2023・3月 京都回想記2〜義経かどで地蔵尊・北野天満宮御旅所
義経かどで地蔵尊
南願王寺の石標
願王寺由緒駒札
この辺り一帯は木辻と呼ばれ、平安京の木辻大路に由来する地名のところです。
木辻の音が「吉次」に通じて、金売り吉次の別宅がこの地にあったと
言われ、牛若丸(源義經の幼名)が身を寄せたと伝えられています。
当寺の略縁起には、吉次が自分の守り本尊であった地蔵菩薩に宿願を成就させ給わんことを祈られるよう牛若丸にすすめ、牛若丸は奥州への旅立ちに際して、その長途の安全を守り給い宿願を叶えさせ給えと祈り、宿願成就の暁にこの地に一寺を建立せんことを誓ったと言われています。当寺のご本尊はその地蔵菩薩であると伝えられ、源家の天下が将来されたところから、旅の平安を守り給い、宿願を叶えさせ給う地蔵菩薩として今も崇められている。
又牛若丸が旅立ちに際してその姿を写したと言われる「首途の井」がこの地に伝えられています。
願王寺
首途八幡宮と同じような伝説が残る地蔵菩薩は、小さなお堂の中に鎮座しています。
由緒書にある木辻大路。
妙心寺道は勘解由小路から近衛御門大路辺になります。
北野神社御旅所 西ノ京御旅所
ずいき祭で三基の鳳輦とずいき御輿が駐輦する所になります。
ずいき祭
菅原道真公が太宰府で彫られた木像を随行の者が持ち帰ってお祀りし、秋の収穫時に野菜や穀物をお供えして感謝を捧げたことにはじまる。
10月1日の「神幸祭」で御祭神の御霊を御鳳輦にて本社より西ノ京の御旅所にお遷しし、2・3日目は御旅所にて八乙女舞の奉納や献茶祭などを斎行。4日の「還幸祭」で御本社に戻られます。野菜や乾物で飾られた「ずいき御輿」は、ずいき祭の期間中、御旅所に展覧され「還幸祭」で巡行します。
北野天満宮ホームページより
境内
正面は神輿殿
ここに鳳輦三基とずいき御輿が駐輦されます。