ランウェイ×ミュージカルの登場ですとか、
テレビ番組でオタクが「推し」を自宅でおもてなしする
という企画ですとか、
いやいやもう何でもありですわ?と思う今日この頃のわたくしでございます。
友達=推しなる文化まで登場となりますと、わたくし、ついていけませんわ。
今一番沼にはまっております
夢100ですけれども、・・・バッチクエストが勝てなすぎて、
思わず脳内で※「内川コピペ」
が作成されましたわ。
(※2009年、暗黒も暗黒も暗黒な横浜ベイスターズに所属していた
内川聖一さんが、「1998年に横浜がセ・リーグ優勝を果たした際の
マシンガン打線に連なる夢を見て死ぬ」という伝説のコピペであり、
改変も名作ぞろいという・・ね・・・。)
お願いだからサービス終了だけはしないでくださいませね、夢100さあん!!
動画広告も毎日視聴いたしますから、なにとぞ、なにとぞ(涙)
だって、まだ、ホープお兄様も、アダムたんも、フレイグお兄様も
お迎えできていないんですものおおおおお(滝涙)
ぽんこつ姫様でごめんなさ・・・い(崩れ落ちながら)
・・・
・・・・
閑話休題。
昨年のプラネタリウム×LIVEが控え目に言って「最高×100億回」だったわたくし。
プラネタリウム・・・ギリシャ神話の星座にまつわるお話を
「色々人生経験を積み重ねて」「酸いも甘いも嚙み分けすぎて」
「感動なにそれ美味しいの?」「そういえば最近感動の涙を流すことが
減ってない?」「(身近なところで)訃報が増えてきた」
大人の女性に「刺さる」エピソードを「近松門左衛門大先生の
心中物」のように、これでもか、これでもかと盛り込んだ
歌あり、朗読あり、星座あり、アロマありのショーが観たくなりましてね。
となりますと、やはり「竪琴座」の神話などがよろしいかと。
オルフェウスとエウリュディケの悲恋の物語を。
①オルフェウスは音楽の神アポロンとムーサ(文芸の女神)のカリオぺーの間に
生まれました。父から贈られた竪琴を奏でると、人も野獣も心洗われ、
木や岩ですら心を動かされ、岩などは柔らかくなったといわれています。
オルフェウスは麗しきニンフのエウリュディケと恋に落ち、二人は
結婚しましたが、結婚式に招待されていた「結婚」の男神が
手にしていた松明が新婚の二人の目から涙を流させるという
不吉な前兆がもたらされたのでした。
②そして、突然の悲劇が二人を襲います。我々に
養蜂を伝えたアリスタイオスなる人物から、散策中に
横恋慕されてしまった麗しきエウリュディケは、
彼女に襲い掛かろうとするアリスタイオスから逃れようとし、
草むらに潜んでいた毒蛇を踏みつけてしまい、足を噛まれて
命を奪われてしまうのでした。
③ある日突然、最愛の妻を亡くすこととなってしまったオルフェウス。
その哀しみを歌にし、神々や人々、あらゆるものに訴えかけたものの、
どうすることもできず、ついに冥府に赴いて妻を取り戻すことを決意。
タイナロス岬にある洞窟から降りていき、ステュクスの河辺の精霊たちの
群がる中を通り抜け、冥府の川の渡し守カロンと、冥府の番犬である
怪物ケルベロスでさえも、オルフェウスの奏でる竪琴の音色で心を
動かされ、ついに彼は冥府へと辿り着いたのでした。
④オルフェウスは冥府の王ハデスとその妃ペルセフォネ―に
切々と「歌」で訴えかけました。彼の奏でる調べに
妃のペルセフォネーが心を動かされ、さすがの冥王ハデスも
その願いを拒むことはできませんでした。そして、
オルフェウスの最愛の妻、麗しきエウリュディケが呼ばれたのでした。
⑤冥府の王ハデスは、オルフェウスに一つの条件をつけました。
「地上に出るまでは、決して振り返って妻を見てはならぬ」
死によって引き裂かれたオルフェウスとエウリュディケ。
オルフェウス(生者)が先、エウリュディケ(死者)が後になり、
沈黙のまま冥府の暗い暗い坂道を、地上に向けてのぼっていきました。
そして、地上まであともう少しでたどりつこうというその時、
オルフェウスは冥王ハデスから出されていた条件
「地上に出るまでは、決して振り返って妻を見てはならぬ」を
忘れてしまい、背後にいる妻のエウリュディケを振り返って見て
しまったのでした。ああ、なんということでしょう!
非情にも最愛の妻、麗しきエウリュディケは、冥府へと戻されていきます。
二人は必死に手を伸ばしましたが、もはや触れることすらかなわないのです。
オルフェウスが死者として新たに冥府に迎え入れられない限りは。
エウリュディケは最愛の夫へ、最後にこう告げました。
「さようなら、これが最後のお別れです・・・・・」
憐れ、オルフェウスはただ一人地上へと戻ることになったのでした。
・・・続きます。