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本の仕様
本の目次
発売!
著者: 元木 一朗
タイトル: ブログ・ビジネス―ビジネスで活かせるブログの始めかた
岡田斗司夫「プチクリ」公式ページ
本の発売は12月8日ですが、先行してブログがスタートしたようです。今のところコンテンツは
ごあいさつ
おしらせ・イベント
内容紹介
感想
メディアでの紹介
イラスト
制作裏話
といったものになる様子。プチクリの詳細についてはリンク先を見て下さい(^^
中古車販売サイト
ボルボ・カーズ葛飾 中古車情報
中古車は良い物件はすぐに売れてしまうという性質がありますので、狙っている車がはっきりしている消費者はいかに素早く情報を入手し、いかに素早く実車をチェックするかが重要です。こうした消費者サイドのニーズにブログはぴったりと合致します。RSSリーダーに中古車情報サイトを登録しておき、新しい車がリストアップしたらすぐにアクセスすれば良いことになります。
今回紹介したブログはまだ設立されたばかりのものですが、車に関する情報を掲載すると同時にちょっとしたエッセイなどで視点を変える工夫をしています。この手のサイトは一定期間運用することによってデータベース的な価値も発生してきます。
サイトはASPサービスでなく、Nucleusを利用して構築されています。これまで、企業のCMSとしてはMovable Typeを利用するケースが非常に多かったのですが、徐々に他のソフトの利用例も増えてきているようです。
ブログポータルについて
「ブログポータルについて 」さんの「ブログ・ビジネス 」という記事で「ブログ・ビジネス」を取り上げていただきました。
「想像力が膨らみます」とのこと。是非、新しいブログの利用方法を見つけ出してください!
1円起業支援ブログ
手前味噌ですが、先ほどから
というのの作成に着手しました。まだ定款の認証を受けるところまでで、これから経済省での創業者の認定、法務局での登記、設立後の税務手続きなどに進んでいく予定です。できれば今月中に完結し、1円起業を目指す人の一助になれば、と考えています。
この制度、来年の3月の法律改正でまたがらっと変わってしまうと思うのですが、何はともあれ、です。何か良いアイデアがあればコメントしていただけると幸いです(^^
次は「株式公開マニュアル」も作れるようになりたいものです。
TIIDAが好評?Cubeもブログ
TIIDAの新発売に合わせてブログを設置した日産自動車ですが、今度はCubeでもブログを開始しました。
TIIDA Blogでは「既存のブログシステムを全く抜け出ていない。ただBlogにしただけ」という批判もありました。個人的にはその批判は的外れだと思うのですが、確かにシステムの可能性を探るという意味ではもうひとつだったのかもしれません。TIIDA Blogはようやく認知されてきたBlogを採用したという点だけでもかなり先進的でしたから、その役割は十分に果たしたといえます。
さて、新しく始まったCube Blogは日産の2つめのBlogということで、「Blogというシステムを採用してみました」というだけでは先進性をアピールできません。どういう展開になるのかな、とちょっと注目していたのですが、開始から一週間。なかなかのものだと思います。
まず、見ていただければすぐにわかるのですが、カテゴリーごとの分類を非常にインパクトのある形で見せています。通常のブログのサイドバーに比較するとかなりの幅があり、デザイン的に「あれ?これってサイドバー?」と一瞬疑問に思う人もいるんじゃないでしょうか。カテゴリーとリンク集が混ざってキメラのような状態になっているのもなかなか面白いと思います。
内容も、単に車の紹介をするだけではなく、Cubeをサポートしている有名人を登場させるなど、コンテンツを充実させるためのソフト面での工夫が見られます。単に車を宣伝するのではなく、Cubeをキーワードとしたライフスタイルの提案を行っていこうというコンセプトがストレートに伝わってきます。
TIIDA Blogでは手探りだったものが、ここへ来てかなり明確になってきたのかもしれません。
ラジオの生放送でもブログ
今、FM横浜では「横浜主義-yokohamaism」という番組を生放送しています。今日は中田市長も生出演でDJの栗原さんとのトークを繰り広げています。そして、この番組にはブログがあります。
今日は番組の最中にDJの栗原さん、中田市長、プロデューサー、Aディレクターがブログを通じてそれぞれ情報を発信しています。
あ、中田市長の出番はもう終りですね。
「大事なお知らせです 」というエントリーでTシャツプレゼントの告知をしています。このエントリーだけは何故かコメントだけではなくトラックバックもできるようなので、折角ですからトラックバックしてみましょう!Tシャツをもらえるかもしれないので(^^
番組のブログはこちら です。
メディアとネットの融合も着実に進んでいるようです。
「「ビジネスブログ」は企業にとっての福音か――小暮正人氏」
