2011年を振り返る | ソフィアの森の「人生は、エンタテインメントだ!」

ソフィアの森の「人生は、エンタテインメントだ!」

音楽が好きで、映画が好きで始めたブログですが、広告会社退職後「ビジネスの教訓は、すべて音楽業界に学んだ」を掲載しました。

まず1月に還暦を迎えたこと。


60歳の誕生日を現役として迎えることがこんなに難しい時代なのかと、周囲を見て思いました。


仲間の多くが早期退職したり、雇用延長でも大幅に給料を下げられ、年金をもらい始めたのにはオドロキでした。


年金なんてず~っと先のことだと思っていましたから。


家族や会社の仲間に還暦を祝ってもらい、VANの赤いブルゾンと赤のマッサージ器をプレゼントしてもらいましたニコニコ


ソフィアの森の映画と音楽&広告、マーケティング


並行して役員に就任したので、社員の身分を卒業し、退職金をもらって家のローンを一括返済しました。


ローンの返済で抵当権が消えるという経験は初めてですが、何か身軽になったようで気分がウキウキし、チョット無駄遣いをしてしまいましたガーン


自分への褒美はゼクシオのドライバーグッド!


小さな褒美です。


今年はメディア本部に異動して2年目なので、真面目にゴルフに取り組もうという決意で購入したのですが、その通り例年になく真摯にゴルフに取り組んだお陰で交際範囲が広がり、大手新聞社や出版社幹部とのコミュニケーションが格段に進みましたチョキ


3月10日、「テレビの今後とソーシャルメディア」のタイトルで福島のテレビ局で講演した翌日、いわきから乗った特急が上野に着いたところで震災に遭遇ガーン


上野駅で乗り換えた京浜東北線がひっくり返るのではないかというほど揺れましたが、1台乗り遅れたらいわきで被災していたかと思うと、この震災に何か運命的なものを感じました。


翌日からは、広告の延期やキャンセルの続出で、、会社近くの旅館に3日間泊まりこみで事態の収拾に努めました。


これは非情に辛く厳しい経験でしたが、この震災を通じて部下や媒体社の人たちと不思議な絆が生まれたのも事実です。


4月には、人事も含めメディア本部を大幅に組織変更しました。


変更どころではない、まさに私の意志による改革でしたから多くの痛みも伴いました。


局をひとつ廃止しただけでなく、私と部長との間にあった局次長という垣根も廃止したので、若い部長さんたちと一緒に、スピード感を持った仕事をするようになり、とにかく年末までジェットコースターのように突き進んできたというのが今年の実感です。


スピードは仕事を進める上で最も重要な要素のひとつですから。


こんな状況の中、5年前から続けているギター&マンドリンのコンサートを継続することに大きなためらいがありましたが、こんな時こそ音楽で何かを伝えようという全員の意思により例年通り月に2回の練習がスタート。


8月には最後になるかもしれないギター&マンドリンの夏合宿。


例年になく充実した合宿でした。


映画は1月15日に観た「バーレスク」から12月24日に観た「無言歌」まで全27本。


抜きん出て印象に残る作品に出会えなかったのは残念ですが、純愛吸血鬼映画「モールス」の切なさが妙に心に残っています。


オバカ映画かもしれませんが、「モテキ」からは随分元気をもらったような気がします。


昨年の12月29日には「閉館が相次ぐミニシアター」という記事をエントリーしていましたが、今年もアート系の作品は興行的に苦労したのではないでしょうか。


そして12年間続けていた日本アカデミー賞の会員を今年限りで脱退。


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流石に年間27本の映画鑑賞では会員としての義務(投票)が果たせません。


淋しい気もしますが、潮時でしょう。


秋には、スティーブ・ジョブズが死んだこと、iPhone4sに代えたこと、そしてiCloudを経験したことなどが印象的な出来事です。


10月23日に先のギター&マンドリン・アンサンブルによる第5回定期演奏会が無事開催され、多くの友人や仲間が聴きに来てくれました。


この通称「還暦コンサート」も今年が最後です。


この5年間、会社が合併し、いくつかの大波、小波を何とか乗り切ることができたのも「音楽」のお陰だと、「還暦コンサート」には感謝しています。



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こうして書くと「音楽」と「映画」と「仕事」と「ゴルフ」だけですね、私の1年は叫び


これだけ厳しい1年だったのに、努力して何かを克服したという話が一つも出てきませんしょぼん


大した経験や進歩することもなく1年が経ってしまったような気がします。


が・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


自分勝手な言い方ですが、大きな病気をすることもなく、仕事も家庭も概ね平穏で、震災直後は厳しかったけれど、楽しい1年だったように思います。


若い部長達の教育にも随分力を入れ、みんなそれに応えてくれたので来年が楽しみです。


だから、来年は自分の意思が強く反映した広告企画をトップダウンで創る事に邁進しますグー


二期会でソプラノ歌手をしている娘もプロらしくなり、一段進歩したのを実感しました。


家人は俳句、短歌で一応世間に評価されるまでになりました。


この二人は日々の努力の結果で、努力しなかった私とは随分違います。


家族ながらリスペクトしています。


さらに、来年がどういう年になるのか分りませんが、還暦を過ぎ、何かひとつでも社会の役に立つことができたらよいのにと、漠然ですが思っています。


今年は震災で心が晴れなかったこともあり、このブログをやめようかと思った時期もありましたが、継続は力なりの言葉を噛み締めこれからも書き続けていこうと思います。


人間が生きるということは人に出会うことだと先輩に言われたことがあります。


だから、音楽も酒もゴルフも仕事も映画も、み~んな人との出会いのためにあると思っています。


このブログも大切な出会いの場だと思っています。


1年間、ありがとうございました!


良いお年を!!