今日の講義は、雑誌「上方芸能」発行人の肩書きで、木津川 計氏が、
「父帰る」から「おくりびと」の時代へ ~出奔の自由と家族の再生~
という演題で話された。
氏は大学教授をされており、おまけに「木津川計の一人語り劇場」を主宰されているとかで、話は堂にいったもの。
菊池寛の「父帰る」を一人語りで紹介しながら、大正時代、男性は自由に出奔し自由に帰れたという。
一方、「おくりびと」は世界的な数々の賞をとった映画だが、ここに描かれているのは、現在の男性は二度と帰れないということ。
これからの家族はどうなるのか。
ヒントは都会の家族を見ていること・・・明日のことが分かる。