おはようございます。
気持ちの良い朝ですね^^
昨日は、お蔭様で深夜まで駆け回っているような
忙しさでどうしてもブログの更新の時間を持つことができませんでした。
楽しみにしておられた方々にお詫び申し上げます・・・
それでは、昨日の記事の続きを記していきますね。。。
インドにおけるミニアチュール(細密画)アートの
美しさは広く世界に認識をされています。
細密画の多くはムガール帝国時代に描かれました。
実に何とも言い難い魅力のあるものばかりです。
これらの細密画の多くは早い時期から
欧米では評価をされていましたので、
現在、『逸品』と言うことの出来る細密画の多くは
海外の美術館にも多く所蔵されています。
さて、この細密画なのですが、
「絵画」としても美術的な美しさとは別に、
インドの方々にとっては、
『正確な記録』・・・いわば写真的な意味を
強く持っている側面があるということを
最近になって深く理解をするようになってきました。
実を言えば、マハラジャのジュエリーのお取り扱いを
始めた初期の頃から、
そのことはインドの方々より伝え聞いていたのですが、
やはり私の頭が固かったのか・・・
私どもにもたらされているジュエリーが
この細密画に描かれているよ・・・と教えられても
「ん?だって絵じゃないの?」という思いが
先に立ってしまっていたのですね。
本当にごくごく最近になって、
当時の方々の風情と身につけていたもの
(ジュエリーを含む)を非常に正確に記してあるものだということを
理解するようになったのです。
ムガール帝国時代初期の宮廷内の様子を描いた
ミニアチュールなどは、たくさんの人物が描かれているにも関わらず、
ほとんどの人物についてどのような人物なのか
名前までも特定をできることが多く見受けられるのです。
さて、上の写真のミニアチュールですが、
私がこの絵の存在を知ったのは実に偶然のことでした。
お客様のお一人が、パリでインドのミニアチュールの本を
お求めになってこられたのです。
それでご親切にその本を私どもへとお貸しくださったのですが・・・
私はその中の一枚の絵に釘付けになりました!
だって私が見慣れたジュエリーを身に付けられている
ご婦人の絵画だったから・・・
とにかく私どもで現在店頭でご案内をさせて頂いている
ジュエリーとそっくりのものが描かれているのです。
調べていきますと、
描かれた場所は私どものジュエリーが
秘蔵されていた場所と一致します。
またミニアチュールが描かれた年代は
1665年となっています。
つまり、私の手元にあるジュエリーは
その年代以前から存在をしていたということに
なると考えられるのです。
絵画の中の女性が胸元にされているジュエリーに
非常に似ていることがお解りになりますでしょうか?
ちなみに胸の下の方に下げられている
大きなペンダントトップは数年前に
私どもからあるお客様へとお納めさせていただいたものに
非常によく似ているのです・・・
絵画の中の女性は両脇に侍女を従えておりますので、
マハラジャの奥様であるマハーラーニであると考えられます。。。
このように歴史の流れを
まさに手にとるように感じられる・・・
そのようなジュエリーを扱えることは
宝石商としてなんと幸福なことだろう・・・と
感ぜずにはいられません。。。
このペンダントの裏側もこのように宝石で表現をされています。。。
インドの『花』のモチーフは実に美しく、非常に大人っぽいのですね・・・
(このブーケのモチーフは後に『ペーズリー柄』の
源流になっていったとも考えることができるものです。)
本日はお散歩にはもってこいのお天気ですね♪
表参道までお見えになられることがございましたら、
ぜひとも一度店に立ち寄られてみてください。
現在マハラジャジュエリーのフェアや
サマーセールの期間中でもありますので・・・
小さな店ですが、お一人お一人のお客様を
大切におもてなしさせて頂いております。
インドのミニアチュールにご興味を持たれた方には
とても良い本があるのでご紹介をしておきます。
- 畠中 光享
- 印度細密画
インドの細密画についての日本語の書籍としては
非常に解りやすくレベルの高いものであると思います。。。
さて、これから大急ぎで身支度をして
店に出なくては・・・
多くの方々にお目にかかれますことを
楽しみにしております!
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