いわゆる昔話系ですか | かえるの郵便屋さん

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郵便局長が各ご家庭に配る手紙っていうか、日記。

※全体的に重いというか気持ち悪い内容なので、そのへん覚悟しといてください。




友達の中の1人に、Sさんという子がいるのですよ。

小学校の頃急に不登校になり、中学に進学して、日記にもたまに出てくるAさんとMさんと知り合ったときに改めて仲良くなった子。
自分含めた4人全員漫画好きなので、当然美術部に入ってました。
「まもって守護月天」と「魔探偵ロキ」が好きだったらしく、描く絵にかなり影響受けてて、年齢の割には綺麗な絵を描いてました。
だから高校も美術科のある学校に進学してたし、そこで専門的なことを勉強してたとのこと。


ある日、そのSさんの家に遊びに行った。
当時ボーボボにハマりたてで、「これだけは読んで貰わないといけない」と思って持っていった短編集の「激戦!ジャンケン島」を半強制的に読ませた。因みに感想は「くっついて良かったね」。そういう所ではなかったんだけどな、目を向けて欲しい所は。
暫くしても熱心に読んでたので何気なく覗くと、作者の『漫画家になるまで』のページを目で追っていて、美術科関連の学校に入ったら余計に絵を描かなくなる、という所に共感していた。
学校での成績は、あまり良くなかったらしい。
仲間内でも一番絵のうまかった子がここまでヘコむとは、と当時は思っていたけど、よくよく考えて思い出してみれば、Sさんの描く絵は確かに上手いし、遠足のしおりのトップを飾ったことも何度もあった。でもバストアップ以外の絵や短頭身、背景付きの絵を殆ど見たことが無くて、綺麗だけどそれで終わりというか、今となっては本当に上手かったのかとすら疑ってしまう。
何より、中学3年間でコンクールに出すためのポスターを何枚か描いたのだけど、Mさんと自分は一度だけ入選だか佳作だかになって、美術科の学校を受験したSさんとAさんは何も受賞しなかった。


絵を描くことが好きだったから将来もそっちの道へ行くもんだとてっきり思っていたら、Sさんは上京して宗教関連の会社に就職した。
その子の母親が入っていた教の会社。
きっかけはわからないけど、Sさんが不登校になり後を追うようにSさんの妹も虐めに遭っていたらしいので、神にでもすがるしかなかったのだろうと勝手に解釈しています。
東京に行って3ヶ月ほどして、Sさんから手紙が届いた。
今の自分の状況と仕事内容、そして「300円の広報誌を買ってくれ」という一文。
本人は否定はしていたけど絶対にこれ、そうだろう…と。
なんだか自分の知っていたSさんでなくなってしまった気がして、何よりその手紙が他の友人の所には出さずに自分にのみ届いたことが怖くて、返事を出さなかった。


今朝、Sさんの母が「子供のことについてちょっと…」と訪ねてきた。
母が出て、すぐ戻ってきた。
やはりそれの勧誘だったらしく、しかも「子供の名前を出せば入ってくれると思った」と言ってきたらしい。
どうこう言うつもりは無いけど、それでもどうこう言いたくなる。


大体、身近な人を信用・信頼・尊敬何一つしてないのに、会った事もない人の言うことを聞けとか無理な話なんですよ。
自分の目で見た物でも若干疑ってるのに。
宗教事務所より精神科のある病院に連れてってくれ。


Sさんが今どこで何をやっているのか、まだ会社にいるのか、それはわからない。

でも、昨日たまたまウッチャンと久本雅美のアレコレの事をネットで見ていただけに、こういうのは他人事ではないのだな、と深く思い、なんだか怖くなった。