- 五木 寛之
- 21世紀 仏教への旅 インド編・上
- 五木 寛之
- 21世紀 仏教への旅 インド編・下
インドでいつも連れていかれる占星術師のところへ
今回も行った。
私は以前に観ていただいているので、
今回は別に行かなくてもいいかな・・・と思っていたのですが、
一緒に行ったライターの女性の強い希望で・・・
(婦女子でしたら、そりゃあ関心ありますよね・・・)
(そう今回の連れはライターの方でした。
マスコミ関係からのアプローチは
実のところ常にあります。
だけれど、自分をさらすって実に難しいことだと思う。
同じテンションでお話くださる方を私はいつも求めています。
今回インドにご一緒した方は、
実に誠実なスタンスで接し続けてくださる方なのです。)
インドにおいての占星術師は、
生半可な存在ではない。
インド5000年の歴史と、ヒンドゥーという宗教と、
占星術は密接に結びついていて、
現在でも、結婚を決める重要な要素として
占星術は大切にされているし、
『当たるかも知れない・・・』なんてものではなく、
『そのように決まっているもの・・・』なのだ。
連れていかれる占星術師(アストロジャー)は、
Aさん一族が頼りにしている方だ。
インドの閣僚などもその方を頼りにしていたりする。
インドではかなり著名な方なのだ。
相当のご年配。
本人が本人を鑑定した結果によると、
あと2年ほどで寿命が尽きる予定らしい・・・
実は私の運勢、インド占星術によると
かなり良いらしい・・・
最初はやらせかと思ったもの。
(Aさんとグルかと思ったわ。
だって彼が商っているものばかりが
私にとってのラッキーアイテムだって
アストロジャーが言うのよ・・・
???って思ったけれど、
信憑性についてはかなり検証しまして^^
今ではすっかり信じております。)
そこで今回言われたことは
「あなたは数ヶ月前から、
神の存在を強く思うようになりましたね・・・」
ということ・・・
(実は結構そうだったりしたのでビックリ・・・)
その直後、
アストロジャーとAさんとで、
「あなたの神は何?
ブッタ?ブッタ?ブッタ?」って
物凄い勢いで質問を受けた・・・
「ブッタ?ブッタ?・・・」て言われたって、
ブッタって何した人よ?
そう言えばインド人よね?
それにしてもこの人たち、
「ブッタ」と言葉にする時、
何を感じているの?
ヒンドゥーの人にとっての「ブッタ」って何?
インド人にとっての仏教って???
質問を受けた途端に
私の中に疑問が渦巻きまくったのです。
仏教のことって身近なようで
何も知らない。
アストロジャー達の質問には、
「私はジャパニーズシントー。ジンジャを信じているわ。」と
答えたけれど・・・
初詣とかね・・・お寺さんよりも神社の方が
何かと身近と思いましたので
そう答えたのですが・・・
でもきっと私が死んだら、
お寺さんのお墓に入るのだわ・・・とか・・・
宗教へのスタンスは
私は典型的な日本人であるのですね。
ちょうど良い具合に
NHKで五木寛之さんの特番が放映されました。
ブッタが足跡を残した場所は、
私がいつも訪れているところからは
かなり遠いと思う。
だけれど・・・
やっぱり、やっぱりインドの景色を見ると
私は涙が出てきちゃう・・・
ガンジズ河に五木さんがお母さまの遺髪を流すシーンなんて
号泣ものだわ・・・
気になると徹底的に調べる『性質』ですので、
この番組をきっかけに私の仏教研究が始まりますわ・・・
ご紹介している本は、番組を書籍化したものです。