京都画像クイズの答え
それでは京都画像クイズの答えです。
問題は画像から民話の題名を答えていただきました。
この三重塔(重要文化財)のあるお寺は大山崎町にあります。
秀吉の出世石とくれば、聖武天皇の勅命を承けた行基が創建したとされる。
宝積寺(宝寺)
聖武天皇が夢で龍神から授かったという、「打出」と「小槌」を祀ることから通称「宝寺」の別名があります。物語に宝積寺は出てきませんが、主人公はこちらで修行した話が残っています。
ちなみに、宝積寺の閻魔様に菊ちゃんはたいそう気に入られたようです。
1年に1回はこのネタ書くなぁ。
この灯籠と駒札のある神社は
城南宮
昔、城南宮の南には鳥羽の津があり、民話の主人公はお姫様と鳥羽の津から船出しました。
話は変わるけど、まさか、淀川から在る場所に寄ってから宝積寺に来たのかな。こうしてみると地理的に符合するから怖いわ。
この手水舎と社務所は
武信稲荷神社
主人公が奉公した場所に建てられています。
答えです。
一寸法師
解答をいたただいた皆さん正解でした。
宝積寺の画像は難解なのによく分かりましたね。脱帽です。
一寸法師が京に上って奉公するのが「京は三条の大臣殿」の屋敷。三条の大臣殿とは藤原良相のことで、この場所は一寸法師の物語の舞台になります。
一寸法師は姫様と清水寺(お宮参り説もあり)へ行った時、鬼に襲われ、それをやっつけ、鬼が落としていった打出の小槌で身体を大きくして姫様と結婚して幸せに暮らしました。
ただ、御伽草子の話はちょっと違っていて、一寸法師と姫様は家出して二人で船出します。
そうすると、城南宮は御伽草子の話が元になっていますね。
御伽草子の一寸法師はけっこうな策略家で、貴族の出と後で分かったけど(後に中納言)、皆が知ってる一寸法師とはちょっと違うよです。
鬼退治の後で宝積寺に寄ったのかな、やっぱり。