日曜の朝から「マーラーの交響曲第2番」を聴く | ソフィアの森の「人生は、エンタテインメントだ!」

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音楽が好きで、映画が好きで始めたブログですが、広告会社退職後「ビジネスの教訓は、すべて音楽業界に学んだ」を掲載しました。

第5楽章はまさにスペクタクル!


日曜の朝、NHKハイビジョンで6時から放映された「クラシック倶楽部」を家人が録画してくれていたので、朝食をとりながら見ました。


11月19日、NHKホールで行われたNHK交響楽団の定期演奏会で演奏されたグスタフ・マーラーの「交響曲第2番ハ短調」、通称「復活」と言われる作品です。


何で日曜の朝からマーラー!?


普段なら関口宏の番組を見ているのに・・・・・・・・・・・・


実は、


二期会に所属している娘が合唱団の一員として出演していたからですニコニコ


それはさておいて、


この第2番は、一言でいうと「スペクタクル!」でしょうか。


特に合唱が加わる第5楽章。


管楽器がすごい迫力です。


それに絡む低音部と打楽器のダイナミックな響き。


合唱が入るところでは、体に震えがきました音譜


マーラー自身はこの曲に「復活」というタイトルをつけたことはないそうですが、フリードリヒ・クロブシュトックによる歌詞がまさに「復活」を意味するところからその名前がついたそうです。


「愛の万能の感情がわれわれを至福のものへと浄化させる」


これこそが魂の復活だということをマーラーは音楽で表現したかったのだと思います。


マーラーは1860年に生まれ、1911年に亡くなっていますが、この「2番」を書いたのは35歳のときです。


まさに油が載っている時期に作曲されたわけです。


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マーラー生誕100年のときにバーンスタインが「マーラー再評価」の先頭に立ったことは有名ですが、かつてバーンスタインがこの2番をウィーンフィルで演奏するときのリハーサル風景をBSで見たことがあります。


そのときのバーンスタインの厳しさに驚きました叫び


マーラーが書いたトレモロひとつに「ここにはマーラーの重い意志がある」と何度も繰り返す。


最後には奏者に対して「私の楽譜と君の楽譜は違うのか?」と強烈な嫌味。


相手は名門ウィーンフィルのメンバーですよ。


そこまで言うか、と思ったと同時にそこまで言える指揮者だったんですね、バーンスタインは。


バーンスタインのマーラに対する絶大な愛があった証拠だと思いました。


自分が信じること、自分が尊敬する人・・・・・・・・・に対する強い愛。


こういうものを前面に打ち出し、部下を強引に引っ張ってゆく先輩や上司が昔はいましたよね。


私もレコード会社在籍時は、そういう先輩や経営者に出会いました。


そういう男気のある人に共通する言葉は、


「あとは俺が責任を持つから遠慮なくやれ!」


とか


「ここから先はオマエに任せる!」


といったように権限委譲をする人が多かったように思います。


権限を委譲されると人は成長します。


ここだけは間違いないと思います。


娘がクラシックの世界に進んでくれたお陰で、クラシック音楽に接する機会が圧倒的に増え、その奥深さに感動することが多くなりました。


ディアゴスティーニから毎月送られてくるオペラDVDも既に34巻になってしまいました叫び


でもこのシリーズ、いつまで続くのかでしょうか・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


最近不安になっていますカゼ


今日のオマケ。


微妙な距離の先輩キャラと後輩のスミレです。


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