祖母シルヴァースカヤは04年仏G3ロワイヨモン賞など重賞2勝。おじに13年豪G1ザメトロポリタン勝ち馬で11年愛ダービーなどG1レース2着4度のSeville、通算5戦4勝2着1回で1600万特別勝利の種牡馬シルヴァーステート。4代母Boubskaiaの産駒に97年仏G2アスタルテ賞のデインスカヤ、その産駒に06年G2京都記念勝ち馬で05年G1皐月賞2着・G1日本ダービー3着(いずれも1着ディープインパクト)、G1香港ヴァーズ2着(1着ウィジャボード)のシックスセンス。本年の2歳戦で一族からエイカイファントムが勝利。

https://www.g1tc.co.jp/catalog/pdf/18035.pdf

単勝1.4倍の1番人気で出走したレースは9頭立ての8枠9番から好スタートも控えて5番手から、3コーナーでは6番手となって3~4コーナー中間点から動き出し4コーナーでは3番手。持ったままで直線に向くと早目に抜け出し最後は2着馬に詰められたが半馬身差で勝利。

道中やや行きたがって常に外を通ったというのはあるが直線に向いた際の手応えの割に弾けなかったという印象。最後詰められたのは勝負が決してからで危なげなかったがこれでは重賞・特別戦勝ち馬などの上位グループとの差は歴然。ここを使われて更にパワーアップして来れば。

 

2019年該当レース

1着バビット

G3ラジオNIKKEI賞1着、G2セントライト記念1着

 

・ビーカレイジャス(牡 手塚)

エスポワールシチー×ビーラヴリー(ヨハネスブルグ)

5回東京6日ダート1600m 新馬 タイム:1分39秒2(良)

母ビーラヴリーは中央未勝利、地方1勝。本馬は5番子。3代母Lu Raviは98年米G2コティリオンハンデキャップなど米ダート重賞5勝、G1レース2着3回。4代母Al the Halfの孫に11年G3佐賀記念のメテオロロジスト。近親に16年ドンハンデキャップなどG1レース2勝のMshawish。本年の2歳戦では一族からフクノラプラーニュが勝利。

1番人気で出走したレースはゲートの出がそれほど良くなく芝とダートの境目でジャンプして入るようなところもあって後方より、ここからダートに入ってダッシュも利いたのか6番手辺りに、2ハロン過ぎ辺りで3番手に上がってそのまま先行集団で流れ4コーナーでは4番手。直線に向いて中々前が開かず出て来られないかと思ったが1頭脱落して外に回せてそこから伸びを見せ2着に1馬身半差の勝利。

若さを見せつつ直線苦しいところから良く出て来たが6着に敗れたボレロが失速し道が出来たもので勝ち時計も平凡。テンに位置を取れたのも1枠2番という内枠によるもので、この内容の勝ち馬に負けた2着以下ということもあって全体的に低調な一戦かと。

 

・ティフォーザ(牝 安田隆)

モーリス×サッカーマム(キングマンボ)

5回阪神8日芝1600m 新馬(牝) タイム:1分36秒5(良)

母サッカーマムは未出走。本馬は12番子。半兄ロードゴラッソ(父ハーツクライ)は19年G3シリウスSなど中央・地方ダート重賞勝利の現6勝。半姉リラコサージュ(父ブライアンズタイム)は13年G1秋華賞3着など2勝。祖母Traverse Cityは96年G3インタバラハンデキャップ勝ち馬。3代母Cherry Jubileeはネクストムーヴハンデキャップ勝ち馬。4代母Cherry Willowの産駒に81年G1トラヴァーズSなど重賞2勝Willow Hour。

本年の2歳戦では一族からロードエルピスが新馬戦勝利。

6番人気で出走したレースはあまり良いスタートではなかったが最内枠から8番手の追走、そのままインで流れて直線に向くと逃げ馬の外から伸びて3着まで同タイムのゴール前の接戦を制した。

平均よりやや遅めといったペースで流れて直線の叩き合いを制したといった形でレースレベルとしてはかなり低いと見ますが接戦の割に最後は余裕もあったような勝ちぶり。しかしこの内容ではもっと流れた際の1勝クラス以上では苦戦と見ます。

 

・レモンポップ(牡 田中博)

レモンドロップキッド×アンリーチエイブル(ジャイアンツコーズウェイ)

5回東京8日ダート1600m OPカトレアS タイム:1分36秒4(良)

