いつぶりかわからない位のアメブロ更新(笑)
最近はFacebookかX(Twitter)ばかりですが、あまりにも長文になってしまったので久しぶりにこちらに。


昨日拡大読書器を納品しに事務所を訪問した現役士業の先生のお話が、良くも悪くもロービジョンケアにおける様々な要素を孕んでいて考えさせられたのでご紹介を。

この先生、かなり以前に緑内障の診断は受けていたとのこと。ただ当時は見え方もそれほど問題なく、顧客もたくさん抱えて仕事もバリバリ忙しくしていたので本人曰くほぼ放置。

ところが1年位前から極端に見え方が悪化し、医師に相談したところグラと白内障のオペを勧められ同時に行う。
術後直後ははほぼ見えない状態となり廃業も考えたが、徐々に少し見えるようになったので眼鏡を作れば仕事に戻れるのではないか?とオペ医に相談したところ、「あなたの眼は眼鏡を作っても見えるようにはならない。仕事ももう充分がんばってきたんだから無理して働かなくていいのでは?」と言われたそうです。

その後の転院先のDr.が偶然にもロービジョンに明るい方でルーペ、サインガイド、社交眼鏡などの存在を教えてもらう。徐々に前向きになりかけていたところで、偶然聞いたラジオがNHKの「視覚障害ナビラジオ」で今年8月に放送された網膜色素変性症を持つ弁護士の吉江仁子さんの放送回。


これを聞いて、同じ士業で視覚障害を持っていてもがんばってるんだ!この方が使っている拡大読書器や音声パソコンって何だろう?となり、そこから色々ご自身で情報を集めて9月28日に福岡で行われた福祉機器展にご来場。
卓上型の拡大読書器を試して「これがあれば仕事が続けられる!」とまだ手帳を取得してないけど今すぐ仕事で使いたい!と自費で購入していただき昨日の納品につながりました。


この話を納品後にコーヒーをいただきながら聞いて、本当に色々考えさせられました…

もっと早くロービジョンケアを知っていれば…という思いもあれば、いや仕事を辞めてしまい手遅れになる前にロービジョンに辿り着けたのはよかった、という考えもできます。
また偶然聞いたラジオが情報源だったというのも考えさせられるけど、逆にナビラジオがなければこの方はまだ暗中模索してたのかも、とか。
そもそもだけど緑内障の怖さをもっと認識されて初期の状態から治療を始めていれば…という気持ちも。


それでも、まずは今回納品させてもらった拡大読書器でできなくなった仕事ができるようになる、気持ちや生活が前向きになるお役に立ってくれると嬉しいな、と。

そして同時にまだまだロービジョンケアや視覚障害リハビリテーションの裾野をさらに広げるために啓蒙していかないといけないんだろうなぁ。

がんばろう