彼の声 2022.7.30 「公然の秘密」 | 彼の声

彼の声 2022.7.30 「公然の秘密」

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 誰もがそれを知っているわけではないが、
限られた人にだけ明かされる秘密の類いが、
その限られた人から外れるような人にとって
は何か興味深いものとなるにしても、何かの
きっかけからそれを知ったところで、それが
何の役に立ちそうもなくどうでもいいことの
ように感じられると、興味が湧いてこないだ
ろうし、少なくとも何かしら利益を共有する
身内以外の人には知られたくないような秘密
の類いではなく、それを誰が知ってもどうと
いうことはないようなことなら伝えるメリッ
トなどなく、それよりは伝えるなら何かしら
ためになるようなことを伝えようとするだろ
うし、あるいは知りたい人の好奇心をそそる
ようなことになるはずだが、それも好奇心を
そそられるような気がするだけの場合もある
のかも知れず、一概に知的好奇心と言っても、
こういうことには知的好奇心を抱くものだと
メディアによって洗脳されている可能性もあ
るから、そうなるとどうでもいいようなハウ
ツー本的な内容でも、それを伝える側と伝え
られる側との間で事前の根回しのような意思
疎通が暗黙の了解事項としてあれば、それを
伝えられる側がこういうことを知りたかった
のだと納得するようなことが伝えられて、そ
こに何か錯覚があるような気がするものの、
それが具体的にどういうことかというと、例
えばこういう人たちにはこういう習性がある
という偏見や先入観でもあり、それがあらか
じめわかっていることの範疇で確認作業を促
すために伝えられているようにも思われて、
別にそれがごく限れられた人たちの間で共有
されている秘密であるわけでもないし、どち
らかといえば広く一般に知れ渡っていること
なのだろうが、それに関して気をつけなけれ
ばならないことが何かといえば、そこで初め
て耳にするようなことではなく、ある程度は
わかっていることの再確認のようなことだと
安心できるわけで、それを知ってどう思うか
というと、やっぱりそうだったのかと思うわ
けで、そう思われるようなことを狙って伝え
ようとする人のあざとさが鼻につくようなら、
だいぶその種のメディア的な手法のカラクリ
がわかってきたと言えるのかも知れないが、
確かに世界には様々な謎や秘密があるとして
も、中でもこの世界があること自体が最も興
味深い謎だなんて知ったかぶって言い放つ人
などいるわけもないが、〇〇業界の闇とか銘
打って、特定の業界の裏話程度のことである
なら、そこで行われている理不尽な風習や慣
習を告発するような手法をとれば、何やらや
っぱりそうだったのかと頷けるようなことが
次から次へと出てくるわけで、それが他人事
に過ぎなければ興味本位の野次馬のようにし
て、批判や非難に便乗して言いたい放題言え
るにしても、果たして当事者がどれほどいる
かといっても、いくらもいるわけもなく、そ
ういう話に気晴らしや暇つぶし目当てに興味
を持つのは、大抵は業界とは無関係な一般大
衆になるだろうから、当事者とは深刻さや大
変さの程度に天と地ほどの落差があり、それ
が告発している人の本気度ともかけ離れてい
ると、その気になって一般大衆にも危機意識
の類いが浸透しているはずだとか思ってしま
うと、何か当てが外れて梯子を外されるよう
なことになってしまうのかも知れないが、告
発者に何やらカリスマ性の類いが生じてくれ
ばそれなりに長続きするかも知れないし、他
のメディアも同調してくれば社会問題化して
いるようにも装えるだろうが、大元の理不尽
な行為が悪習と見なされるにしても慣例化し
ているようなら、ある程度はそういうことが
行われるについては必然性があり、そういう
ことをやるに至る経緯や事情などの面で切実
さもあれば、やめるにしてもやめられない事
情があるから続いていることにもなり、それ
がその業界の闇となるわけで、さらにそれに
関連して違法行為まで絡んでくれば、場合に
よっては警察沙汰や裁判沙汰にまで発展する
だろうが、そういうことまで含めてもなおあ
りふれていることなのかも知れず、どんな業
界にも程度の差こそあるものの違法行為や人
道的に許されない行為などがついて回り、合
法的なことをやっているだけでは業界の中で
生き残れないなら、通常ならやってはいけな
い行為に手を出すことになり、誰かが手を出
してうまくやっているようなら、その噂を聞
きつけて他の誰かも手を出すようになり、次
第にそういうことが頻繁に繰り返されるよう
なら、いつの間にか業界ぐるみでそういうこ
とをやるのが慣例化してしまうわけで、そう
やって放っておけば自然とエスカレートして
