◆ランキングデータ
https://ameblo.jp/blogneet/entry-12621511513.html
◆重賞勝利種牡馬
新潟2歳S ショックアクションの父グレンイーグルズは45位⇒18位
1位(1位)モーリス(1億1327万9000)(7勝)※新種牡馬
2位(4位)ドゥラメンテ(9479万)(9勝)※新種牡馬
3位(3位)キズナ (9346万5000)(7勝)
4位(2位)エピファネイア(9333万)(8勝)
5位(6位)ディープインパクト(7730万)(6勝)
6位(5位)マツリダゴッホ(7106万3000)(4勝)
7位(7位)ダイワメジャー(6133万6000)(6勝)
8位(12位)スクリーンヒーロー(5994万)(3勝)
9位(8位)リオンディーズ(5619万)(5勝)※新種牡馬
10位(18位)ハービンジャー(5091万3000)(5勝)
11位(13位)ゴールドシップ(5039万4000)(6勝)
12位(9位)ロードカナロア(5032万)(5勝)
13位(10位)ルーラーシップ(5016万)(3勝)
14位(14位)カレンブラックヒル(4791万1000)(4勝)
15位(11位)マクフィ(4731万)(2勝)※新種牡馬
16位(15位)リーチザクラウン(4467万1000)(3勝)
17位(26位)ハーツクライ(4234万)(2勝)
18位(45位)グレンイーグルズ(4138万5000)(2勝)※海外供用 サドラーズウェルズ系
19位(21位)ミッキーアイル(4092万)(4勝)※新種牡馬
20位(16位)ラブリーデイ(4077万3000)(4勝)※新種牡馬
21位(27位)スクワートルスクワート(4011万6000)(3勝)
22位(17位)パイロ(3682万2000)(2勝)
23位(19位)エイシンフラッシュ(3416万)(2勝)
24位(23位)ディスクリートキャット(3312万)(3勝)※新種牡馬
25位(20位)ヴィクトワールピサ(3178万)(2勝)
26位(22位)サウスヴィグラス(2774万)(3勝)
27位(25位)アジアエクスプレス(2660万)(3勝)※新種牡馬
28位(29位)フランケル(2520万)(2勝)※海外供用 サドラーズウェルズ系
29位(24位)ダノンレジェンド(2511万)(3勝)※新種牡馬
30位(28位)トゥザワールド(2384万1000)(3勝)
31位(30位)ディープブリランテ(2260万)(2勝)
32位(31位)オルフェーヴル(2231万)(2勝)
33位(42位)ブラックタイド(2120万)(1勝)
34位(32位)ネオユニヴァース(2100万)(2勝)
35位(33位)キングカメハメハ(2057万)(2勝)
36位(35位)マジェスティックウォリアー(2050万)(2勝)
37位(34位)キンシャサノキセキ(1977万)(1勝)
38位(46位)エスケンデレヤ(1690万)(2勝)
39位(36位)ヘニーヒューズ(1656万)(1勝)
40位(37位)メイショウボーラー(1560万)(2勝)
41位(39位)ノヴェリスト(1547万)(1勝)
42位(38位)トランセンド(1401万)(1勝)
43位(40位)ジョーカプチーノ(1347万)(1勝)
44位(54位)アドマイヤムーン(1287万)(1勝)
45位(62位)テイエムオペラオー(1261万4000)(1勝)
46位(41位)ジャスタウェイ(1230万)(1勝)
47位(47位)アイルハヴアナザー(1095万)(1勝)
48位(43位)バゴ(1087万)(1勝)
49位(44位)クロフネ(1041万)(1勝)
50位(67位)ストロングリターン(1022万)(1勝)
51位(81位)シンボリクリスエス(1010万)(1勝)
52位(49位)シニスターミニスター(990万)(1勝)
53位(69位)エイシンヒカリ(970万)※新種牡馬
54位(47位)トーセンファントム(895万)
55位(50位)ローエングリン(860万)(1勝)
56位(51位)リアルインパクト(847万)(1勝)
57位(52位)ワールドエース(811万)
58位(53位)ディープスカイ(780万)(1勝)
