インドに住んでます。


昨日午後1時半にUBERをつかまえようとしたら、10分待っても捕まらない。諦めてリクシャーをつかまえようとしましたが、そもそもあまり来ない。来ても誰か乗っているか、乗車拒否されます。


おそらく暑すぎてみんな働く意欲が低下しているのでしょう。気温は35度。そうは言っても約束に遅れるわけにはいかないので、必死にリクシャーが通りがかるたびに全力で止めて、多く払うのでとにかく乗せてくれと交渉を継続。なんとか乗ることが出来、約束に間に合うことが出来ました。


降りる時、最初に私が提示した金額を払おうとしたら、なんとリクシャー運転手のおっちゃんはメーター金額より多いよ、と返金しようとするではありませんか!そんなリクシャーワーラー見たことがない!!!感動のあまり何だったらもっと払いたいくらいの衝動に駆られましたが、とにかく出した金額を受け取ってもらって、「Thank you so much!!!」とその場を後にしたのでした。


この国で正直者に出会う確率は、くじ付アイスで当たりを引くよりも確実に低いです。リクシャーをつかまえてようやく乗っけてもらえた時は、移動の度にコストが余計にかかるなんてほんとに嫌になる、と辟易したのですが、正直者に遭遇したことが嬉しくて、そんなことはもはやどうでも良いとすら思ってしまったのでした。


そして、今朝。今度は空港に行こうとして、またUBERが捕まらない。。。その事態を想定して早めに出たのに、全く捕まりません。そろそろ本気で乗れないとヤバい、と思い、またリクシャーにターゲットを切り替えました。まだ通勤ラッシュの微妙に前のはずですが、10台以上にスルーされ、多めの金額を提示しても全く効果無し。一体どうなってんだ…とかなり焦りはじめたところで、止まってくれたリクシャーに◯◯ルピー払うから!と言っても首を縦に振らなかったので、さらに25%上乗せして、◯◯ルピー!!!ダン!!!と勝手に後ろに乗り込みました。


どうやら若いリクシャーワーラーは、空港までの道が分からなくて首を縦に振らなかっただけのようです。大まかな地域を伝えて、ガイドしながら無事空港にたどり着きました。若いお兄ちゃんは新米のようで、スマホも持ってなくて、地図を自分で確認出来なかった模様です。昨日のベテランおっちゃんは、行き先が最初分からなかったようですが、とりあえずスタートして、信号待ちのうちにスマホで検索して自分でちゃんと行ってくれました。しかし新米君もちゃんと目的地までたどり着いてくれたので感謝しきりです。一瞬釣は不要、とさらに多めに渡しそうになりましたが、そんなことをしてるとキリが無いと思い直して、その場を後にしたのでした。


この国にいると、日本だったら普通のことにでも、いちいち感激出来るようになります(笑)逆に、日本と同じクオリティを求めようとすると、気が狂いそうになります(苦笑)