インドに住んでます。


先日オンラインで購入した通勤用バッグが行方知れずになったと書かせていただきました。


デリバリー会社と購入元の両方に電話し(デリバリー会社は自動音声で電話は役に立たず)、メッセージを送り、翌日また別のヘルプデスク番号に電話し、メッセージを送り、を繰り返したら、購入元からは、現在デリバリー会社に問い合わせ中との返信がありました。


そして、ついにデリバリー会社から電話がかかってきました。購入元のヘルプデスクが問い合わせしてくれたからかも!と喜びいさんで、極めて電波が悪く途切れ途切れの音声を必死で聞くと、「で、荷物は受け取った?」と聞かれたのが分かりました。瞬間沸騰です。「受け取ってないからクレームしてるんでしょ!!!昨日から問い合わせしてんのに、さっさと確認してよ!!!」とキレました。日本でこんなことを言うとモンスターカスタマーだと思いますが、ここではだいたいヘルプデスクの方が相当うわてのモンスターなので、それでもまだ押しが弱かったかも、と思ったくらいでした。


それから待つこと3時間。再びデリバリー会社からの電話が。「担当者が警備の人に渡したと言ってて、警備の人にも確認してます。今お宅の建物に行ってます」というようなことを言われたのですが、それで荷物が見つかったのかどうか、肝心なことが分かりません。幸い今日はワークフロムホームだったので急いで建物の入り口に降りました。


すると、お兄ちゃんが巨大なズタ袋を持って立っています。そして、それをぬっとこちらに差し出すではありませんか。


何?それがまさか商品ってこと?


そのズタ袋は、商品が届くはずだった月曜日の夜にも、火曜日の夜にも、そして昨日の夜にも、受付の片隅に置いてあった物です。こんな汚いズタ袋がなんでこんなとこに?邪魔だから片しなよ、と思いながら見たのです。


それが私が丸2日探しまくった通勤用バッグだったとは。もちろん袋には配達先の住所など書いてありません。しかし、受け取ってよくよくみると、部屋番号の数字だけがうっすら書いてあります。


灯台もと暗しとはまさにこの事か…


捜し物が出てきたのに全く嬉しい気分になれません。申し訳ないですが誰かにとられたと思いかけていたので、火のついてしまった怒りのぶつけ先が結局無かったことによる困惑と、人を疑ってしまったことへの居心地の悪さの方が勝ったんだと思います。結局誰も悪くなく、単にお粗末なオペレーションにより、宛先の表示のない汚いズタ袋のままそこに置かれたのが問題でした。ゴミと間違われて捨てられなかったことは奇跡だったと言えるでしょう。


コントかよ…演じた本人には全然おもしろくないわ!と自己ツッコミがアタマの中をぐるぐる周ります。せめてこれを読んでくださった方が少しでも面白がってくださると、救われる気がします(苦笑)