1着レモンポップ

2週前の東京ダート1300m新馬戦1着から2番人気で出走したレースは最内枠からマズマズのスタートで2番手、そのまま流れて直線に向くと逃げたタケルペガサスとの一騎打ちとなったがこれを楽に捉えて1馬身半差の勝利。2着との差は開かなかったが2着から3着は10馬身差離れており勝ち時計も優秀で相当な器。本年の2歳ダート戦線は上位と見られた馬が敗れるといったレース続きとなっていますが、どうやら本馬がトップとなるダートカテの核となる馬ではないかと。前走は砂をかぶらないような横並びの好位から抜け出したもの、今回は逃げ馬の直後で砂をかぶっても問題なく距離延長もむしろプラスだったか。

新馬戦の2着馬サトノムスタングは1週前に未勝利戦で7馬身差の勝利、4着フランスゴデイナは同日に阪神ダート1800m未勝利戦を4馬身差で逃げ切っており1300m戦でサトノムスタングに3馬身、フランスゴデイナには7馬身差を付けて、これらの着差だけから単純に計っても相当な強さだろう。

行かないとは思いますが芝でのダッシュも悪くなく朝日杯フューチュリティステークスに出走してもかなりやれると見ます。

2着タケルペガサス

初戦は不良馬場もあったか2着に敗れたが、2戦目は逃げ切って2着に9馬身差の勝利。今回も8枠11番から好スタートでハナを切ったが勝ち馬の目標となるようなところもあり完敗といった内容。こちらも1分36秒7とこの時期に好時計で駆けており3着を大きく離したことから相手が悪かっただけでダート戦線上位という評価は変わらず。負けて尚強しといったところか。

3着プルスウルトラ

連闘で挑んだ初ダートの前走プラタナス賞でも最速上りで5着に追い上げており見どころはあると見ていたがダート2走目の慣れもあったか今回は着順を上げて好走。ただしこれだけ上位2頭から離されてしまっては力差が歴然で3着争いを良く制したというところか。道中も前から離れた2番手集団の先頭といった感じで内を突け最後も砂をかぶるところもなかったことなどからダートでもっと揉まれた際に不安は残したがしぶとく良く追い上げてくる印象は変わらず。距離延長もプラスだったようでこれならば1800mの方が向くだろうか。

4着シンヨモギネス

1勝クラスプラタナス賞3着からで、連対した2頭が次走で振るわずプラタナス賞の価値が怪しくなりつつあるが今回も好走。連対2頭が強すぎただけで3着とはクビ差で5着は5馬身離していることから普通の1勝クラスならば引き続き上位だろう。新種牡馬産駒でサンプル数は少ないがダノンレジェンド×ミスプロ系配合で、距離はマイルがベストと思われる。

5着以下は特になく繰り返しになりますが連対2頭がとにかく強かったということで。前走地方G3重賞で良く追い上げ2着したミコブラックは10着で、状態や輸送の影響などもあったでしょうし小倉でダート1700mは勝っていますが一気の距離再延長とコースも向かなかったか。

 

2019年主な出走馬(2019年5回東京7日ダート1600m 1勝クラスカトレア賞)

1着デュードヴァン

OP青竜S1着、G3ユニコーンS2着、G3レパードS4着

3着ダイメイコリーダ

OP(L)鳳雛S2着、G1ジャパンダートダービー2着

5着ダノンファラオ

G2兵庫チャンピオンシップ2着、G1ジャパンダートダービー1着

 

・ワンダフルタウン(牡 髙橋忠)

ルーラーシップ×シーオブラブ(ディープインパクト)

5回阪神8日芝2000m G3京都2歳S タイム:2分1秒6(良)

1着ワンダフルタウン

前走OP(L)萩S3着から3番人気で出走したレースは好スタートを切っているが各馬一斉の好スタートといった感じで特に無理して位置を取りに行くようなこともなき7番手から、そのまま流れて直線に向くと外目から伸びて2着に4馬身差で勝利。これまでも最速上りを全て計時していたように決め手はあるが今回のような内回りで一瞬の切れを生かすのが合う模様。

初戦はG3東京スポーツ杯2歳Sを勝利したダノンザキッドの2着で2戦目は夏の新潟で2着に8馬身差のレコード勝ち、前走は3ヶ月ぶりで16キロ増とこれで3着に落とし今回も2キロしか絞れていなかったが使われたことで上積みもあったのだろう。萩S2着ジュンブルースカイが東京スポーツ杯2歳Sで3着となったようにこのレースは低レベルと見ていたがその判断も誤りだっただろうか。ここでは確かに強かったが初戦で完敗したダノンザキッドの強さを更に際立たせただけといった印象も。