ITmedia エンタープライズに「「ビジネスブログ」は企業にとっての福音か――小暮正人氏 」というコラムが掲載されました。こちらも一読の価値があるものですので、ビジネスブログに興味がある方は読んでみてください。
こちらに関してもちょっと引用してコメントを書いてみます。
>当時、インターネットの利用者数が今とは比べものにならないほど少なかったせい
>もあり、ホームページが企業の営業活動に大きく貢献するという点はあまり着目さ
>れておらず、ブームに乗って作られたホームページたちは、その後なんの利益もも
>たらさずに朽ちていったのである。
どうなんでしょうか。今、ウェブサイトを持っていない会社というのは実際ほとんどない気もします。もちろん、それらのほとんどがきちんと機能しているとは思いません。ただ、「なんの利益ももたらさず」というのはどうなんでしょうか。少なくとも、ウェブサイトを持っていないと不利益が生じる、ということはあると思います。
>ホームページブームと同様に「Blogをはじめておかなくては」という、いわゆるBlogを
>持つこと自体が目的化してしまっているケースも多いように見受けられる。
僕自身、かなりの企業のブログを見てきていますが、まだ「目的化してしまったブログ」はほとんど見たことがありません。こういうオフィシャルなところに書くコラムではなかなか難しいかもしれませんが、是非事例を提示して欲しかったと思います。ブログにはコンテンツマネージメント、閲覧者とのコミュニケーション、SEOといった側面があると思いますが、これら全てを全く実現していないようなブログが果たしてあるんでしょうか。
>忘れてはいけないのは「無理してBlog化する必要はない」ということだ。
これは全くその通りだと思います。
>Blogは“魔法のツール”ではない。使う人次第で輝きもすれば、錆び付いてしまうこともあるのだ。
これも全くその通りだと思います。露出度が高いことから、きちんと更新していなければそのことが目立ってしまいます。誰が、どういう方針で、どのくらいの頻度で更新していくのか。これらがきちんと検討されている必要があるでしょう。
「Blogは「フォーマット」として捉えるべきもの」
ITmedia エンタープライズに「Blogは「フォーマット」として捉えるべきもの 」という記事が掲載されました。
この記事はなかなか面白い内容なので、ブログをビジネス利用しようと考えている方は一読しておくと良いと思います。以下、この文章について考えるところを書いておこうと思います。
>2005年4月時点でのBlogの認知率は、ついに70%近くにまで向上したという。
データの出所がわかりませんが、この数字は凄いですね。先日朝日新聞で何の注釈もなく「ブログ」という言葉が使われていてちょっと驚きましたが、そろそろ誰にでも通じる言葉になってきたのでしょうか。
>社内システムであるEIP(社内情報ポータル)やグループウェアの代用として用いるには、
>Blog自体が比較的稚拙なシステムに見えてしまう点が問題の1つだと思う
実はつい最近、同じような場面に出会いました。ある民間企業のイントラブログの設置を手伝っているのですが、その際に担当者が「どうも日記みたいに見える」と感想を述べたのです。実際、その通りなんですね。ただ、見た目と使用感は別です。そのときは「まずは実際に使ってみてください。見た目の印象ではなく、利用しての印象で考えましょう。使ってみて不便であればそれを修正することは可能ですから」と対応しました。日記みたいなのはその通りですが、それが機能として過不足なければ別に構わない、ということを伝えたわけです。実際に使ってみて「こういう仕様の方が良い」というのがわかってくれば、それに合わせてプログラムを変更していけば良いと思うのです。
>今や、SEO/SEM対策であるとか、世間的なもの珍しさが先にたってBlog採用に走る傾向
>にあるわけだが、ありふれてニュース性が無くなるのも遠くはない。その時に、Blogはつまら
>ない、意味が無いと捨ててしまいかねないと筆者は危惧する。やはり技術的な進歩という裏
>づけを考えていかなければ、単なるブームで終わるだろう。
このコメントにはやや異論があります。僕は本の中で「ブログとは単にウェブサイトを規格化しただけのものである」と述べました。珍しさが先に立っているのではなく、その機能性と柔軟性が受け入れられているのだと考えています。この文章の前段で企業のブログが個人のブログとあまり変わりがないと書かれていますが、それでも全然問題はないと考えています。ブログで実現したのは閲覧者との密なコミュニケーションだと思います。この点がこれまでのウェブサイトと決定的に違った点であり、今後はそのコミュニケーションの形態がさらに進歩していくのだと考えています。残念ながらその方向を確実には予測できませんが、セキュリティとか、個人識別の方向に進んでいくのではないかと考えています。
>まず社内にBlogを導入してみる、という強引さが求められている。
これは全くその通りだと思います。