先日、話題の映画「シンゴジラ」を観てきました。
ゴジラシリーズは、正直「特撮モノ」にしか見えず
過去のハリウッド版ゴジラも、どう見てもティラノサウルス
にしか見えなかったり、最終的に核ミサイルを打ち込んで
お約束の復活劇で終劇。これにはがっかりした記憶が
あります。
昨年かその前にハリウッド版ゴジラの別バージョンが
公開され、これも初日に観に行きました。
これは過去の流れをくんだハリウッド版なのか
別の怪獣をゴジラがぶっ飛ばす！という単純明快で
良かったのですが、少しゴジラが可哀想かつかっこ良く
見えちゃいました。
で、今回日本版のシンゴジラですが
過去の特撮モノとはまったく違い
目が離せない映画
とはこの事なのか、と思うくらい序盤から
食い入るように見入りましたねぇ
役者さんもツワモノが揃いに揃ってました。
ただ、石原さとみ演ずる軽い外交官？は無くて
良かった気がします。
ストーリー的には、まさに現代にゴジラが現れたら
どうなるの？的なお話しです。
併せて、今の日本ってこんなにまわりくどいんだ・・
とガッカリさせるも、それぞれの人達がそれなりの
責任をもって対処し、なんだかんだ言っても
日本人やるじゃねぇか、と思わせる様な内容です。
因みに、ゴジラが中心ではなくて
ゴジラが現れた事で、奔走する日本人達それも
政府や自衛隊等、イザイという時に対峙しなkれば
ならない人達側目線です。
ざっとくりとストーリーでも。
まず、平和ボケしている日本に
突如現れた正体不明の巨大生物。
逃げ惑う人々、対応に追われる現場の警察・消防
そして無力にも何も出来ずに終わってしまいます。
お役人も何もしないわけではありません
会議会議会議で、まさに日本色ここにありといった
感じでしょうか。
再度出現した巨大生物は、更なる進化をし
見るからに「ゴジラ」という姿がようやくお目見えします。
ここからは自衛隊も黙っていないのですが
やはり法律という壁があり、時間ばかりが過ぎていきます。
そこで総理大臣の決断により、自衛隊が戦後初の
武力行使に出るわけですね。
でも、それも全くの無力と終わってしまいます。
そこでスペシャリストが集結し密かに進めていた
作戦が実行されると共に、世界から「ゴジラ抹殺作戦」が
恐ろしくも計画されている事が判明。
作戦によるゴジラ凍結が先か、熱核攻撃によるゴジラ抹殺
で決着をつけ、首都消滅となってしまうのか！？
ハラハラする時間が過ぎていきます。
ゴジラ凍結作戦とは、ゴジラの体内にある種の化合物を
挿入し、細胞レベルで凍結させてしまおうという作戦。
一報、世界が選択したのは核ミサイル攻撃による
一掃作戦でした。
内閣やその方面の人々は、なんとか核攻撃を先延ばしに
できないかと奔走します。
一報、一足先にゴジラ凍結作戦を実行できたチームが
動き出します。
ここからもうジェットコースターの様な展開になります。
まずはゴジラを足止めしなければなりません。
外部からの攻撃は全く意味も持たず、どうやって足止めを
するのか？
そこで出てくるのが「列車爆弾」です。
東京のど真ん中にゴジラをおびき寄せ
そこへ、爆弾を積んだ「無人の列車」が四方から突っ込みます。
爆発炎上する列車、これは関係者にとっては切ないシーン
なのではないでしょうか？
足元をすくわれるゴジラはたまったものじゃありません。
さすがに転倒してしまいます。
そこへ追い打ちをかけるように、周辺の超高層ビルを
爆破させ、ゴジラを覆いかぶせるように破壊し動きを
封じ込めます。
ここまでのシーンは見ものです！笑
苦労して作ってきた社会的インフラを、武器に変えてしまう
のですから・・。
身動きが取れなくなった所に、ゴジラへ凝固剤の挿入が
始まります。
全国から集結した高所ポンプ車を直列稼働させ、連続的に
行われました。
その効果ありか、ゴジラは凍結してしまいます。
作戦成功、かたや核ミサイル発射寸前だったという状況下
それを伸ばしに伸ばして説得していたのが内閣の人達だった
という結末でした。
日本人やるじゃねぇか
久しぶりにワクワクし、もう一度見てみたいと思う
映画でしたね。
しいてあげるのであれば・・
ゴジラ第一形態がカッコ悪い・・
という点だけじゃないでしょうか。