2023・4月 京都回想記6〜葉室山 浄住寺 | 菊蔵の「旅は京都、さらなり」(旅と歴史ブログ)

2023・4月 京都回想記6〜葉室山 浄住寺

4月16日は前日の雨と変わって朝から快晴☀。烏丸駅から阪急に乗って桂駅。ここで嵐山線に乗り換えるわけですが・・・


日曜日とあって混んでましたねぇ。もっとも何回も空席の目立つ嵐山線に乗っていますから、やっと京都に日常が戻って来たという安心感もあります。

しかし、へそ曲がりの私は、上桂下車。駅から西へテクテク🚶🚶🚶。

 

 

葉室山 浄住寺


浄住寺


西京区山田開キ町にある黄檗宗の寺。葉室山と号す。本尊は釈迦牟尼仏。弘仁年間(810〜24)円仁が天台宗寺院として創建したという。弘長年間(1261〜64)中納言葉室定嗣(定然)が当地に隠棲、西大寺の叡尊を迎えて戒律道場とした。定然没後、葉室家の菩提寺となり、多くの伽藍を有したが、中世から近世初頭の度重なる兵火で荒廃、舎利、韋駄天像なども報恩寺(現上京区)ㇸ移された。元禄二年(1689)鉄牛道機が大納言葉室孝重の援助を得て中興※、現宗に改めた。境内には、本堂のほか開山堂、仙台藩主伊達綱村建立の方丈などがある。



『京都大事典』(佐和隆研・奈良本辰也・吉田光邦ほか 淡交社 昭和五十九年)

 

『京都大事典』 には本尊は如意輪観音とありますが、釈迦牟尼仏に訂正しました。


※ 鉄牛道機の中興は貞享四年(1687)葉室頼孝の説が有力です。


 

秋に一度訪れた時は紅葉のトンネルでした😊。

 

 

秋には「隠れ紅葉の名所」としてお寺もアピールしています。


紅葉の名所ということは、当然新緑の季節も同じなわけで、違った趣を求めてやって来ました。

 

 

新緑は緩やかな坂道の参道を覆い、紅葉とは違う深みを感じさせてくれます🤓。 

 

 

松尾大社、浄住寺間は格好の散策路と思っていますが、途中の鈴虫寺には鈴なりの人がいてもここまで足を延ばす人はほとんどいません😥。 


もったいないぞ😠

 

 

本堂


釈迦牟尼仏を参拝🙏

 

 

玄関 

 

 

観音堂

 

 

四宮社


八幡大菩薩・若宮大菩薩・天照大神・春日大神が合祀されています。

 

 

弁天堂 

 

 

本堂


 画像からは分かりませんが、本堂から東西に本堂・位牌堂・開山堂・寿塔が並んでいます。

 

 

浄住寺の庭京都市駒札 


伽藍配置はこちらに記されていました😄。

 

 
方丈玄関と本堂を連結する回廊から見えた庭園。
石橋の先にあるお釈迦様の一部を表した石が確認できるかな。

秋の公開時には方丈から観賞できます。
 

お寺の維持はどこも大変なんです。最近、下京区のお寺のいくつかがいろいろなイベントを行っているのも、そこにあるのではないかな🤔。

境内自由ですが、拝観料として志を納めさせていただきました。


つづく〜