<strong>カエルさんと???の芽 第三話</strong> | BLOGなごみん

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3話タイトル

このお話は水たまりに住む一匹の寝ぼすけガエルと???の芽との
ちょっと心和むお話です。



第三話 あたたかい気持ち

カエルさんと芽さんがともだちになってから1週間が経っていました。
芽さんもあれから成長したようで、葉っぱもずいぶん大きくなっていました。
今日は二人で散歩をしているようです。
寝ぼすけでめんどくさがりなカエルさんは
芽さんというともだちができてとっても変わったようです。
二人で散歩に出かけるのが毎日の日課になっていました。
「カエルの歌が聴こえてくるよ~♪ケロッケロッケロッ」
カエルさんは上機嫌で歌を歌っています。あまがえる
するとそこへ、森の湖に住んでいるアマガエルがやってきました。
「ねぇねぇ君。頭にへんてこな草っぱが乗ってるけどそれは一体なんだい?」
アマガエルは訪ねました。
カエルさんは嬉しそうに、そして自慢げにこう言いました。
じまん
「へんてこな葉っぱなんかじゃないよ。この芽は僕の大事なともだちなんだよ。」
カエルさんがそう言うと、アマガエルはクスクスクスと笑い出しました。
「葉っぱがともだちだって?葉っぱなんてそこら中にたくさん生えてるじゃないか。
そこいらの葉っぱと一緒でしょ?それをともだちだなんて…クスクスクス。」
アマガエルはそう言うとそのまま去っていきました。
カエルさんはアマガエルの言ったことがとても悔しくて、
いまにも泣き出しそうになりました。
しょんぼり
すると芽さんが、ちょんちょんとカエルさんの頭をつつきました。
芽さんはいまにも泣き出しそうなカエルさんを励まそうと、
葉っぱを横にふったり縦にふったりと元気にふるまいました。
カエルさんは涙をこらえて芽さんに言いました。
「芽さんごめんなさい。あんなひどいことを言われて一番傷ついたのは君なのに。
なんだか僕だけが悲しいみたいで。ごめんなさい。本当にごめんなさい……。」
すると芽さんは、そっと大きな葉っぱでカエルさんを抱きしめました。
カエルさんは芽さんのあたたかい気持ちに胸がいっぱいになり
こらえていた涙がグッとこみあげてきました。
そして、カエルさんは芽さんの葉っぱの中でおもいっきり泣きました。泣く
「芽さん。あんなことを言われたって、
僕達はずっとともだちだからね…。
ずっとずっと一緒に生きていこうね。」

カエルさんは泣きながら芽さんの葉っぱをギュッとにぎりしめていました…。


…つづく

お話の続きは、来週の月曜日、2月20日公開予定です。どうぞお楽しみに。(笑)



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