東洋医学では、食物を「陽性（ようせい）」「陰性（いんせい）」「平性（へいせい）」と分類しています。
「陽性」は体を温める食物、逆の「陰性」とは体を冷やす食物のことを指します。
「平性」とは陽性と陰性に偏（かたよ）らない穏やかな性質の食物を指します。
間違えてはいけないのは「陰性」の食物が体を冷やすから良くないとか、冷えるから「陽性」の食物だけを食べれば良いという話ではなく、其々の特性を組み合わせて食べることが良いとされています。
例えば冷え体質の方が体を温める「陽性」の食物を食べて体を「冷・熱」体質の中間の体質に近づけていくと健康になります。
熱体質の方が体を冷やす「陰性」の食物を食べて体を「冷・熱」体質の中間の体質に近づけていくことやはり健康になるのです。
つまり「偏り（かたより）」を無くすことが大事なのです。
それでは「陽性」「陰性」「平性」の食物はどんな食物なのでしょう？
今回は体を温める「陽性」の食物をご紹介致します！
見分け方の特徴は
a.冬が旬の食べ物
b.地面の下にできる食べ物
c.黒色・赤色の食物、暖色系の色の野菜
です。
具体的に食材をご紹介いたしますと・・・
①穀類・豆類
もち米、小豆、黒豆
②野菜類
かぶ、かぼちゃ、からし菜、長ねぎ、にら、にんじん、パセリ、生姜、玉ねぎ
③肉類
鶏肉、羊肉、鹿肉
④魚介類
あなご、いわし、えび、かつお
⑤果物類
あんず、栗、くるみ、さくらんぼ
⑥調味料
塩
⑦飲料
酒（飲用アルコール）
が有ります。
「陽性」の食物は冬の寒い時期とか冷体質（冷え症）の方が食事に積極的に取り込むと良いでしょう！
または冷え体質の方が体を温める「陽性」の食物を食べて体を「冷・熱」体質の中間の体質に近づけていくと健康になります。
次回は体を冷やす「陰性」の食べ物についてお話致します。
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