このところ雨が多いですね。
こんな日は「肩こり」で来院される方が多くなるんですよ。
それは何故なんでしょう？
それは・・・雨のせいで「肩こり」が起こるのではなく雨を降らせる「低気圧」が原因です！
では何故「低気圧」が肩こりを起こすのでしょうか？
そのメカニズムは次の３つです。
１、気圧が低くなると血中成分が変化を起こして自律神経の一つ「副交感神経」を活性化させます。
副交感神経が活性化されるともう一方の交感神経が抑制されます。
その為に鎮痛の効果が有る「ノルアドレナリン」の分泌が抑制されて、痛みを感じ易くなります。
２、気圧が低くなると空気が薄くなり体に取り込まれる酸素量が減少して体の機能が低下します。
結果として気圧が下がって天候が悪くなると体調も悪くなるのです。
３、人の体には内圧が有ります。
皮膚を押しても凹んだままにならずに元の形に戻りますね。
これは体の内圧が外気圧より高い為です。
血液が血管を流れるのも、関節が体重を支えているのも、筋肉が力を出せるのも外気圧より内圧が高い為なのです。
この状態が低気圧になると体の内圧が外気圧より高い為に、体の外から空気に押される力（外気圧）が弱まり、体が膨らんだ（ゆるんだ）状態になります。
その為に内圧が下がり体の血管・関節・筋肉の機能が低下して体の不調を感じるのです。
１～３の結果、最も自覚し易い「肩こり」を感じるのです
ではその場合どう対処したら良いのでしょう
１、自律神経に自律失調症などの不具合が有ればより症状はひどくなります。
その場合に有効なのは「マッサージ」や「整体治療」の様に自律神経の働きを整える治療です
低気圧に反応して起こった症状を緩和します。
２、激しい運動や体への無理を避けることです。
普段より控えめに体を使い無駄な負担を減らすことですね。
低気圧時に無理をすると体の故障の原因になりかねません。
３、この場合は「マッサージ」や「整体治療」は有効ですね。
マッサージは体に適度な圧力を加えます。
整体は低下した体の機能を向上させます。
ということですから「マッサージ」や「整体」を駆使した施術を受けてこの時期を快適に過ごしませんか？
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