59位(55位)アグネスデジタル(751万)(1勝)
60位(56位)アメリカンファラオ(700万)(1勝)※海外供用 ミスタープロスペクター系(ファピアノ系)
60位(56位)インヴィシブルスピリット(700万)(1勝)※海外供用 ダンチヒ系
60位(56位)クリーンエコロジー(700万)(1勝)※新種牡馬
60位(56位)ゴールドアリュール(700万)(1勝)
60位(56位)スペイツタウン(700万)(1勝)※海外供用 ミスタープロスペクター系(ゴーンウェスト系)
60位(56位)タピット(700万)(1勝)※海外供用 シアトルスルー系
66位(62位)ロージズインメイ(690万)(1勝)
67位(64位)スピルバーグ(681万)
68位(75位)スマートファルコン(660万)
69位(65位)ホッコータルマエ(658万)※新種牡馬
70位(66位)ドーンアプローチ(635万)(1勝)※海外供用 サドラーズウェルズ系
71位(67位)グラスワンダー(590万)
72位(71位)ヴァンセンヌ(550万)
73位(69位)ノーネイネヴァー(510万)(1勝)※海外供用 ストームキャット系
74位(77位)フェノーメノ(508万)
75位(71位)ロードアルティマ(480万)
76位(73位)カーリン(477万)※海外供用 ミスタープロスペクター系(スマートストライク系)
77位(74位)ダノンシャンティ(470万)
78位(91位)エスポワールシチー(467万)
79位(75位)トゥザグローリー(460万)
80位(78位)プリサイスエンド(451万)
81位(81位)バトルプラン(440万)
82位(79位)エクシードアンドエクセル(410万)※海外供用 デインヒル系
83位(80位)パドトロワ(361万)
84位(-)ゴールスキー(355万7000円)※新種牡馬
85位(83位)アンクルモー(280万)※海外供用 カロ系
85位(83位)イントゥミスチーフ(280万)※海外供用 ストームキャット系
85位(83位)グタイファン(280万)※海外供用 ノーザンダンサー系(トライマイベスト系)
85位(83位)ダンカーク(280万)
89位(87位)ジャングルポケット(231万)
90位(88位)タニノギムレット(207万)
90位(107位)トーセンラー(207万)
92位(89位)アポロキングダム(200万)
92位(89位)キングマン(200万)※海外供用 ダンチヒ系
94位(91位)アーネストリー(187万)
95位(93位)アンライバルド(180万)
95位(93位)イフラージ(180万)※海外供用 ミスタープロスペクター系(ゴーンウェスト系)
95位(93位)キングズベスト(180万)
95位(93位)コパノリチャード(180万)
95位(93位)トーセンジョーダン(180万)
95位(93位)ホーリーローマンエンペラー(180万)※海外供用 デインヒル系
95位(-)ラナウェイアンドハイド(180万)※海外供用 ミスタープロスペクター系(カースンシティ系)
102位(99位)エアーフォースブルー(161万)※海外供用 ダンチヒ系
102位(102位)ローズキングダム(161万)
104位(100位)ラブイズブーシェ(140万)
105位(101位)カリフォルニアクローム(130万)※海外供用 シアトルスルー系
105位(-)トーセンブライト(130万)
107位(102位)グランプリボス(110万)
107位(102位)スズカコーズウェイ(110万)
107位(102位)ニューアプローチ(110万)※海外供用 サドラーズウェルズ系
107位(102位)ミュゼスルタン(110万)※新種牡馬
111位(107位)タートルボウル(77万)
111位(107位)ペルーサ(77万)※新種牡馬
113位(110位)ダークエンジェル(70万)※海外供用 ノーザンダンサー系(トライマイベスト系)
113位(110位)トーセンホマレボシ(70万)
113位(110位)ベルシャザール(70万)
116位(113位)クリエイターⅡ(51万)※新種牡馬
116位(113位)サクラゼウス(51万)
116位(113位)スウェプトオーヴァーボード(51万)
