「ルネッサンスのメフィストフェレス(悪魔)」として有名でもある(笑)、美貌の天才チェーザレ・ボルジア王冠ですが、彼は法王の息子とはいえ、どうあっても「私生児」として、軽んじられてしまうこともあったのです...;pandaチェーザレには、たくさんの愛人がおり醜聞にも事欠かないという「・・・」な、エピソードが目立つのですが、その彼にも、ただひとり特別な存在があったのですはーとそう、政略結婚指輪の相手である、フランス王家の血を引くプリンセス、シャルロット・ダルブレ(1480-1514)ですハート+ビックリ彼女は、彼に「フランス王の縁者」という正式な身分と、彼の血を受け継ぐ娘ルイーズを与えたのですねrose/pn二人の結婚生活は、数ヶ月もない儚いものだったのですがiくすん、それでも、彼はシャルロットに様々な贈り物を届けさせ(このあたり、きっと彼自身が選んだものだったと思います。ただ、妻の喜ぶ顔が見たい・・という一心で。逢えなくても、彼にとっては、彼女は大切な存在だったのでは?)、自分の許に呼び寄せようとすらするのですが、フランス王は、シャルロットを軟禁してしまうのです。チェーザレの没落とその死までの経緯は、割愛させていただきますが、シャルロットも最愛の夫のため、必死に助命しようとしますが、結局、チェーザレは彼女の兄が治めるナヴァーラに逃亡し、ナヴァーラのために戦う途中で、戦死してしまうのですねiくすんその後を追うかのように、シャルロットもまた、若い命を終えることになります。二人の娘ルイーズは、トレモワイユ公ルイと結婚し、その子孫は「ブルボン・ビュッセ家」を興すことになります皇冠チェーザレ亡き後も、その血脈は保たれたのでした汗イタリアの救世主たるべく行動していた彼も、もとはスペインの出身であり、結局は彼自身の娘によって「イタリア」ではなく「フランスぉフランス」に根ざすことになってしまうとは、運命とはなんと皮肉なものでしょうか?それでも、私には、どうしてもこの結婚にはあいがなかったとは、とても思えないのです。なぜなら、チェーザレは彼女にたくさんの贈り物をしているからです。男性は愛する女性のために戦ったり、喜ぶ顔見たさに何かをせずにはいられないのではないか・・と、私は推察するのですが、いかがでしょうか?私の推察が正しければ、これ以上はないpriの証ではありませんこと?