19-4黒き暗殺者
ナルガクルガの身体はカレンの上にのしかかる。
「くぅ・・・」
巨体がのしかかかり、呼吸をするのが辛い。ナルガクルガの荒い息が伝わってくる。興奮しているせいか、口から唾液が垂れ顔に付く。
「いや…」
唾液が顔に付いたから悲鳴を上げた訳ではない。ナルガクルガは、鋭い牙が並んでいる口を大きく開ける。ナルガクルガの目線はカレンの首を狙っていた。
このままでは、喰いちぎられる。そう覚悟したが、不意に自分の足元に人影が見えた。
「はぁ!!」
いつの間にかカリアがナルガクルガの懐に入っていた。カリアは地面を蹴りあげると、身体を捻らせ、右手と左手で交互に、ナルガクルガの腹部を斬り裂く。
「おらぁ!!」
さらに、鬼斬破を振り下ろしたレオンがナルガクルガの背中を斬り裂く。更に、もう一度斬り裂くと、今度は地面を蹴り後方に下がると同時に、鬼斬破を水平に斬り裂いた。
ギャァァァァァァァァァァァァァ!!
ナルガクルガは悲鳴を上げる。カレンに噛みつくのを止めて、ナルガクルガは地面を蹴り後方に下がる。ナルガクルガは怒りで我を忘れているようだった。尻尾を逆立てると、何度も振り回し、棘をレオンに向かって吹き飛ばした。
レオンは棘が来る前に走り出す。姿勢を低くすると、棘を上手く避けるとナルガクルガの頭部に向かって斬り付けた。更に、姿勢を低くし鬼斬破をナルガクルガに突き刺すと、斬り上げる。
ギャワァァァァァ!!!
ナルガクルガの左目が縦に斬り裂かれた。衝撃で黒毛が辺りに飛び散る。鋭い歯も何本か折れ、砕け散る。
「よしっ!!」
ナルガクルガの左目を潰せて喜ぶレオンだったが、ナルガクルガはすぐに怯みから戻った。ナルガクルガは後方に下がると、すぐにレオンに向かって飛びかかる。
ドォン!!
鈍い爆発音がする。ナルガクルガは、地面に落下する。ナルガクルガは巨体が災いし、中々立ち上がる事が出来ない。
「油断しないで!!」
カレンは徹甲榴弾を取り出すと、火炎弾を装填する。少し移動すると、ナルガクルガの背中目がけて発射する。頭部はレオン達に任せて自分は背中を攻撃する。
「レオン貴様は砥石を…」
「頼んだぜ」
レオンとカリアは交代する。レオンはナルガクルガから距離を取ると、ポーチから砥石を取り出すと、研ぎ始める。
「はぁぁぁぁ!!」
カリアはギルドナイトセーバーを頭上の上に掲げると、刀身から赤いオーラが出る。何度もナルガクルガの頭部を斬り裂く。交互に腕を振るうと、ナルガクルガの頭部を斬り裂く。両腕を揃えると、ナルガクルガの頭部に向かって叩き付ける。
ガァァァァア…
ナルガクルガはようやく立ち上がる。この場にいるのは危険だと察知し地面を蹴りあげると、翼を広げると、力強く羽ばたくと洞窟に開いた穴に向かって飛んで行った。
「ペイントは…」
カリアはカレンに聞く。その声には疲労が見えた。
「えぇ…大丈夫よ」
「そうか」
カリアは壁の方まで歩くと、壁を背に腰を降ろすとポーチの中から携帯食糧を取り出すと、口の中に放り込む。
レオンの方も腹が減ったのか、どこかいいとこは無いかと辺りを探しまわる。目の前に入ったのは、骨が散らばっている近くに段差があった。レオンはそこまで歩くと、段差の上にあった骨を退かすと腰を降ろす。
To Be Continued
いつになっても、文章力は上がらないねw