116位(113位)ダノンシャーク(51万)※新種牡馬
116位(113位)リヤンドファミユ(51万)※新種牡馬
~今週の勝ち馬~
・リサコーハク(牝 川村)
カレンブラックヒル×ミヤジレリゴー(キングカメハメハ)
2回小倉5日ダート1000m 未勝利 タイム:59秒1(良)
母ミヤジレリゴーは未勝利。本馬は初子。3代母コマーズの産駒に重賞勝ち馬スターリングローズ、ゴールデンジャックきょうだい。5代母Nice Princessの産駒に種牡馬ナイスダンサー。
これまで4度使われ今回は2番人気で出走、10頭立ての大外10番枠から好スタートで押してハナ、競り込まれる場面もあったがハナは譲らずコーナーワークで突き離して2着に3/4馬身差の押し切り。これまで強い相手とも戦って来たが既に5戦目で今回が初ダート、使いつつ仕上げる川村厩舎らしい勝利と言えるがこの条件の勝ち馬でもありクラシックでといったタイプではないだろう。
・モリノカンナチャン(牝 大江原)
ハービンジャー×ヒカルドウキセイ(サンデーサイレンス)
2回札幌5日芝1800m 未勝利 タイム:1分51秒6(良)
母ヒカルドウキセイは1000万特別勝利の3勝、04年G1秋華賞に出走し11着(1着スイープトウショウ)。本馬は5番子。近親に09年G3函館2歳S勝ち馬ステラリード、その産駒カイザーノヴァは先週の2歳OPクローバー賞を勝利。一族に97年仏G1グランクリテリウムのSecod Empire。
新馬、2戦目と札幌芝1800mで2着し2番人気で出走した今回は好スタートも特に無理をすることもなく6頭立ての最内からインをキープする4番手、レースが動いて4コーナーで前が狭くなってクビを上げて一旦置かれるようなところもあったが直線に向くとOPコスモス賞で2着したカランドゥーラを差し切って初勝利。
初戦がバスラットレオン、2戦目が新馬でオーソクレースの2着から連闘で出走したシティレインボーの2着とかなり強い相手に好走しておりOP2着のあったカランドゥーラよりも上だったということだろう。不利もあって直線に入った際にはかなり差を広げられたが、それを差し切る脚に見どころアリ、3戦目での勝ち上がりとなったが前述の通り相手関係に拠るところ大で牝馬同士ならば上位の存在としてマークすべきだろうか。
・キープイットシンポ(牝 小野)
エスケンデレヤ×イットーエンプレス(エンパイアメーカー)
3回新潟5日ダート1800m 未勝利 タイム:1分54秒0(良)
母イットーエンプレスは未出走。本馬は3番子。3代母イットーは75年スワンSなど重賞2勝、その産駒にハギノトップレディ、ハギノカムイオーなどのいわゆる「華麗なる一族」、キューピットの一族。
福島ダート1150mの新馬戦5着、新潟ダート1200mの未勝利戦3着から2番人気で出走したレースは好スタートから2番手、2頭で後続を離すような形の2頭並びの外を回るような形で直線に向き内で逃げたトーセンエディを競り落とすと最後は2着を6馬身離す勝利。これまでは不良馬場の短距離ダートで差し込むも届かずといったレース、距離延長で先行出来たのも良かったのだろうがさすがに最後は止まっており相手に恵まれた面も強いか。
・ミニーアイル(牝 武幸)
ミッキーアイル×アイランドファッション(ペションヴィル)
2回小倉5日芝1200m 未勝利(牝) タイム:1分8秒4(良)
母アイランドファッションは03年アラバマS(米ダート10f)などG1レース3勝、重賞5勝の通算6勝、04年G1安田記念に出走し16着(1着ツルマルボーイ)本馬は9番子で2018年セレクトセール3348万円取引馬。半姉に14年G3フラワーC2着のパシフィックギャル(父ゼンノロブロイ)、半兄に20年G2金鯱賞2着のサトノソルタス(父ディープインパクト)。
小倉芝1200mの新馬戦3着から1番人気で出走したレースはゲートで後手を踏んで後方8番手辺りから、道中も掛かり気味に映ったが直線に向くと一気に伸びて前を捉え最後は2着に3馬身差の差し切り。
初戦も大きく出遅れて3着まで追い込んで、今回もスタートは悪かったが初戦よりはマシになっていてこの辺りに課題を残すが現状では短距離で強烈な決め手を活かすタイプだろう。中1週で初戦から14キロ絞れていたのも良かったか、豪快なレースをする馬だがこれをどう評価するか。フットワークから道悪は相当な巧者と思われる。
