彼の声 2024.6.27 「神のお告げ?」 | 彼の声

彼の声 2024.6.27 「神のお告げ?」

voice-163

 いくら強い言葉を使って正しいと信じてい
ることを主張してみたところで、その場がそ
ういうことを主張する成り行きになっている
ことを考慮に入れないと、その主張だけを抜
き出してそれを他の事情や経緯などが絡まっ
ている別の状況の中で再利用するのもちょっ
と場違いでおかしいような気がするとしても、
そこで何か共通の印象が感じられるから、そ
ういう格言のような使い回しを語ってしまう
のだろうが、いくら屁理屈だとも思わない理
屈を駆使して述べていることの正当性を強調
してみても、その場の成り行きが述べている
内容を置き去りにしてその先へと事態が突き
進んで行く中では、そんなことは無視しても
構わないような経緯になってしまうだろうが、
そんなふうにして世の中の状況が変わって時
代も移り変わりつつあると、そこで何が進行
中なのかと問う暇も隙もないような事態なの
かも知れず、果たして今がそうなっている最
中なのかどうかは、その渦中にいるとそうな
っていることが当たり前のように感じられて
しまうから、それに気づきにくいのかも知れ
ないが、気づいているつもりがそれも勘違い
で、いつものようにそれに関して的外れなこ
とを述べている最中かも知れないし、現状の
中で何が置き去りにされているのかといえば、
それがありふれた格言に当てはまるようなこ
とでもないとしたら、それが置き去りにされ
ていることに誰も気づいていないから置き去
りにされていて、それに対して何かの格言や
ことわざの対象となるようなことなら、いつ
の時代でも言われるようなことでもあるから、
誰も置き去りにせずに忘れ去られると困るよ
うなことかも知れず、なぜ困るのかといえば
他に何も言うことがなくなってしまうから困
ると考えても、そんな理由ではうまく説明が
つかないし、それでは自分が何を考えている
のかさっぱりわからないとも言えないが、誰
もが思いついて考えるようなことなら、大抵
は忘れてはならない重要なことだと思いたい
のだが、そう言われてみればそうだとしても、
現状では何を言われているわけでもないから、
そんなことを考えたところで自分には直接関
係のないことかも知れないが、自分には関係
のないことだからというわけでもないが、メ
ディアが伝える暇つぶしの話題でも構わない
からそれがないと困るようなことでもあるな
ら、自分にとってもそれがないと困るような
ことかも知れず、それが普段はそうは思わな
いのに、何かのきっかけから困る事態になる
のを恐れて、転ばぬ先の杖のようなことを考
えて、それが具体的にはEVの自宅給電に絡
んで増設した屋外のブレーカーを収納する電
気ボックスが鍵がかかるような仕組みとなっ
ていて、工事業者から渡された鍵が一つしか
ないから、鍵をかけたままなくしてしまうと
ブレーカーが落ちた時にボックスが開かなく
なってしまって困るから合鍵を作成しようと
して、駅前の合鍵作成店で合鍵を作成する約
束を取り付けたまではスムーズに事が運んだ
つもりだったのだが、そこからがわけのわか
らない紆余曲折が待ち構えていたのか、偶然
にそうなってしまっただけなのかよくわから
ないのだが、その合鍵を作成する店が、それ
だけでは商売として成り立たないから他にも
靴の修理や時計の修理なども手掛けていて、
合鍵を作成してもらったついでに、ダメもと
で五年ぐらい前にオーバーホールに出してお
かしくされて戻ってきてから半年ぐらいで壊
れてしまった安物の機械式腕時計の修理も頼
んでみようと思って、合鍵の材料となる鍵が
店に送られてくる日の予約の時間に合わせて、
合鍵の元鍵と壊れた機械式の腕時計も携えて
出かけて行ったら、そこからが笑ってしまう
ような信じられないことが起こって、それが
自分にとっても他人にとっても大したことは
ないのだが、その店の店主にとっても客観的
には彼のせいではないのだから、失態と言え
るようなことでもないにしても、専門の業者
から送られてきて合鍵が入っているはずの宅
配の小さな段ボール箱の中身が空っぽだった
みたいで、店に行ったら店主の人が顔面蒼白
で狼狽えていて、すいませんすいませんと平
謝りしながら、今から業者に問い合わせて再
度送ってもらって届いたら連絡するからと言
って、たかだか数百円の仕事でそんなに謝る
こともないのにと思いつつも、その場はそう
なって店を出て、こんなことは生まれて初め
てだと言った類いの店主の言葉が妙に頭から
離れないから、これは何かあると思って、そ
ういえば数週間前にロト7がキャリーオーバ
ーで当たれば10億円だとかいうネットの広
告を思い出して、まだキャリーオーバーが続
いているならここで買うべきなのかと勝手に
期待して、合鍵の代金として用意した千円札
にさらに五百円を足して千五百円分買って家
に着いたら、すかさず合鍵作成店の店主から
電話がかかってきて、さっき業者から宅配が
届いて中身に合鍵の材料となる鍵も入ってい
たから、じゃあ今から行きますと伝えて家を
出て店に向かっている途中で、ちょっと気ま
ずいことになってしまったから、壊れた機械
式腕時計の件はさらにこじれるかも知れない
し、今回はやめておこうと思いながらも、店
に着いて先客が靴の修理か何かで店主とやり
とりしているのを待って、ようやく合鍵を作
ってもらう番になったところで、その先客が
忘れて行ったサングラスに気づいて、店主に
渡したらすぐに先客が戻ってきてそのサング
ラスを返して、何とか数分で合鍵を作っても
らって、さっき千円札を使ってしまって五千
円札でお釣りがあるかどうか尋ねたら、今回
色々と行ったり来たりで迷惑をかけたから八
百八十円のところを五百円でいいですと言わ
れて、四千五百円のお釣りをもらって一件落
着だったはずだが、たぶん機械式腕時計の修
理を頼むと最低でも数万円かかるだろうから、
店主がその数万円を稼ぎ損なったのか、ある
いはこじれてさらにややこしいことになった
かどうかはわからず終いだが、まさかこれで
10億円が当たったらと思うと、万が一にも
そんなことはあり得ないだろうが、何か意味
不明な神のお告げのような感じがして、それ
が何だかわからないだけに、果たして自分に
何をさせようとしているのか想像するだけの
日々が、今後も延々と死ぬまで続いて行くよ
うな気もするわけだ。

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