何度も何度も書いてて申し訳ないのですが、もう一度書きます。


モンスーンが始まって3週間。ムンバイはまだ水の供給カットを続けてます。何となく分かってきましたが、オフィシャルには5だか10%だかの供給カットとしていますが、おそらく場所によって途中で水抜かれたりしてるのか、10%どころでなく水が来なくなってる地域がかなりある模様です。うちも多分それ。


そして、各コミュニティやマンションが水タンカーを依頼して(水運ぶのに化石燃料使ってる時点で、何が脱炭素か)、足りない分を確保しようと躍起になってるようですが、こういう時もおそらく金の力に物をいう言わせる輩がいるか、裏で何かのチカラが動いているかで、水の供給にはバラつきが出ていると見られます。死人が出ない程度には弱者の住む地域にもギリギリ水を供給してるんじゃないかと思います。


以前はおかしな国としてしか報道されなかったインドですが、このところ人口世界一だとか、高い成長性だとかをはやしたてる論調に変わってインド称賛の雰囲気が醸成されてきて、違和感を感じてます。政権も3期目に入って、確かに前より道路は作ってるのかもしれない。しかし、一番大事なインフラである水が足りてない国ですよ、と声を大にして言いたい。箱物を作っても、それをオペレーションする人間が数年で劇的に変わるわけない。明るい未来しかない国みたいに言うのは違います。変わってないから、大多数の人々は。しかも、民主主義の国だから、その変わってない人たちが政治家選んでるから。国が簡単にはよくなりようがない構造になってます(苦笑)日本だって数の多い高齢者が主たる有権者になってるから同じといえば同じですが。認めたくないけど、民主主義の限界なのか…


余談ですが、この3週間で、メイドさんは2回蛇口開けたままで帰っていきました。一度目は水の供給が再開される前に気づいて蛇口閉めましたが、二回目はバスルームから水の音がするな…と思って見に行ったら蛇口開いてました。奇跡的にバケツが下に置いてあったのと、すぐに気づいたので水は無駄にはなりませんでした。万が一外出しちゃってたらどうなったことか。一回目の後に全力で注意したのに、またすぐ同じことが起こるのです。自分ちだって水が十分来てないはずなので、水不足というのは知ってるでしょうが、そんなことをしでかすのです。他のうちのメイドさんだって似たりよったりなことでしょう。


もしもうひとつダムを作ったとしても、こうやって無駄になる水が一定数出るのでしょう。人の教育がいかに大切か、改めて考えさせられます。教育でも、自分さえよければそれでいいという輩の根性は直せないとは思いますが。