・マウンテンムスメ(牝 中野)
アドマイヤムーン×ヤマガール(ストーミングホーム)
2回札幌5日芝1200m 未勝利 タイム:1分10秒3(良)
母ヤマガールは未勝利で転出し再転入後500万勝利の地方2勝、中央1勝、通算3勝。本馬は初子。一族に96年G1朝日杯3歳ステークスなど重賞4勝マイネルマックス。他にトシザブイ、トシヴォイス、インターシュプールなどの重賞勝ち馬。
初戦は札幌芝1200mで2着。3番人気で出走したレースは好スタートから押してハナ、そのまま直線に向くと後続との差を広げ2着に4馬身差の快勝。初戦は2番手で進め勝ち馬に逃げ切られる結果となったが今回はハナを切って2着以下を離して勝利。ハナを切らないとダメというよりはもう少し距離延長で楽に行ける競馬のほうが良いのではないだろうか。今回は多分に相手関係による結果だがマイルまでは対応可能とも思える。
アドマイヤムーン初勝利で産駒デビューの2011年から10世代連続勝利。2019年2歳戦5246万円獲得、リーディング40位。2011年新種牡馬リーディング2位(1位ダイワメジャー)。
・グレアリングアイ(牡 古賀慎)
ハーツクライ×ストライキングアイ(スマートストライク)
2回新潟5日芝1800m 未勝利 タイム:1分48秒6(良)
母ストライキングアイは未勝利。本馬は3番子。祖母ゴールデンドックエーは08年米G1ラスヴィルヘネスSで重賞1勝、おじに16年G3小倉大賞典・G3七夕賞で重賞2勝のアルバートドック。近親に10年米G1ハリウッドターフカップのUnsual Suspect。
新馬戦は新潟芝1800mで3着。1番人気で出走した今回はゲートが悪く最後方から、残り1000m辺りから位置を上げ外から上がって行き直線に向いて前を捉えると最後は追い込んだウインザナドゥを半馬身抑えて勝利、2着ウインザナドゥも父ハーツクライで産駒によるワン・ツーとなった。初戦も後方から緩い流れを追い込んで3着となっているが今回もそのような競馬で初戦とは違い良い脚を長く使うような勝ちぶり。ただし強いということではなく直線に入って抜ける際や抜けてからもかなり蛇行しており新潟外回りの我慢比べでなんとか差し切ったような内容。あらゆる意味でもっと良くならないとここからは厳しいだろうが、まだまだ良くなりそうな血統背景でもある。
・コートダルジャン(牝 牧田)
ハーツクライ×カニョット(サンレイズスピリット)
2回小倉5日芝2000m 新馬 タイム:2分3秒2(良)
母カニョットは08年G1亜1000ギニーなど亜国重賞3勝の通算4勝。本馬は6番子。
2番人気で出走したレースは後方からのスタートになって17頭立ての12番手辺りから、3~4コーナー中間で行きだして馬群の外を回って直線に向き前を捉え最後は追い込んだ2着オリノコを3/4馬身抑えて勝利。後方から4コーナー大外、これで差し切ったのだから強いことは強いがそれほど流れたレースでもなく勝ち時計も平凡とこれを差し切っただけとなるだろうか。1番人気トーセンアランがいかにも太目で出て来て全く動けないなど恵まれた面もあったがいきなりこの距離で勝ったハーツ産駒ということで桜花賞よりもオークス向き、ここから良くなればといったところだろう。
・ピクトルテソーロ(牡 田中博)
シンボリクリスエス×ハンドスター(パラダイスクリーク)
2回札幌5日ダート1700m 新馬 タイム:1分49秒3(良)
母ハンドスターは地方2勝。本馬は5番子で2019年北海道サマーセール777万円取引馬。近親に97年G1帝王賞のコンサートボーイ。
2番人気で出走したレースは、さほど良いスタートではなかったがダッシュ良く3番手に、そのまま流れて4コーナー辺りから動き出し逃げ馬がここで脱落し直線で前を捉え最後は2着に2馬身差の勝利。悪いところは全く見当たらなかったがうまく流れに乗ってそのまま抜け出しただけのようなレース。ダート中距離戦線でもかなり強い馬が勝ち上がっており、そこに入ってどこまでやれるか。今回は文句なし。
