彼の声 2024.6.23 「言説的なまやかし」 | 彼の声

彼の声 2024.6.23 「言説的なまやかし」

voice-163

 現状の中で多くの人々が何かのまやかしに
直面しているとしても、それがまやかしだと
気づいている人も多いだろうし、何がまやか
しなのかといえば大抵は政治家やメディア関
係者の言説的なまやかしになるはずだが、そ
れがまやかしだと言っている人たちが当の政
治家やメディア関係者なのだから、それによ
って何の機会を逸しているとも思えないどこ
ろか、そんなことを言う機会をものにしてい
ると思いたいのだが、他人の言っていること
をまやかしだと言っているわけだから、それ
が思い違いだとは思えないから期待してしま
うわけで、何に期待しているのかといえば、
それによって世の中が変わることに期待して
いるわけだが、そんなまやかしの言動が政治
からもメディアからも生じているとしても、
政治によって世の中が変わるのではなく、逆
に世の中が変わったから政治も変わったと思
いたい人もいるらしく、そんなまやかしの言
説によって世の中が変わるとも思えないが、
ここまでの成り行きの中で不快感をあらわに
している人が大勢いるとすれば、彼らの思い
通りにはなっていないということだろうから、
それが良い兆候なのかも知れず、逆に不快感
をあらわにしている人にとっては悪い兆候な
のだから、彼らもそんな悪い兆候をもたらし
ている政治もメディアも変えなければならな
いと思っているはずで、しかも何をどう変え
るかで彼らの間でも意見の対立が生じていて、
そんな対立こそがまやかしの対立だと言い放
っている人も少なからずいるだろうから、そ
れが彼らのまやかしの救いようのなさを物語
っていると言いたい人もいるかも知れないが、
それの何がまやかしなのかと言えば、そんな
彼らの言説自体がまやかしなのだろうから、
それがまやかしだと言い放っていることもま
やかしには違いないわけで、だからまやかし
によって世の中が変わるわけがないと思って
いる人も、それが思い違いだとは思えないか
ら、ではまやかし以外の何によって世の中が
変わるのかと訝しんでいるかも知れないが、
それも少なくとも何かを言い放っているわけ
だから、たとえそれがまやかしの内容だとし
ても、言い放っていることを実行しなければ
ならないだろうし、すでにそれを言い放って
いること自体が実行していることになるとす
れば、果たして言い放つだけで済むかという
と、それもたぶん言い放つ以外の行動も伴っ
てこないと活動が完結しないと見るなら、何
かしら言動と共にやらなければならないこと
が出てくるわけで、そのやらなければならな
いことをやることによって世の中が変わると
いうなら、それ相応に納得できそうだが、そ
んな有言実行を後押ししたいから、こんなこ
とを述べているとも思えないが、果たして彼
らがやらなければならないことをやるように
促すことができるかというと、そもそも彼ら
が何をやらなければならないのかということ
が、それがまやかしだと言い放つことだけが
やらなければならないことだとは思えないは
ずだが、もちろんまやかしの意見を言い放つ
ことがまやかしだとしても、それとは別の有
言実行へと結びつけるには、彼らが勝手な意
見を主張するにとどめておくだけに終始させ
てはならないわけで、彼らに別の何かを有言
実行させる機会を与えないとならないわけだ
が、その一方でそうはさせないようにするた
めのあれやこれやの画策も行われているわけ
で、それがまやかしの言説を構成していると
も言えなくもないが、とにかく言説の内容が
まやかしであっても構わないから、主張を実
行する機会を与えないと事態が前進しないし、
事態を前進させるには実際に世の中を変えよ
うとしている勢力に加担しなければならず、
現状でも多くの人々がその機会を捉えて加担
しているはずだが、そんな勢力の主張がまや
かしだと言い放っている人たちが実際に何を
やっているのかと言えば、彼らもまやかしの
言説を駆使して、彼らの主張がまやかしだと
言い放っているわけだが、もちろん自分たち
が言い放っている主張がまやかしだなんて口
が裂けても言わないだろうが、それがまやか
しかどうかの判断が他の誰にまかされている
わけでもなく、自分たちの主張を信じてほし
いだろうから、少なくとも今後それを有言実
行してまやかしでないことを証明してもらえ
ばいいわけだが、その機会が今ここに巡って
きているとしたら、それをもたらしているの
がまやかしの言説を駆使しながらおかしなこ
とをやった挙句に、多くの人々から批判や非
難を浴びている勢力であるはずなのだが、し
かもその勢力に加担しているのが、今こそこ
の機会を捉えて世の中を変えようと主張して
いる勢力の言っていることがまやかしだと言
い放っている人たちなのだから、何やらやや
こしい成り行きになっていると事態を捉える
しかないが、そして彼らの合言葉というか、
事態を影で操っている黒幕がいるらしく、そ
れももはや耳にタコができるほど言い尽くさ
れた感もありそうで、今さらそんなことを言
われても、彼らの常套句など聞き飽きたと思
われているはずだが、そういうことを事ある
度に言い放っていること自体が、彼らの致命
的な欠陥をもたらしていると見なしたいのだ
が、果たしてそれが本当に致命的な欠陥なの
かどうかが明らかになるのが、今後の成り行
き次第になるかどうかも含めて興味深いとこ
ろかも知れないが、少なくともそれをデマや
まやかしだと言い放ちたい人も大勢いること
は確かで、そんなふうに思っていることを口
に出したり文章にして書き記していることが
おかしいのかというと、そうするのが当然の
成り行きだと思いたいし、それにそうではな
い面があるとも思えないのだが、彼らが本質
的に言行不一致であることを指摘できるわけ
でもないのだが、結果的にそうなってしまう
とすれば、それが彼らにとっては思いもよら
ぬ結果であると共に、他の誰にとってもそう
だと思いたいが、結構そうなってもそれに気
づかないのかも知れないし、実際に今もそう
なりつつあるのに、そのことに関しては誰も
それを指摘していないのかも知れない。

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