2着ラーゴム

OP(L)アイビーS2着から2番人気で出走し2着と敗れたが、現状では大体この程度だろう。前走は外から押圧する形の加害馬となってこれがどう出るかと思ったが、ここが乗り代わった豊さんと前任の北村友一との差で今回も内にササりつつあるところを右ムチで即座に修正して走らせた辺りはさすがだと。2コーナーの入り辺りでやや掛かって向こう正で落ち着いたようにも見えたがここらは課題でオルフェーヴル産駒の難しさとなるか。安定しているがこのクラスのトップグループとは大きな開きがあるようにも。

3着マカオンドール

前走1勝クラス紫菊賞3着といっても5頭立ての3着で勝ち馬には完敗しておりこれではと思ったが今回も良く追い込んで3着。前記ラーゴムの挙動もあって直線行き場をやや失うようなところもあったが力負け。道悪で非常に強いゴールドシップ産駒ですが本馬は良馬場向きとなるでしょうか。

4着グロリアムンディ

京都の新馬戦1着から混戦模様のオッズながら1番人気での出走、ここも勝って上位戦線に入って来て世代のトップに立つかとも見ていたのですが4着まで。内目の追走で外に出せず、外から伸びた勝ち馬などとの差も出て言い訳が利く敗戦ではあるのですがインからソコソコ伸びておりこの程度で落とすようでは上位ではやれないでしょう。内回りも初戦で勝利しており阪神になったことがマイナスになるとは思えず。持ち出せなかったのが敗因とはいえ新馬から6キロ増でやや太かった印象も、やれるのかはわかりませんしやって煩くなる可能性もありますがビッシリやられて捌けて動ける騎手にでも乗り代わってくれば、それはルメール騎手ぐらいしか該当しないとも思いますが。初戦だけで評価を高くし過ぎました。

5着以下

以下は順当といった結果で札幌2歳S3着以来で4番人気6着のバスラットレオンだけ取り上げると、前走勝ち馬は牝馬のソダシとはいえその後も重賞勝利するほど、この馬に早目に潰された割には踏ん張ったといったものでしたがそこから20キロ増で中間コントレイルと併せて良い動きも見せていたようですが、これではさすがに太く、イレるようになっていて距離延長も良くなかったでしょう。もっと短い距離で行き切るような競馬でないともう厳しいようで、クラシック戦線のトップグループという存在にはもうないでしょう。

 

2019年主な出走馬

1着マイラプソディ

G3共同通信杯4着

2着ミヤマザクラ

G3クイーンC1着

3着ロールオブサンダー

2勝クラス兵庫特別1着

 

・ゴーストレート(牡 菊沢)

エイシンフラッシュ×レッドリップス(フレンチデピュティ)

5回東京9日ダート1600m 未勝利 タイム:1分39秒0(良)

母レッドリップスは1000万特別勝利の3勝。本馬は7番子で2018年セレクトセール1620万円取引馬。3代母バッフドオレンジの産駒に93年G3札幌3歳S勝ち馬メローフルーツ、97年G2 4歳牝馬特別(現・G2フローラS)など重賞3勝オレンジピール、孫に08年G3TCK女王盃のラピッドオレンジ。本年の2歳戦では一族からルシャリーブルが勝利。

https://s3-ap-northeast-1.amazonaws.com/cdn.jrha.or.jp/select/2018/pj475.pdf

8月新潟の新馬戦9着から9番人気で出走したレースは好スタートを切ったが他馬も早く中位8番手辺りの追走、4コーナーで上手く外目に持ち出され直線に向くと前を捉えて抜け出した1番人気タピテールを残り100m手前で捉えて最後は1馬身1/4差で勝利。

初戦は新潟芝2000mのレースで同日の未勝利戦を勝ち上がるパープルレディなども出走していた芝のレースで当時5着だったグランツアーテムもダートで変わり身を見せ勝ち上がるなどそれなりのレベルにあったと言えそうだが本馬は当時9着からで、初戦の中距離スローの芝よりは今回の条件があったということで。ダート戦で強い相手に好走していた馬も数頭いましたがその程度なら上回れたと見るしか。4コーナーをスムーズに回って来られたのが今回の勝因で上のクラスでは厳しそうだが長く良い脚を使うタイプではあると。

 

