職場の上司にありえない言動をされ、事実が理解できないまま自宅へ帰った。
家に到着してからも、顔の固まりは解けなかった。
その日は大好きなドラマの最終回を録画してあった。
とても楽しみにしていた。
だが、そんな煌めきも失せながら、でも気分を代えるために再生した。
ストーリーはほとんど頭に入らなかった。
現実に起きたことを必死で頭に整理しようとしていた。
温かい恋愛ストーリーを、私は冷えた心でみていた。
全然温かい心になれなかった。
私は理解できない状況を、いや、理解したくない状況を受け止められないまま、ほとんど眠れなかった。
よくわからないが出勤時間がきたので出勤した。
まだ現状を受け入れられなかったが…。