シンボリクリスエス産駒初勝利で産駒初出走の07年から14世代連続勝利。2019年2歳戦1205万円獲得、リーディング95位。2007年新種牡馬リーディング。昨年の2歳戦は1勝に終わったが、そのコルテジアが本年のG3シンザン記念3着、G3きさらぎ賞で重賞勝利。2019年に種牡馬を引退。
・モメントグスタール(牡 高木)
ハービンジャー×ハーモニーフェア(シンボリクリスエス)
3回新潟5日芝1600m 新馬 タイム:1分37秒9(良)
母ハーモニーフェアは2歳新馬戦1勝、地方5勝の通算6勝。本馬は初子で2019年北海道サマーセール1674万円取引馬。おじに07年ドバイデューティーフリー、宝塚記念、ジャパンカップでG1レース3勝のアドマイヤムーン。ヒシアマゾン、スリープレスナイトなど活躍馬多数84年G1愛1000ギニーの3代母ケイティーズの一族。一族からは本年2歳戦でダディーズビビッド、エフフォーリア、カイトゲニーなどが既に勝ち上がるなど好調ぶりを発揮している。
6番人気で出走したレースは好スタートから押して位置を取るように4番手、直線に向くと馬場の3分どころに持ち出され内の先行勢は止まると最後は2着に1馬身半差で勝利。スローペースを先行し例年と違い荒れ馬場ではあるがそれを差し引いても時計が遅く上りが平凡。最後は2着馬の進路をややカットするような蛇行も見せており1勝馬相手では苦戦必至だろう。本馬が7枠15番で2~4着は8枠3頭と外回りで内の悪い馬場などから枠順も向いたか。
・アナザーリリック(牝 林)
リオンディーズ×アンソロジー(サクラバクシンオー)
3回新潟5日芝1600m 新馬(牝) タイム:1分36秒2(良)
母アンソロジーは500万特別勝利の2勝。本馬は8番子。おじに06・07年G2目黒記念連覇、G1メルボルンカップ、有馬記念、ジャパンカップで2着のポップロック。
3番人気で出走したレースはマズマズのスタートだったが9番手辺り、といっても3列目で大きな先頭集団の真ん中からやや後ろといった位置取り。そこから直線に向くと一気に切れて先行した2着馬を2馬身離して勝利。登録段階でかなりの馬が非当選馬となって相手に恵まれたのかも知れないが限定戦ながら同じ条件であった同日1つ前の新馬戦よりもレースレベルは高い模様。ダートの短いところ向きとも見ていたがこの決め手ならば取りあえずは芝でしょう。手放しで高評価という訳には行かないが悪くはなくこの後で更に良くなってくれば。
・ヨカヨカ(牝 谷)
スクワートルスクワート×ハニーダンサー(デインヒルダンサー)
2回小倉5日芝1200m OPひまわり賞(九州産) タイム:1分9秒2(良)
新馬戦、フェニックス賞と一般馬相手に連勝し単勝1.2倍の断然人気で出走。今回は負担重量57キロとこの時期の2歳牝馬には酷量となったが好スタートから楽にハナ、良い馬場を選ぶような内目を避ける逃げで直線に向いて全く危なげなく押し切って2着に3馬身半差の勝利。2回小倉開幕週であったフェニックス賞よりも1秒3遅い勝ち時計となったが九州産馬限定戦で相手があまりにも軽くここではモノが違いすぎる。負担重量も厳しかったとは思うがそれでもこれなので次走以降の一般馬相手で改めて。今回また馬体重が減っていたこともあり、さすがに上積みもないだろうがこれで一息入れて最大目標を桜花賞に設定するとのこと。距離はマイルまで持ちそうだがこの時期にこれだけ使われたことでどこまで成長してくるか復帰戦で注目したい。ここまでの実績通り九州産馬という扱いはしない方が良いだろう。
2019年主な出走馬
1着イロゴトシ
・テンバガー(牡 藤岡)
モーリス×トップセラー(スペシャルウィーク)
2回小倉6日芝2000m 未勝利 タイム:2分2秒8(良)
母トップセラーは2歳新馬戦勝利、1000万特別勝利の3勝。本馬は8番子。祖母プロモーションは97年G3クイーンS勝ち馬。おじに06年G2青葉賞など重賞2勝、G1日本ダービー2着アドマイヤメイン。近親に08年G1天皇賞(春)など重賞3勝アドマイヤジュピタ。
