茅ヶ崎のfatーmars-barとは? | ソフィアの森の「人生は、エンタテインメントだ!」

ソフィアの森の「人生は、エンタテインメントだ!」

音楽が好きで、映画が好きで始めたブログですが、広告会社退職後「ビジネスの教訓は、すべて音楽業界に学んだ」を掲載しました。

茅ヶ崎駅南口にオープンしました


ついこの間まで同じ会社で仕事をしていた I さんが会社を退職し、地元茅ヶ崎の駅前に「fat-mars-bar」というお店をオープンさせました。


I さんは45歳。


働き盛りです。


この年齢での退職、飲食店の経営・・・・・・・勇気のいることです。


I さんは会社でクリエイティブ部のディレクターでしたから、もちろんお店のデザインも全て自分でやったとのこと。


ステキなバーです。


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スパゲッティなど軽食もとれます。


全て I さんが作ります。


聞くところによると I さんは、頻繁に自宅でホームパーティを開催し、その料理を自分で作っていたそうです。


私は一度も呼ばれたことがありませんが(


そして、カウンターに並んだお酒の充実度が I さんのこだわりをしめしています。


カウンターでお客さんと会話を交わしている I さんの、会社で見たことのない明るい笑顔が妙に印象的でした。


まずはオープンしたてですから、地元のお客さんや同級生など、などでお店は満席です。


厳しい環境が続く企業の中でもがく人もあれば、会社に見切りをつけて自分のやりたいことをやる人もいる。


人生いろいろだなあ、と思いました。


自分自身を振り返ると、果たして I さんのような決断ができるだろうか、いや I さんのように会社を離れたところでのコミュニケーションを自分は持っているだろうか。


I さんは新婚旅行でシリアに行ったというくらい不思議な人ですから、自分自身の生き方とか考え方を若い時から持っていたのかもしれません。


企業の看板から離れたところで、本当の自分に出会うということはよく言われますが、どこにコミュニケーションの軸を置いているかでその人の新しい生き方が決まると思います。


I さんの場合は、それが茅ヶ崎という自分が生まれた地域でのコミュニケーションに軸があったということになります。


自分の場合は何だろう・・・・・・・考えてしまいます。


間違いなく言えることのひとつは音楽を通じてのコミュニケーションだと思っていますが。


ところで・・・・・・・・・


今日電車の中刷り広告で見たコピー。


「海の上を走る古いカーナビ。」


これはなんだ?


よく見るとこれは地図データのゼンリンの企業コピーです。


これに続くボディーコピーを読んでハッとしました。


そこにはこう書かれていたのです。


ゴールデンウィーク、普段行かない場所へ出かけると、想像以上に道が変わっていることに気づく。想像してほしい。湾岸に完成した新しい橋を、古い地図のままで走行すれば、ナビ画面では海の上を走っていることになる。悪いのはカーナビではなく、地図を更新しなかった「まあいいやの精神」に他ならない。地図は鮮度が命なのだ。


ゼンリンという会社が保有する全国の地図データはカーナビなどを筆頭にあらゆるところで利用されています。


地図ですから、建物がなくなったり、新しい建造物ができたり、時には新しい道ができたりするデータを常に更新しなければなりません。


ゼンリンという会社は1年間に28万人の人間をつかって、この地図のデータを細部にわたって更新しているのです。


気の遠くなるような手作業です。


だから彼らにとって「まあ、いいやの精神」などあり得ないのです。


細部にわたって、徹底的に更新するのです。


「まあ、いいや」。


割と不用意に使うフレーズではないでしょうか。


もちろん「まあ、いいや」が必用な場合もあります。


しかし、このフレーズに甘えていてはいけない時もあるということです。


妥協してはいけない時に「まあ、いいや」と言った瞬間にその人の価値を下げることがあります。


肝に銘じておきたいことを広告のコピーから学びました。


I さんの勇気ある決断に「まあ、いいや」なんてあり得ないはずです。


用意周到、考え抜いての決断だと思います。


fat-mars-bar・・・・・・・・・・・応援します!(飲みに行きます)


■茅ヶ崎市共恵1-2-5 森谷ビル2F(茅ヶ崎駅南口から徒歩2分)