娘が猫を飼いました | ソフィアの森の「人生は、エンタテインメントだ!」

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音楽が好きで、映画が好きで始めたブログですが、広告会社退職後「ビジネスの教訓は、すべて音楽業界に学んだ」を掲載しました。

モモ太・・・・・すみれ・・・・・


娘が猫を飼いました。


「モモ太(雄猫)」と「すみれ(雌猫)です。



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最初に飼ったのがモモ太です。


茶色の雄猫で、薬殺処分直前のところを娘に救われたのです。


間一髪のところでした。


なかなかのイケメンで、人懐っこい。


人見知りをしないので、外に出すことをためらっていたのですが、今は娘が帰宅すると外に出しています。


大体1時間ぐらいで帰ってくるようですが、近所のマンションに忍び込んだり、公園の木に登って落ちたり、元気はつらつの猫です。


モモ太を飼ってしばらくした頃、娘のマンションのベランダに小さくて、痩せたノラ猫が姿を現しました。


あまりに貧相なのでエサを与え、止む無く飼うことにしたのです。


これが黒猫のすみれです。


ノラ猫ですから、獣医に連れて行き、検査をしたり、予防注射を打ったり、薬をもらったり、大変です。


避妊手術は5月13日に決まりました。


もちろん先住のモモ太の時も同じようにやりました。


猫を飼うということはお金がかかることなのです。


すみれを飼って数日後、獣医さんから娘に電話がありました。


すみれによく似た猫を連れた女性から聞いた話ということです。


娘の家のすぐ近くを環状7号線が走っています。


交通量の多い幹線道路です。


その環7を渡った先に、猫屋敷と呼ばれるほど沢山の猫を飼っていた家があったのですが、家主が引っ越した時にそこに住んでいた猫を全て置き去りにして行ってしまったのです。


家をなくし、途方に暮れた猫が十数匹。


皆、突然の出来事に呆然と佇んでいたと言います。


それでも生きていかなければなりません。


必死に食べ物を探さなくてはなりません。


数日後、近所の方の通報で保健所の職員が何匹かの猫を連れて行った後に残されたのが、娘の所にいる「すみれ」と獣医さんの下を訪れた女性が連れてきた猫のようです。


それから数日間、すみれはどうやって生き延びてきたのでしょうか。


交通量の激しい環7を必死の覚悟で渡って、娘の住むマンションの方にやって来たのです。


すみれはまだ2歳前後の幼い猫です。


どんな気持ちで、どんな覚悟で、車の多い環7を渡ったのでしょうか。


猫好きの娘に出会えて良かったと思います。


すみれは、ニャ~ンと大きな声で鳴くことがありません。


かすかな声で「ア~」と鳴くだけです。


痩せて、小さく、食も細いのですが、安住の地を得た安心感からか、ようやく毛並みにもツヤが出てきたそうです。


それでも私が娘の家を訪ねた日、幼いすみれは突然厳しい顔になり「ふぁ~っ」と私を威嚇しました。


どこかに連れて行かれると思ったのでしょう。


その日すみれが唯一見せた険しい顔でした。


「モモ太」と「すみれ」・・・・・・・・・・・


不幸な生い立ちの二匹ですが、猫好きの娘と3人、仲良く暮らし始めました。