彼の声 2024.7.1 「制度的な人間の欠陥」 | 彼の声

彼の声 2024.7.1 「制度的な人間の欠陥」

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 果たしてそれが制度的な問題なのかも、何
か違うような気がするのだが、世の中に完璧
な制度などないことは多くの人がわかってい
るはずで、たとえ完璧でなくても運用次第で
うまく機能させることができるというか、そ
ういうところが制度を運用する人の手腕にか
かっているというと、そうではないと反論し
たくなるなら、完璧でないから都合が良いわ
けで、それを利用して特定の人や団体に優先
的に利益がもたらされている実態があるなら、
実際にそうやって利益を得られた人や団体に
とっては、不公平で不公正な制度である方が
都合が良いわけで、実際に利益を得られた人
や団体が存在している限りで、特定の人や団
体に優先的に利益をもたらす制度になってい
るわけで、それが公平公正でない制度的な運
用となるから、そんな運用をやっている人や
団体も世の中の各方面で非難の的となってい
るはずだが、そういうこととは関係のない方
面で何が行われているかというと、関係のな
い方面などないような気もするのだが、何か
しら利用できる制度があって、それを利用し
ながら生きているのが社会の中に存在してい
る人間以外の何ものでもないような気がする
のは、当たり前のこととしてそう思われるわ
けだが、もちろん利用しているのは制度だけ
ではなく、他にも様々な物事を利用しながら
生きているはずだが、そういう意味では誰に
とっても公平公正な制度になっていれば良い
はずで、そんなこともわかりきったことだと
しても、実際にはそうはなっていないから、
世の中の各方面から文句が出てくる成り行き
になっているはずだが、文句を言ってくる奴
には言わせておけばよく、絶えず特定の人や
団体に利益をもたらすような制度を設けるこ
とが、そんな利益を享受したい人や団体にと
ってはやるべきことになってきて、そういう
制度をこしらえるために活動している人や団
体が政治や行政を利用しようとしていると捉
えると、何となく現状がそうなっているよう
な気がしてくるわけだが、もちろんそれもそ
れだけが目的だとは言えない面もありそうだ
が、そういうことをやりたいならやらせてお
けばいいとは言えない人たちが、そういうこ
とをやろうとする人や団体を批判しているわ
けで、それに対して批判している人たちの主
張を支持できるかというと、建前としては公
平公正な制度にしてほしいわけだから、自分
が不公平で不公正な制度の恩恵を受けられな
いなら、それを批判している人たちの主張を
支持するしかないが、それもそんな制度の恩
恵を受けられるとしたら、そんな制度にしよ
うとする人や団体のやっていることを支持し
たくなるような気がするかも知れないが、そ
ういうことをやり始めるときりがないような
気もするから、できればできるだけ誰もが納
得できそうな公平公正な制度にしてほしいわ
けで、たとえそれが建前であっても、いちい
ちそうまでして自己の利害や損得にこだわる
のが面倒だと思うなら、現状でそれほどその
種の制度的な利害や損得に直接関わっていな
いからそう思われるのかも知れないし、逆に
直接関わっていれば自分や自分が属している
勢力に有利な制度にしようとしてしまうのか
も知れず、それが果たして世界中で行われて
いることかどうかというと、どちらかという
と強引になりふり構わずそんなことをやって
いる人や団体がメディア的には批判されてい
るだろうから、そういうことを批判している
のが左翼リベラルな勢力だと従来からある価
値観に沿うならそう言えそうだが、それも表
向きの建前に過ぎないと状況を捉えるなら、
たとえ左翼リベラルだろうと直接の利害や損
得が絡んでくるなら、自分たちに有利な制度
にしようとするだろうし、それが公平公正な
制度だと言いくるめようとするだろうが、果
たしてそれが偽善であり欺瞞だと見なしても
構わないのかというと、そうした建前上は公
平公正だと言われている制度の中身を検証し
てみないことにはわからないが、それ以前に
明らかに不公平で不公正な制度が批判されて
いるのだから、そんな制度をごり押しのよう
なやり方で強引にこしらえている現状の中で
は、そんなことをやっている勢力を支持でき
ないと思うのは当然だが、それを当然だとは
思わない人たちが世の中の過半数を占めてい
るように思われるとしたら、何か世の中が狂
っているような気がしてくるだろうが、少な
くともそれとこれとを同じレベルで捉えない
ことが重要なような気がするわけで、そうい
う判断ができない人たちがSNSで強引なこ
とを主張しているような気もするわけだが、
果たしてそういう人たちが意図してそれらを
混同するようなごまかしやまやかしを仕掛け
ていると状況を捉えても構わないのかという
と、それもあからさまにそんな意図や思惑も
抱いていないような気もするわけで、あから
さまにそんなことを仕掛けてくるのは馬鹿な
んじゃないかと思うなら、もしかしたら彼ら
は意図せず意識せずにそうなってしまうよう
な成り行きに囚われているのではないかと心
配になってきてしまうのだが、それに関して
最近特に顕著になってきた傾向を挙げるなら、
表向きには建前としての左翼リベラルな装い
の共産党関係者に対して激しい憎悪や拒否反
応を示す人ほど、その種の不条理な狂気に囚
われているように見えてしまうわけで、そう
いう人にとってはそれとこれとを同じレベル
で混同しているどころか、逆にひどい制度を
強引にこしらえるような勢力の味方をする一
方で、人畜無害に見えてしまう共産党関係者
には激しい憎悪や拒否反応を示すようなあべ
こべの対応を平然とやっているわけだから、
やはりそれが演技や戦略的な態度や姿勢だと
しても、そういう面を抜きにして普通に見る
なら、気が狂っているように見えてしまうわ
けで、そういうキチガイ系の人たちの存在が、
果たしてそれも制度的にそうなるような成り
行きになっているとすれば、どう考えてもそ
んな人間を数多く生産している世の中の制度
自体がどうかしているような気がするわけだ。

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