しまう行為について、どうやって歯止めをか
けるかといっても、法律で禁止するのが通常
で採られる手っ取り早い措置だとしても、元
から違法であることを知りながらもやってし
まうことであれば、すでに法律で禁止されて
いることをやっている自覚があるだろうから、
それをやるにはそれ相応の覚悟が要るだろう
が、法律で禁止されていることなら前科があ
って、誰もがそれに関して警察沙汰や裁判沙
汰などの前例として知っていることが多く、
そういうことがこれまでも倦むことなく繰り
返されてきた経緯も知っているかも知れず、
そうなるのが事ある度に断続的に繰り返され
てきた恒例行事のような感覚を持っているな
ら、それが起こる度にやっぱりそうだったの
かと思うしかなく、そう思うことが何か決定
的な善悪の判断にも結びつかないし、またや
っている程度の感覚で、違法行為をやってし
まった人や団体に対して親近感さえ湧いてく
るかも知れないが、それがその業界で主導権
を握っている人や団体などであれば、なおの
ことそう思ってしまう一方で、業界内で劣勢
に立たされている人や団体の方が、それに対
する批判や非難の急先鋒であったりすると、
どうしても大衆心理としては、大して悪びれ
ていないような態度の主導権を握っている人
や団体の味方となって、結果的に業界内で主
導権を握ってやりたい放題やっている人や団
体の方がさらに栄えて格差が広がってしまう
のだろうが、そうならないようにするには何
が必要なのかといっても、それを取り締まる
側がそんな大衆心理に逆らうように動くしか
ないだろうが、取り締まる側までが取り込ま
れてしまうのが、よくある行政的な傾向だろ
うから、要するにそれを取り締まる側の人間
も大衆心理に汚染されていて、そんな大衆心
理がどこから生じてくるのかといえば、メデ
ィアから生じてくるわけで、メディアが大衆
心理を作り出していながら、大衆心理がメデ
ィアを栄えさせるから持ちつ持たれつの関係
となっていて、しかもメディアの中のジャー
ナリズム的な部分が業界の闇を暴き立てるよ
うなことを売りにしているわけだから、まさ
にマッチポンプ的な傾向もあるにしても、そ
ういうメディアの自作自演の自縄自縛的な傾
向が何をもたらしているのかといっても、倫
理観や正義感の欠如ぐらいしか思いつかない
が、今まさに政治業界の統一教会汚染を暴い
ている最中で、誰もそれを邪魔するつもりは
ないだろうが、邪魔するつもりもないのに結
果的に邪魔している人たちが何を言いたいの
かといえば、それらの人たちの代弁者を気取
って肩を持つようなことを言いたいわけでも
ないのだろうが、何を言いたいわけでもない
のに被害者意識を持っているとすれば、彼ら
が何の被害者なのかというと、客観的に見れ
ば被害者ではなく加害者なのだとしても、そ
んな加害者が言い訳として持っているのが被
害者意識であり、これまでの経緯の中でうま
く立ち回ってある程度は成功してきたのに、
何でそのことを批判されたり非難されなけれ
ばならないのか納得がいかないのは当然だが、
それでも大衆心理を味方につけている限りは
大丈夫であり、これまでの経緯の中ではうま
く立ち回っているわけだから、その延長上で
考えるならこれからもそれなりにうまく立ち
回れるはずだが、うまく立ち回っていること
が現状をもたらしているわけだから、時とし
てうまく立ち回っていることについて他から
批判されたり非難されたりするのも、うまく
立ち回っていることから生じてくる経緯に含
まれるだろうし、またここからどんな経緯や
事情が生じてこようと、結果的にうまく立ち
回っている状態が崩れなければいいわけで、
その状態が崩れないようにするにはどうすれ
ばいいかと問われているわけではなく、業界
の内部では確かにそれらの勢力が主導権を握
っているとしても、業界の外部にまではその
主導権が及んでいないだろうから、その状態
が崩れるとすれば外部要因として業界の外部
から何らかの作用や影響を及ぼされて崩れる
可能性があるのだろうが、それが現状ではコ
ロナからくる要因であったり、世界経済から
くる要因であったり、戦争からくる要因であ
ったり、周辺国との力関係からくる要因であ
ったりするのかも知れないが、その一方で内
部でも内ゲバ的な主導権争いが絶えないし、
今もまさに偶然の巡り合わせのような突発的
な事件をきっかけにして、毎度お馴染みの主
導権争いが再燃しているようにも感じられる
が、それが毎度お馴染みの程度にとどまり、
コップの中の嵐程度で済んでいるうちは現状
の談合体制が崩れることはないだろうが、そ
れも結果的にそうならなければ何らかの変化
が起こったように見えるのではないか。

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