今日の講義は、雑誌「上方芸能」発行人の肩書きで、木津川 計氏が、

「父帰る」から「おくりびと」の時代へ ~出奔の自由と家族の再生~

という演題で話された。


氏は大学教授をされており、おまけに「木津川計の一人語り劇場」を主宰されているとかで、話は堂にいったもの。


菊池寛の「父帰る」を一人語りで紹介しながら、大正時代、男性は自由に出奔し自由に帰れたという。


一方、「おくりびと」は世界的な数々の賞をとった映画だが、ここに描かれているのは、現在の男性は二度と帰れないということ。



これからの家族はどうなるのか。

ヒントは都会の家族を見ていること・・・明日のことが分かる。




来島大橋の架かっている大島といえば、旧暦3月19、20,21日に行なわれる「島四国」と並んで「大島石」がある。


古くは大阪城や今治城の築城に使われ、1894年には呉軍港工事用に大量に出荷された。堅い・風化に強い・変色しにくい・水を含みにくいなどの特性から、国会議事堂・赤坂離宮・大阪心斎橋・愛媛県庁舎などにも用いられた。


今は、大島石といえば「青御影」と呼ばれ、高級御影石として「墓石」で知られ、粒の粗密に応じて細目、中目、粗目(あらめ)などの格付けがある。


1970年代70いた業者は28に減り、大半は従業員5人未満でやりくりしている。韓国産、中国産におされたため、80年代末の3分の1だ。中には中国から逆輸入される現象も起きている。


30~40代の後継者が多いのが救いだ。彼らに期待したい。




来週の今日、すなわち6月5日(日)、中央公民館にて第5回「今治能」と第15回関西観世花の会が同時公演されます。


そもそも今治能は、第9回関西観世花の会の今治公演が契機となり誕生しました。

今回第5回を記念して、同時公演となりました。


同会は現在、観世流・女流能楽師で主に関西で活躍中の14名が所属しています。能楽は男子の世界とされ、女流能楽師が生まれてもプロとして活躍する人は一握り。発足以来、同会は研究会を重ねて後、神戸・大阪・京都・名古屋・福岡と各地で公演を続けています。


今治能の演目は、分かりやすく見どころの多い伝統の名曲、「船弁慶」です。


是非、ご来場を!!!




デイサービスでふと横を見ると、先日、100歳のお誕生日を迎えたばかりの男性入所者がいた。よく見ると同じ町内出身の人だ。


計算問題をしていたが、答を出すのがすばらしく早い。ご夫婦で学校の先生をされていたとか、退職後は他人のお世話も随分されたと聞く。奥さんは95歳になられ、お元気で一人住まいを楽しんでおり、ときどきは旦那さんを見舞いに来られると言う。


TVで100歳の人を取り上げているが、実際に接する100歳はまた違う。


おめでとう!




農作物のうち、愛媛県産の裸麦は、2010年の生産量が4310トン。これは全国シェア約36%を占め、24年連続全国一だ。

ちなみに、イヨカンは1位、ミカンは2位。クリは3位、ビワは5位、カキは全国8位だそうです。


明治時代、関東地方にはドイツ製の発電機(50ヘルツ)を、関西地方にはアメリカ勢の発電機(60ヘルツ)を導入したことにより、列島の中でサイクルが違うことになった。学生の頃、モーターなど回転する物以外は関係ないと覚えていた。


酸性雨は、工場の煙や排ガスの硫黄酸化物などが溶け込み、PH5.6以下になった雨をいう。コンクリートの建物や銅像などを溶かし、池や湖の生物が減り、森林が枯れるなどの被害がでている。市立図書館の庭に置かれた美人ヌードの像も、被害者だ。


日露戦争で活躍した戦艦「三笠」は日本政府が発注し、イギリス西海岸で建造された。1900年(明治33)に進水、日本に来たのは2年後。日露戦争後に佐世保で、多くの人命とともに爆発沈没した。