~あの頃~にがい。
女子の憧れ、鼓笛隊でのフラワー(ボンボンもって踊るアレ)。
五年生の秋。運動会での本番披露

輝かしいフラワーの座を勝ち取ったのは、まだダイエット始めたばかりの頃。
しかし、本番を迎える頃にはすでに拒食症まっさかり。わたしはガリガリに痩せ細ってました。
身長は、忘れたけどクラスで一番ちび。
体重は、これもはっきり覚えてない。ただ小枝のような手足と
頬っぺたはエグれているほどでしたし。
担任のT先生はフラワーやめとく?と言います。
でもわたしはやる!と。拒食症って自分のボディイメージも狂ってますから。
自分の痩せすぎた姿を異常だと認識できないんですね。
そして活動性は高まってます。動けば痩せるという感覚に取りつかれてますからね。
自分の勉強机に座ることすらできなくなってました。
立って宿題です。夜更かししまくりです。寝るなんて罪!
頑張り屋ですねぇ。あの頃のわたしは。いま見習いたいさ…。
そんなわけで運動会当日、フラワー演じ切りました

完全に自己マンです。父兄のみなさんと参観していた母を思うと胸が痛すぎです。
それまで運動神経はいいほうだったのに
痩せて体力おちまくりですから
徒競走はもちろんぶっちぎりでビリ



障害物競走では、ただのでんぐり返りすら起き上がれない始末…。
もちろん生徒も父兄も視線集中。なんだか残酷です。
今思うと強制的に運動会参加禁止にしてくれても良かったんじゃないかい?小学校の先生たち。
まぁわたしがそれを受け入れたかどうかは分かりませんがね
頑固でしたから。そんなわけで。
一番華々しいはずの運動会の思い出は、一番痛々しいものになってしまったのでした。