・メディーヴァル(牡 寺島)

アジアエクスプレス×メジェルダ(ディープインパクト)

5回阪神9日ダート1400m 未勝利 タイム:1分25秒9(良)

母メジェルダは未勝利1勝、15年G3ファンタジーS2着(1着キャンディバローズ)。本馬は初子。

過去3戦5⇒2⇒2着から1番人気で出走したレースは7枠13番から絶好のスタートもハナには立ちたくなかったようで内から2頭に行かせ3番手から、4コーナーで前に並び掛け2番手に上がって直線抜け出すと2着馬に一旦詰められたが最後は再び差を広げて2馬身半差で勝利。

小倉芝1200mの新馬戦5着から中京ダート1200m・1400mで連続2着、当時勝利したのも1勝クラスで入着しているブラックアーメットやポールスターといった中々強いところが相手でこの相手ならばとなるが今回はダートの好走時よりも前に行けたのが大きく、短距離戦ならば1勝クラスでも上位争いは出来るだろう。

 

12着スリーグランド

4回東京1日2勝クラス1着

 

・ジュリオ(牡 木村)

リオンディーズ×ヒストリックレディ(ネオユニヴァース)

5回東京9日芝1600m 未勝利 タイム:1分35秒3(良)

母ヒストリックレディは未出走。本馬は5番子。おばに14年G1桜花賞など重賞4勝、仏G1凱旋門賞6着(1着Treve)のハープスター。祖母ベガは93年G1桜花賞・オークスの3歳牝馬クラシック2冠馬、その産駒にアドマイヤベガ、アドマイヤボス、中央芝・ダートG1勝ち馬のアドマイヤドンなど重賞勝ち馬3きょうだい。

活躍馬多数アンティックヴァリューの一族

https://www.silkhorseclub.jp/hspdf/2019/2018025.pdf

中山芝1600mの新馬戦2着、前走東京芝1600mの未勝利4着から2番人気で出走したレースはスタートが一息で後方からとなりそうだったが押してやや位置を取りに行って中位8番手辺りから、4コーナーでは内を空けて通る馬が多く本馬も馬場の真ん中に持ち出されると直線で抜け出し最後は追い込んだ2着馬を3/4馬身抑えて勝利。

芝のマイル戦を2度使われて2戦目では勝てそうだったが落としての3戦目勝ち上がり。テンに位置を取りに行った分でルメール騎手をしても少し掛かっていたようなところはあったがそれでも宥めて直線で伸ばす辺りはさすがで要は騎手の力で勝ったようなレース。リオンディーズのマイラーでクラシック向きというタイプではないでしょう。

 

・レイオブウォーター(牡 友道)

ディープインパクト×ノーブルジュエリー(スマーティージョーンズ)

5回阪神9日芝2000m 未勝利 タイム:2分1秒5(良)

母ノーブルジュエリーは2歳新馬戦勝利、14年OP洛陽Sなど6勝、14年G3京都牝馬S3着(1着ウリウリ)。

本馬は3番子で2019年セレクトセール1億368万円取引馬。祖母ノーブルステラは米重賞4勝。3代母Noble Pearlは98年G1伊グランクリテリウム勝ち馬。

https://s3-ap-northeast-1.amazonaws.com/cdn.jrha.or.jp/select/2019/pj036.pdf

7月の2回新潟新馬戦以来4ヶ月ぶりとなったレースは2番人気の出走で大外16番枠からゲートの出が悪いというよりも出ない感じで最後方から、最初のコーナーで1頭交わして向正面でも後方だったが3~4コーナーで一気に捲って行き4コーナーでは6番手、そこから直線に向くと馬場の外目から前を捉えて最後は断然人気となったセファーラジエルを1馬身半突き離して勝利。

初戦はG3東京スポーツ杯2歳Sで2番人気6着に敗れたドゥラヴェルデの7着。今回はそこから2キロ増と休養期間の割に馬体重は増えていなかったのですが休ませて良くなったとすべきでしょうか。後方から早目捲りで良く差し切ってラスト1ハロンは良く伸びているとも思うのですが勝ち味に遅いセファーラジエルが相手でラスト1ハロンのレースラップ自体も急激に落ちており強くはないと思うのですが勝ち時計自体は前日のG3京都2歳Sよりも0秒1早くこれをどう評価すべきか難しいところ。京都2歳Sのレベルがこの程度だとも考えられますが良血牝馬にディープインパクト産駒の配合でそれなりにマークもすべきかと。

