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【 山口誓子と女人禁制 】
— 五十嵐 奈穂美 (@Nahomi_Igarashi) August 2, 2025
「現代俳句の先覚者 4T+H」というムック本の147ページ「多佳子(俳人・橋本多佳子)を詠める 山口誓子」の文中に、
山口誓子すごいな、めちゃくちゃ格好良いな、と思う一節がございますので以下に引用させていただきます。
《以下、「現代俳句の先覚者… pic.twitter.com/sWhNv7gAzW
こちらの記事は先にXに記しましたら、
複雑な御反響を頂いておりまして…やはり、そうか…と思っております。
後日、追記をするかも知れませんが、
取急ぎ、Xの記事をそのままご紹介させて頂きます。
【 山口誓子と女人禁制 】
「現代俳句の先覚者 4T+H」というムック本の147ページ
「多佳子(俳人・橋本多佳子)を詠める 山口誓子」の文中に、
山口誓子すごいな、めちゃくちゃ格好良いな、と思う一節がございますので
以下に引用させていただきます。
《以下、「現代俳句の先覚者 4T+H」147ページより引用》
昭和三十五年の三月に多佳子さんに案内されてお水取りの行事を見た。
私は男性であるから内陣に入り得たが、
多佳子さんは女性なるが故に入ることが許されなかった。
私は
修二会見る桟女人の眼女人の眼
女人より修二会にすこし近きのみ
断ち難き女人を断てり修二会の桟
修二会の桟女人とすこしものを云ふ
という句を作った。
「女人の眼」の中に多佳子さんの眼もあった。
すこしものを云い交わした女人は多佳子さんであった。
朝日新聞(昭和三十八年三月十二日)に私は、
二月堂の内陣をさえぎる格子を撤せよ、
撤して女人に自由な視野を授けよと書いた。
それを私は多佳子さんに代わって書いたのである。
しかし手術後の多佳子さんの眼には、新聞の活字を読むことが出来なかった。
《以上、引用》
山口誓子は1901年(明治34年)生まれにして、
先進的な価値観をお持ちだったと知り、驚きを感じます。
女性を人間として対等に見ていらっしゃるようです。
冬紅葉誓子は老を詠はざる 藤田湘子
私の俳句の師匠である藤田湘子の句です。
なるほど、誓子には「老い」の句が無いのですね。
誓子はどこまでも天晴な方であったのだなぁ…と思います。
ちなみに、藤田湘子も女性に対してとてもフラットに接する方でした。
女性を女性だからと言って、面白おかしく扱うことは一切無い方でした。
藤田湘子は1926年(大正15年)生まれ。
湘子先生の修二会の句もご紹介させて頂きます。
巨き闇降りて修二会にわれ沈む 湘子
湘子先生らしい、大らかで、品格のある句だと感じます。大好きな句です。
私が山口誓子の句の中で私が一番好きな句は…
つきぬけて天上の紺曼珠沙華 誓子
山口誓子って、それにしても格好よい方だなぁ…と思います。
※山口誓子の写真は「山口誓子記念館」のホームページよりお借りいたしました。
https://office.kobe-u.ac.jp/ksui-yamaguchiseishi/
2025年5月よりXを始めました
まだ不慣れでございますが、何卒よろしくお願い申し上げます