阪神芝1800m新馬戦3着から2番人気で出走し好スタートから2番手、1頭がやや離して逃げる展開で中間点辺りで1頭動いて来たところでペースを上げ4コーナー手前では逃げ馬を交わして先頭。内を空けて馬場の3分どころを通るような形で直線に向いて最後は2着トーセンインパルスに迫られたが3/4馬身凌いで勝利。時計などは平凡だが出入りのあるレースでコース取りも馬場を選択して経済コースを通ったというものではなく見た目以上に厳しいレースをして勝ったと思われる。初戦の勝ち馬ダノンザキッドもかなり強く2着だったワンダフルタウンも2戦目は新潟で2着に8馬身差のレコード勝ちということも強さの指標となるだろうか。前走から10キロ減での出走で絞れて2戦目で変わったのか未勝利勝ちながらかなり強いと思われる。2着のディープインパクト産駒トーセンインパルスも最後で勝ち馬の内に入れなければといった内容で、急追を見せたようにこちらも合わせて注目となるだろうか。
・フラリオナ(牝 武幸)
ストロングリターン×ラカ(キングカメハメハ)
2回札幌6日芝1500m 未勝利 タイム:1分33秒5(重)※1着同着
母ラカは未勝利。本馬は3番子。祖母は95年オークス、96年エリザベス女王杯でG1レース2勝のダンスパートナー。ダンスインザダーク、ダンスインザムード、エアダブリンなど活躍馬多数キーパートナー一族。
札幌芝1500m新馬戦2着から2番人気で出走し好スタート、内から行きそうだった馬を抑えてハナを切るかに見えたが外から来た馬に行かせて2番手4コーナー辺りで先頭に立ち最後は差し込んで来たルースとの争いになって3着を5馬身離してのデッドヒートでゴール。初戦は5頭立ての少頭数で勝ったエイボンクリフに逃げ切られたものでレースレベル自体がどうかと思ったが勝ち馬はやはり強く2戦目で順当に勝ち抜けたと言えそうだが道悪適正のようなことも奏功しただろうか。
ストロングリターン産駒本年初勝利で17年から4世代連続勝利。2019年2歳戦7135万6000円獲得、リーディング30位、2017年新種牡馬リーディング7位(1位ロードカナロア)。昨年の2歳戦は2頭しか勝ち馬はでなかったがプリンスリターンがOPききょうS勝利など活躍を見せ本年のG3シンザン記念2着、G3アーリントンC3着などその後も3歳重賞戦線で上位入着を果たしている。
・ルース
ドゥラメンテ×ヤマカツマリリン(グラスワンダー)
2回札幌6日芝1500m 未勝利 タイム:1分33秒5(重)※1着同着
母ヤマカツマリリンは1600万特別勝利の中央3勝、地方2勝、通算5勝。本馬は7番子。半兄に16・17年G2金鯱賞など重賞5勝(ヤマカツエース)、半姉ヤマカツグレース、ヤマカツマーメイドは3歳牝馬限定G2重賞2着。祖母イクセプトフォーワンダは08年加G3ダンススマートリーハンデキャップ勝ち馬。
新潟芝1600m新馬戦8着から6番人気で出走したレースはマズマズのスタートから、やや促されるようにして位置を取って5番手辺りで追走。4コーナー辺りから動いて前に取り付き最後はフラリオナを差し切ったかのようにも見えたが1着同着。同じ未勝利戦の勝ち馬でもこちらの方が厳しい展開を勝ったようにも思うが一方のフラリオナも先行して立ち回れる強さがあるということで。同日のキーンランドCに出走した半姉ヤマカツマリリンは道悪で良くないと思うが当日は外枠もあって好走、こちらは同じキングカメハメハ系でも父がドゥラメンテになっている分で道悪適性は姉よりも上と言えるか。堅実に走る血統でもあり春のクラシックまでにもう1つ2つぐらいは勝ってもおかしくないが大物の相は現状感じられず。
・クムシラコ(牡 石毛)
ディスクリートキャット×デイドリーマー(ネオユニヴァース)
3回新潟6日直線芝1000m 未勝利 タイム:56秒0(良)
母デイドリーマーは未勝利1勝。本馬は4番子。半姉に本年のG3アイビスサマーダッシュ3着で現4勝のビリーバー(父モンテロッソ)。近親に16年G3シンザン記念など重賞2勝、現5勝のロジクライ。17年BCターフのTalismanic。
函館で芝1000m新馬戦2着、芝1200m未勝利3着から1番人気で出走し9番枠からダッシュ良く2列目の4~5番手といった位置取りで内ラチ沿いから最後は抜け出し3キロ減の2着馬をクビ差抑えて勝利。直線競馬の未勝利戦でクラシック戦線に出てくるというタイプとも思えないが姉もアイビスサマーダッシュで好走しておりコース適性のようなものがあるだろうか。ここも同一馬主となるミルファーム9頭出しで最後にラチ沿いから抜けられたのもその辺りか。新馬戦では函館2歳Sを勝利したリンゴアメの2着しており、この辺りを持ち出せば直線競馬以外でもやれそうではあるが。
