「ピチャヴァイ」の話② | ARSNOVA 銀座 オーダーメイド リフォーム ジュエリー 選び抜いた美しい宝石

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Bijou de ARSNOVA Ginza,Tokyo Est.1984
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mughal art


【以下、別冊太陽「更紗」より引用します】


寺院の掛布・ピチャヴァイ


 宗教的な意味をもつピチャヴァイには、

ヒンドゥー教の教義や神話にもとづいた図柄が描かれたが、

「染め」だけではなく、顔料や金、雲母を用いて

色彩豊かに生き生きと描かれたものがる。


 神の恩恵と加護を願い、

神との合一を祈るためのタペストリー(壁掛け)。


 絵師たちは、

豊かな感受性でとらえた自然界を、

一枚の木綿布に鮮やかなカラムの

筆線で息づかせた。


 その絵画性は、インド更紗の職人が

いかに優秀だったかを物語る。


 掛布の他に、天井に張る天蓋(カノピー)、

儀式の折、階段に敷いた布(シンハサン)なども作られた。


【以上抜粋文】


 そう、ピチャヴァイはインド更紗の中でも

宗教(ヒンドゥー教)に用いられた特殊で、非常に凝った布なのです。

染めのものもあるようですが、

私が求めたピチャヴァイは手描きのもの。

非常に難しい手法である「箔押し」が

いたるところに使われています。

クリシュナ図の一部と思われ、

とても生き生きとした筆致でゴピ(乳搾りの女)が描かれているものです。


クリシュナとは・・・ヒンドゥー教の三大神である

  ヴィシュヌの八番目の化身、インドラジャスターン州には

  クリシュナを主神として信仰をする一派があります。


 うーん、それにしても何というか

本当に偶然に私の元にはヒンドゥー教関連のものが

集まってきます。

先日、中華料理屋さんで頂いたインドラ神だって・・・

我ながら実に不思議・・・です。