◆棟上式~住まいの儀式 | “心のおもてなし” 和ごころ~慶の徒然草

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住まいの建築の儀式に棟上式がありますね。

棟上式では、「散銭、散餅の儀」 といい

餅や金銭がまかれました。 最近では

あまり見られなくなりましたね。


神事が終わったあとに、施主や棟梁(とうりょう)、職人さんたちが

神様と一緒に酒宴を開きます。 (最近は飲酒と車の関連上

お酒は瓶で1人ずつの持ち帰り用とお赤飯や紅白餅も、

夏場などは食物が腐りやすく持ち帰りのものはそのあたりも

考慮したものと、ご祝儀が多いようです)


このときに、集まってくださった人たちにも

福を分け与えて棟上が無事に終了したことを祝うために

まかれていました。

また、お餅は 「ハレ」の日の食べ物で

ご馳走だったためでもあります。


餅は木の葉をあらわすものだという説もあり、

そこから棟木の上からまくお餅は、

木の葉が散るように見えたからなのでしょうか。

お餅は材木の精霊が葉となり木から離れるといった

ことを表しているといわれていたようです。


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