・アールラプチャー(牝 千田)
ミッキーアイル×ルージュノアール(ストーミングホーム)
2回小倉6日芝1200m 新馬 タイム:1分8秒8(良)
母ルージュノアールは初出走となった3歳未勝利戦で1勝。本馬は初子。
2番人気で出走したレースは大外12番枠から好スタートで2番手、2頭で離して先行するような形で今週の小倉芝で見られた内を空けて走るような4コーナーからの立ち上がりで逃げ馬が失速したのに対し、こちらは止まることなく2着に1馬身1/4差で勝利。
これといって特筆すべきところもなくゲートを決めて好位から抜け出したという評価になってしまうが3着以下は離れており全く危なげのないレースぶりで逃げなければダメということでもなく短距離戦では現状ケチのつけようもないが1勝馬相手で即勝てるとも思えず、いわゆる仕上がり早の早期活躍型となるだろうか。
・ヴェローチェオロ(牡 須貝)
ゴールドシップ×プレシャスライフ(タイキシャトル)
2回札幌6日芝1800m 新馬 タイム:1分55秒4(重)
母プレシャスライフは中央未勝利、地方5勝。本馬は8番子で2018年セレクトセール1674万円取引馬。
近親に02年スプリンターズSなどG1レース2勝のビリーヴ、その産駒ジャンダルム他にスティールパス、トレンドハンターなどの重賞勝ち馬。
2番人気で出走したレースは良いスタートと言えないがダッシュ良く前に付けて内目の5番手から、残り1000m辺りから動き出し直線に向いて前を捉えて最後は2着に1馬身半差の差し切り。世代6頭目の勝ち馬となった好調ゴールドシップ産駒で1800m戦での勝利というのは全馬共通で、6頭中良馬場での勝利は1頭だけと今回のような道悪競馬で特に強さを見せており今回も最大の勝因はそれだろう。内目のポジションになぜかスンナリ収まるということはそれほど珍しくもなく、このレースも本馬はそのようになりスローと道悪で時計も遅いがこの馬場で差し切ったことやぬけてからゴール前でクビを上手く使い沈み込むようなフォームになった辺りに強さの一端も垣間見えた。出走すれば連闘となる札幌2歳Sに登録されているが道悪にでもなれば上位候補だが他場を含め芝1800mで強い勝ち方をした馬がかなり登録されておりさすがにそこでは厳しいか。道悪適正がかなり高いことは疑いようもないが良馬場でもかなりやれるように思われる。
・ブラックラテ(牡 梅田)
ブラックタイド×ラテアート(サクラバクシンオー)
3回新潟6日芝2000m 新馬 タイム:2分6秒0(良)
母ラテアートは10年2歳OPクリスマスローズSなど2勝。本馬は4番子。
2番人気で出走しゲートはそれなりに出て悪くはなかったが行く気も見せない素振りで控えて大きな集団の後方となる13番手辺りから、中間点辺りから一気に動いて4コーナーでは2番手、直線馬場の良い真ん中から抜けて最後は2着に2馬身差で押し切り。荒れた馬場とはいえ時計があまりにも遅く最後もかなりフラついておりスローを嫌って早目に動き岩田康誠が無理やり持たせてしまったようなレース。短距離母系だとは思うがブラックタイドの分で中距離に出ているのか2000mで新馬勝ち、キタサンブラックと同じブラックタイド×サクラバクシンオー配合でもあるがそれだけで同等の評価はさすがに。
ここは決定的な不利があって4着に敗れたモーリス産駒で母シンハライトのセブンサミットが本来は勝っていたレースだったようにも思える。
・ショックアクション(牡 大久保)
グレンイーグルズ×リセットインブルー(ファストネットロック)
3回新潟6日芝1600m G3新潟2歳S タイム:1分34秒6(良)
1着ショックアクション