 

・パープルレディ(牝 奥村武)

ディープインパクト×メリッサ(ホワイトマズル)

5回東京9日芝2000m 未勝利 タイム:2分1秒4(良)

母メリッサは10年G3北九州記念など6勝。本馬は5番子で2018年セレクトセール8856万円取引馬。全兄に19年G3関屋記念など重賞2勝ミッキーグローリー、20年G2スワンSなど重賞2勝、現3勝カツジ。一族に08年朝日杯フューチュリティステークスなど重賞3勝セイウンワンダー、他にマルブツサンキスト、サダムブルースカイなどの重賞勝ち馬。

https://s3-ap-northeast-1.amazonaws.com/cdn.jrha.or.jp/select/2018/pj357.pdf

8月の2回新潟芝2000m新馬戦2着、前走東京芝2000mの未勝利戦3着から単勝1.8倍の1番人気で出走したレースはあまりゲートは良くなかったものの5番手辺りから、コーナーごとに通過順を上げるといった感じで3番手から直線に向き外に出したかったと思われますが1頭外から寄せて来て最後はやや狭くなったがそこから抜けて最後は2着に3/4馬身差で勝利。

前記のゴーストレートも出走していた新馬戦のこちらは2着馬で、前走は休み明けで3着でしたが最速上りで勝ち馬とは同タイムとこちらは順当な勝利でしょう。道中持って行かれ気味で最後も外に出せばもっと楽だったと思うのですが三浦騎手に塞がれるような形になったので着差よりはもう少し強いように思います。ただし牝馬のトップグループとは現状でかなり差があるでしょうし、ここから良くなれば桜花賞よりはオークス向きといった程度の評価で。

 

・タイセイヴィーナス(牝 大橋)

シニスターミニスター×フラワーロック(アッミラーレ)

5回阪神9日ダート1800m 新馬 タイム:1分55秒8(良)

母フラワーロックは1000万特別勝利の4勝。本馬は4番子で2019年北海道サマーセール1080万円取引馬。3代母タケノファルコンの産駒に93年G1エリザベス女王杯など芝重賞3勝、96年G2フェブラリーSなど中央・地方ダート重賞10勝のホクトベガ。

5番人気で出走したレースは最内枠からマズマズのスタートでダッシュが付くという感じではなかったが先頭集団を4頭で形成するうちの2列目3~4番手といった位置での追走、そのまま流れて先頭集団から1頭脱落し最後は逃げて抜け出したヒロノクイーンとの争いとなって外から捻じ伏せ2馬身差の勝利。

結局は先行抜け出しで押し切ったというだけで時計などレースレベルは低目。使い出しからもダート中距離向きという評価で良いでしょう。

 

・アビッグチア(牝 堀井)

リオンディーズ×シベリアンクラシカ(サイフォン)

5回東京9日芝1800m 新馬 タイム:1分50秒8(良)

母シベリアンクラシカは2歳新馬戦勝利、1000万特別2勝の4勝。本馬は6番子。3代母Cheerful Spreeは91年米G3バックラムオークハンデキャップ勝ち馬。一族に92年きさらぎ賞など重賞3勝のヒシマサル。

10番人気で出走したレースは好スタートからダッシュ良くハナ、そのまま直線に向いて逃げ切り。

スローの先行・2番手行ったっきりというレースで内を空けて走る特殊なレースで人気馬が後方から届かなかったというだけで先に繋がるようなレースではないでしょう。

 

・ドリアード(牝 佐々木)

キズナ×ナイアード(ワイルドラッシュ)

5回阪神9日芝1400m 新馬 タイム:1分23秒1(良)

母ナイアードは1600万特別勝利の5勝。本馬は5番子。

1番人気で出走したレースは好スタートを切ったが他も速く5番手辺りからの追走、3~4コーナー辺りで動き出し4番手に上がると直線で前を捉え2着に2馬身半差の差し切り。

出走中の上りは34秒8で最速なのですが先行勢が伸びなかったという感じで勝ち時計も平凡。低調な一戦の勝ち馬で大きく変わって来ない限りはここから苦戦することになると思われます。

 

2019年該当レース

1着ファーストフォリオ

2勝クラス札幌スポニチ賞1着

 

・キングストンボーイ(牡 藤沢和)

ドゥラメンテ×ダイワパッション(フォーティナイナー)

5回東京9日芝1600m 1勝クラスベゴニア賞 タイム:1分35秒2(良)

