「カシミールサファイア」
魅力的な響きですね。
矢車草の色を持つと言われ、
ブルーサファイアの中で、もっとも美しいとされる
「カシミール産サファイア」・・・
当然ブルーサファイアの中では
もっともプレムアムがつくのですが・・・
私どもは基本的にカシミールサファイアを扱う場合は
スイスの「GUBELIN」の鑑定書が付く、ということが
前提になっています。
それ以外のものは扱わないのです。
当然なのですが、カシミール産のブルーサファイアの
すべてが美しいわけではありません。
そうでもないもの、そうでもないどころか美しくないもの・・・
様々なのですね。
うわぁ、綺麗と思うカシミールサファイアは
石自体がアンティークという場合が多いのです。
ただ、案外と知られていないかもしれませんが、
カシミールでは今でもサファイアが出たりするのですね。
「カシミール」というと外国人である私たちにとっては
行くことに躊躇するような場所なのですが、
現地にいるインド人は、今でも山に出かけていって
少しずつ原石を持って帰ってくることがあるそうなのです。
但し、この場合あまり綺麗ではない石が多いのです。
「日本人は、汚くてもね、
GUBELINの鑑定書さえ付けば
喜んで買うよ。
本当はとても安い石なのに・・・
鑑定書の方が高いくらい・・・」とは
某国ディーラーの言葉。
産地カシミールの表記を見ると
舞い上がってしまう気持ちはわかるのですが、
賢い消費者でありたいものですね。
私が今まで見た中で一番美しいと思った
カシミールサファイアは10ctほどの大きさのもの・・・
お値段は1億2千万円です。
ご興味のある方がいらっしゃったら、
いつでもお取寄せは可能です。
すごい綺麗ですよ・・・
吸い込まれそう・・・