住まいの建築の儀式に棟上式がありますね。
棟上式では、「散銭、散餅の儀」 といい
餅や金銭がまかれました。 最近では
あまり見られなくなりましたね。
神事が終わったあとに、施主や棟梁(とうりょう)、職人さんたちが
神様と一緒に酒宴を開きます。 (最近は飲酒と車の関連上
お酒は瓶で1人ずつの持ち帰り用とお赤飯や紅白餅も、
夏場などは食物が腐りやすく持ち帰りのものはそのあたりも
考慮したものと、ご祝儀が多いようです)
このときに、集まってくださった人たちにも
福を分け与えて棟上が無事に終了したことを祝うために
まかれていました。
また、お餅は 「ハレ」の日の食べ物で
ご馳走だったためでもあります。
餅は木の葉をあらわすものだという説もあり、
そこから棟木の上からまくお餅は、
木の葉が散るように見えたからなのでしょうか。
お餅は材木の精霊が葉となり木から離れるといった
ことを表しているといわれていたようです。