1着キングストンボーイ

前走G3サウジアラビアロイヤルC5着から出走したレースは良いスタートではなく10頭立ての中位からやや後ろ目の6番手辺りから、3コーナーで5番手、4コーナーで4番手と位置を上げて先行勢3頭を見るような形で外目に持ち出され最後は内から一旦ステラリアに出られたようにも映ったがゴール前で差し返すようにしてクビ差の勝利。

前走はG3重賞ではあったが相手関係というよりも不良馬場の適正だけで決まってしまったようなレースで時計を今回5秒以上詰めたように全く別物のレースと考えて良いでしょう。今回はスローの上り勝負でコース取りなども上手く嵌ったという結果で勝ち時計自体は平凡でトップグループの牡馬と渡り合うには厳しいように感じます。マイルの特別戦勝ち馬ですが新馬は1800m戦の勝利で距離は2000mまで持つかと。

2着ステラリア

4コーナーで外に出せればというところでしたが勝ち馬に塞がれるような形で仕方なく内へ行って伸びとところを最後に捻じ伏せられたような格好で本来はこちらの方が強いでしょう。ただそれで押しきれないようでは、こちらは牝馬のトップグループ相手には厳しいという評価で。前走のように内回りで一瞬の切れを生かす方が良いのかも。

3着ヴィクトゥーラ

後方からになって伸び切れなかったというレースですが新馬戦勝利直後で前走の重馬場からここまで対応したのだからマズマズという内容。

10頭立てで4頭が地方からの転入馬というメンバーで4着以下は特筆すべきところもないでしょう。

 

2019年主な出走馬

1着ミアマンテ

2着ジュンライトボルト

OP(L)橘S2着

 

・エイシンヒテン(牝 渡辺)

エイシンヒカリ×エイシンサンバレー(エイシンワシントン)

5回阪神9日芝1600m 1勝クラス(牝)白菊賞 タイム:1分34秒3(良)

1着エイシンヒテン

前走小倉芝1200m未勝利1着以来3ヶ月ぶり、10頭立て8番人気となったレースは最内枠から絶好のスタートでハナ、そのまま押し切って逃げ切り。

33秒9で自身も上っているのですが2番手を進んだナムラメーテルが最下位に沈み、掛かり気味に行ったダノンシュネラやフラーズダルムといったところが全く伸びないような恵まれたレース。その割に勝ち時計や上りなどは悪くなく未勝利同様にハナさえ切って自分の形に持ち込むと強いというのは父譲りとということになるでしょうか。行ってどこまでというタイプでその形になればという程度の評価で、上位勢の牝馬ならばアッサリ捉えられると思います。

2着スパークル・3着サトノルーチェ

同じ新馬戦の1・2着がここでは着順が入れ替わって2・3着ということで新馬では1馬身1/4先着された里のスパークルが今回は2馬身半先着。展開に嵌ってしまったようなレースで勝ち馬よりも本来はこちらが上だと思いますが自分の形に持ち込んだエイシンヒテンに今回は完敗。サトノルーチェが勝った新馬戦で当時4着エンスージアズムがここでも5着に追い込んだように大体この程度の力関係で、後方からのエンスージアズムには展開が向かなかったかと。

以下は特になく新馬勝ち直後や特別戦で底を見せてしまったようなメンバーで2番人気ナムラメーテルが最下位10着というのは意外な大敗という程度。ナムラメーテルは初戦も2番手からの好位抜け出しで絶好の展開に思えたのですがそれでいてここまで負けたのでは本調子でなかったとしか。

 

2019年主な出走馬

1着ショウリュウハル

2勝クラス北國新聞杯1着

3着ヒルノマリブ

OP(L)紅梅S1着

 

 

◆今週の2歳戦

●阪神(1勝クラス1 新馬4 未勝利8)

●中京(1勝クラス1 新馬1 未勝利5)

●中山(1勝クラス2 新馬4 未勝利8)

 

 

◆特別戦

●葉牡丹賞(1勝クラス 中山芝2000m)

2019年主な出走馬

1着グランデマーレ

3着ダーリントンホール

G3共同通信杯1着

4着サペラヴィ

2勝クラス精進湖特別1着

 

●さざんか賞(1勝クラス 阪神芝1200m)

2019年主な出走馬(2019年5回阪神5日1勝クラスさざんか賞)

1着ヴァラークラウン

 

●こうやまき賞(1勝クラス 中京芝1600m)

2019年主な出走馬

1着アブソルティスモ