京都2018旅の道すがら~本禅寺、大應寺他 | 菊蔵の「旅は京都、さらなり」(旅と歴史ブログ)

京都2018旅の道すがら~本禅寺、大應寺他

今日から数回ほど京都冬の旅ブログで目的地へ向かう途中、ちょっと寄り道した寺社をアップします。


下書きが3月15日になってました。サボってたなぁ。

 

 

 

初日、日曜日の午前中は常林寺が拝観できないことから、同じく冬の旅非公開文化財特別公開されている相国寺塔頭寺院(林光院、豊光寺)へ。


賀茂大橋から右高野川、左賀茂川の合流地点を眺めながら、清浄華院は散策のみで画像が無かったと思い出し寄り道。とその道すがらさらに寄り道。

 

 

 

光了山 本禅寺 

 

今出川通寺町下ルにある法華宗陣門派大本山。本圀寺の僧日陣が応永十三年(1406)四条堀川に創建。天文法華の乱で焼失後、天文九年(1540)日覚により智恵光院通今出川上ル桜井町に再建。その後、天正年間(1573~92)現在地に移転しています。

 

 

境内の殆どが駐車場となっているため、本ブログではご紹介しませんでした。画像の正面が立像堂、左の白い建造物が遺魂道場。 

 

 

鎮守社の三十番神 

 

 

鐘楼

 

梵鐘は、豊臣秀頼が片桐且元に命じて大阪の法安寺に奉納したもので、徳川家康が大坂夏の陣の際、陣鐘としたのを大久保彦左衛門が拝領して当寺に寄進したと伝えます。その所縁か、墓地には大久保彦左衛門の五輪塔があります。また、江戸後期の画家・岸駒及び一族の菩提寺になります。

 

その南側が

 

 

 

 

本ブログでご紹介した清浄華院ですね。

 

 

それから御苑内を通っていくつか画像に収めましたが、こちらは石薬師御門の画家以外は消失です(涙)。

 

 

 同志社女子大学栄光館

 

京都検定的には同志社女子大学の場合、ジェームス館が問題になりそうです。武田五一設計ですから。

 

同志社大学、女子大学のアカデミックな建造物を見ながらいつも思うのは、「僕より酒癖の悪いよしかつ君の母校かぁ」です。


最近は、お互いちょっとましになったね。

 

 

妙心寺と並ぶ毎冬の定番相国寺の画像。

 

 

 

 

 

 相国寺塔頭・林光院、豊光寺拝観後は宝鏡寺、妙覚寺と冬の旅非公開文化財特別公開寺院を拝観。それから、今日こそ参拝しなければと建勲神社へ向かったわけです。

 

 

金剛山 大應寺 

 

妙覚寺の西方、堀川通に面した児童公園の北にあります。正保二年(1645)孤児を収容した悲田院が泉涌寺に移った跡地に建てられた臨済宗相国寺派寺院。

 

 

拝観不可ですから山門から境内を覗くだけになりま

す。

 

画像からお分かりのように、手入れの行き届いた境内です。境内には茶人古田織部創祀と伝える織部稲荷社があります。


寄り道はさらに

 




つづく~



参考文献


『京都府の歴史散歩 上』(山本四郎 山川出版社 1995年)