マズマズのスタートから控えて我慢させて直線の追い比べを馬場の真ん中から抜けてきただけといったようなレースで本年の新潟2歳Sは結果的にさほどレベルが高くないように思われる。行き過ぎて負けた阪神の初戦も勝ち馬は強かったがこのレース自体もどうなのか疑問は残る、次走で日本レコード勝ちしたフリードも出走いていたレースで小倉2歳Sもこの馬が勝つようならこの時期の2歳S勝ち馬を早くも2頭出すレースとなるので多少マークもして置きたいが。ガリレオ系の外国産馬で仕上がりも早く荒れ馬場も向いたと思うがニューアプローチ産駒のダーリントンホールも稍重馬場の共同通信杯で勝たせたゴドルフィン陣営だけにこのようなレースで強いとなるか2着もスクリーンヒーロー産駒のブルーシンフォニーで産駒ワン・ツー。昨年はキレ味を生かしてハーツクライ産駒のウーマンズハートで勝っているゴドルフィン陣営だけにサドラーズウェルズ系(ガリレオ系)でパワー馬場を勝っているだけでもないが、昨年勝ち馬ウーマンズハートは実質ここで終わっただけにどの要素を今後の評価とするか。個人的にはこれで終わるような気もする、もう少し走ったとしても3歳時まで走るとは思えないが。
2着ブルーシンフォニー
東京の稍重馬場を勝って来た馬で当時2着のカランドゥーラはOPコスモス賞2着もあったが未勝利を勝ちきれない状態でこのレベルが2着したレースとなるだろうか。これで3歳夏の編成まではOPクラスで走ることになるのでそこでどう立ち回るか、距離はもっとあった方が良い中距離型だろうか。
3着フラーズダルム
この馬を本命としていたのですが勝ち負けというよりは4着以下こそ離したものの完敗という結果に。
この時期の2歳戦なのでで1-2着の牡馬に牝馬の本馬が牡牝の差で負けたということもないのは過去の例からも明らかで、当日12キロ増となったように1度使われたことで煩くなって時計こそ出ていたがビッシリやれなかったのではないだろうか、要は当日イレていたそれが敗因でそれにしてもこの相手ならなんとかしてほしかったが。立て直されて気性面の成長待ちとなるだろうか。
4着以下は離されたこともあり評価できないが5着シュヴァリエローズは出遅れて最後方から今の馬場で最後に最内を突くという有り得ないレースぶりで現状のミルコらしい結果ですが、これではノーカウントで上積みとすべきか巻き返し要素といったものはこの馬が1番高いとなるだろうか?普通に走ったレースをもう1戦見たい。
8着ブルーバードは戦前に評価した通り道悪で勝って来ただけのリーチザクラウン産駒でダリア賞勝ち馬自体信頼できないレースだが小回りや内回りで勝ったところからの距離延長で相手がこれでも上がっており前走はジャカランダレーンや今回のシュヴァリエローズ同様にデタラメな競馬をアスコルターレがされたところの勝ち馬というだけでしょう。そのアスコルターレで有り得ない騎乗をしたのが今回の勝利騎手ですが。
9着ハヴァスはコントロールが効かず、こうなることは想定通り。新潟芝1600mの勝ち馬で今回のメンバーでは唯一このコースでの勝ち馬でもっと人気するとも思ったのですが11頭立て7番人気とファンのジャッジも正しくここではこの程度でしょう。初戦で勝っているのですが今回のレースぶりからもコーナー4つの1800m戦などで先行して頑張るようなタイプだと思います。もしくは芝1400m戦などを押し切るタイプかと。
予想としては完敗でしたが週中の2歳記事でもう1度振り返ろうとは思います。
2019年主な出走馬
1着ウーマンズハート
G1阪神ジュベナイルフィリーズ4着
2着ペールエール
G2デイリー杯2歳S3着
3着ビッククインバイオ
G3アルテミスS3着、2勝クラス相模湖特別1着
4着クリアサウンド
G3ファンタジーS3着
7着ウインカーネリアン
OP芙蓉S2着、G1皐月賞4着
◆今週の2歳戦
●小倉(OP1 新馬3 未勝利3)
●新潟(新馬3 未勝利2)
●札幌(OP1 新馬1 未勝利3)
◆特別戦
●札幌2歳S(G3 札幌芝1800m)
2019年主な出走馬
1着ブラックホール
G2弥生賞ディープインパクト記念4着
3着ダーリントンホール
G3共同通信杯1着
●小倉2歳S(G3 小倉芝1200m)
2019年主な出走馬
1着マイネルグリット
3着ラウダシオン
OPもみじS1着、OP(L)クロッカスS1着、G3ファルコンS2着、G1NHKマイルカップ1着
6着テーオーマルクス
OPカンナS2着、OP福島2歳S1着
●すずらん賞(OP 札幌芝1200m)
2019年主な出走馬
1着ケープコッド
OPクリスマスローズS1着
2着ヒルノマリブ
OP(L)紅梅S1着
6着プリンスリターン
OPききょうS1着、G3シンザン記念2着、G3アーリントンC3着